http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/468.html
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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M9MX3S6K50XS01.html
8月31日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は大幅反発。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が追加債券購入の可能性を排除しないと述べたことから、インフレヘッジとしての買いが集まった。
バーナンキ議長はジャクソンホールでの会合で、「力強い景気回復および労働市場の持続的な改善を後押しするため、必要に応じて追加緩和策を講じる」と言明。議長は2010年の同イベントで、6000億ドル規模の債券購入プログラム実施を示唆した。金は8月全体では4.5%値上りし、1月以来の大幅高を記録した。
キングスビュー・ファイナンシャルのストラテジスト、マシュー・ジーマン氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、「当局は可能性を残しておくという姿勢のようだ。こうした発言は今後もっと聞かれるだろう」と指摘。「市場の反応は量的緩和第3弾が早ければ来月の会合で実施されるとの期待を示している」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限は前日比1.8%高の1オンス=1687.60ドルで終了。中心限月としては23日以来の大幅上昇となった。通常取引終了後は一時1691.80ドルと、3月27日以来の高値をつけた
◆「金市場資金流入続いている証拠」・・来週はVIX急騰の局面がありそうだ
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2012/1252.html
今週に入って、欧米市場でちょっとした異変が起こった。
金ETF市場の残高が2457トンに達し、フランス、イタリアの公的金保有量を抜き、世界第四位の金保有量になったのだ。
ちなみに最新統計は、以下のとおり。(単位:トン)
1. 米国 8133
2. ドイツ 3395
3. IMF 2814
(ここに金ETFが入り 2457)
4. イタリア 2451
5. フランス 2435
6. 中国 1054
まだイタリアとは僅差ですから、短期的に順位が入れ替わることもあるかもしれないが、長期的にはIMFを抜くことも今や視野に入る。
金市場は短期的乱高下を繰り返しつつ、価格水準を切り上げているが、年金基金などの中長期マネーが金市場にジワジワ流入していることを示すデータだ。
それから、もう一つの話題は、ややプロっぽくなるが、VIXの先物価格プレミアム(専門用語でコンタンゴ)が拡大していること。
本稿執筆時点(日本時間早朝)のVIXを見てみよう。
限月
2012年9月 19.25
2012年10月 21.70
2012年11月 23.25
2012年12月 24.15
2013年1月 25.80
2013年2月 26.95
2013年3月 27.95
2013年4月 28.50
2013年5月 28.70
先に行くほど値が上がっているのは、
★投資家が現在の地合いを「嵐の前の静けさ」と見ていることを示す。
米国の「財政の崖」、欧州債務危機、そして中国経済減速などの主要要因が今年年末から来年年初にかけ株価の大きな変動をもたらすであろうことを予測しているわけだ。
なお、VIXとは「ボラティリティー・インデックス」の略称で、投資家が相場の先行きにどの程度の不安感を持っているかを示すので、別名「恐怖指数」とも呼ばれる。
アメリカのCBOE(シカゴ・オプション取引所)が、株価指数S&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表している。
さて、目先の動きは、今週末から来週にかけて大きな山を迎える。
8月31日のバーナンキ演説(ジャクソンホール)では、サプライズなさそう。9月6日のECB理事会で、ドラギECB総裁が、EFSF(欧州金融安定化資金)が南欧国債発行市場(プライマリー・マーケット)で買い支え、ECB が流通市場(セカンダリー・マーケット)に介入することを示唆する可能性がある。
9月7日は、8月の米国雇用統計発表。ここでの数字が9月12日のFOMCにおけるQE3有無の重要な判断基準となろう。そして、同じ12日にはドイツ憲法裁判所がESM(欧州安定メカニズム)と新財政協定が合憲か違憲かの判断を下す。ドイツのOKなしでは、現在の南欧救済スキームは成り立たないので注目される。
★来週はVIX急騰の局面がありそうだ。
◆金価格上昇と最後のインフレ・・息を潜める通貨−ドル!
http://www.eagle-hit.com/
22日のFOMC議事録公表後、追加緩和措置が強化されるとの観測から、金価格が騰勢にある。緩和策の実施によりインフレが加速し、ヘッジとして金の需要が増えるというのが主因のようだが、23日の報道では、次のような記事もあった。
【PIMCO商品ファンド、金の保有比率を引き上げ】
パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)コモディティ・リアル・
リターン・ストラテジー・ファンドが、インフレヘッジ手段として金の保有比率を引き上
げている。同ファンドの運用者、ニック・ジョンソン氏によると、各国の中央銀行が経済
成長てこ入れに向け追加緩和策を導入すると見込んでいる。
ジョンソン氏は22日、カリフォルニア州ニューポートビーチからの電話インタビューで、
同ファンドの金の保有比率が全資産の11.5%と、2カ月前の10.5%から上昇したことを明
らかにした。この商品ファンドの運用資産は200億ドル(約1兆5700億円)。PIMCO
は世界最大の債券ファンドも運用している。
ジョンソン氏は「金はインフレ率の変化に対してプラスの相関関係を示すと予想している。
商品相場の上昇や異例の金融政策、ソブリン債の増加によりインフレ率が上昇するとみて
いる」と述べた。(中略)ジョンソン氏はファンドの今後の金保有比率引き上げについて
「戦略的に押し目買いを狙う」とし、1500ドル近くまで下げれば買い増す可能性があると
述べた。【ブルームバーグ 23日】
追加緩和策が必要なほど景気が悪化しているということになるが、
債券大手のPIMCOが、バブルとなっている国債に対してもリスクが高まっており、
最後の砦となる「金」の分散比率を引き上げているようだ。
記事にもあるように、FRBの追加緩和策が実行されれば、
確実に「インフレ」が到来することが示されている。
このインフレが悪性であることは言うまでもなく、通貨の価値を落としめ、
基軸通貨ドルが決定的に崩壊していく要因になろう。
当然、ドルの裏付けとする資産は減価し、米国債も暴落することになろう。
そして食糧・資源・エネルギーの高騰も重なり、いよいよ世界経済はペーパーマネーの・・・・
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