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FOMC議事録で、QE3期待が復活
2012/08/23 (木) 09:38
*****忙しい人のためのサマリー******
FOMC議事録で、QE3期待が復活
米指標の回復度合いから、可能性がかなり後退していると思われたが
議事録で前向きな議論が判明し、9月実施の期待が強まる
ユーロは一時1.25手前でもみ合いも、ドル全面安の中、対ドルで上昇。
***********************************
【東京市場】一時ドル安も小動き。
基本的に落ち着いた展開となった。
朝方発表された日本の通関ベース貿易収支(7月)が、
予想を超える赤字額となったものの、円売りの動きは限定的に。
この反応を見て、逆にドル売り円買いの動きが誘発され、ドルは全般に軟調な地合となった。
前日の海外市場から続くユーロ買いドル売りの動きを朝方再び試したことも、ドル安の地合に寄与。
もっとも、こうした動きはそれほど活発なものとは成らず、
午後に入って株が少し値を戻したこともあって、ドル円に買い戻しが出る展開に。
ユーロも1.25手前の売りを崩すほどの勢いは無く、
1.2450からがしっかりで動きが取れず、もみ合いとなった。
【ロンドン市場】もみ合い
ユーロは高値圏でもみ合い。
1.2500手前の売りがあり
下値しっかりの展開が続いているものの
動きが取りにくい。
ポンドなど他の通貨も
動きのないユーロをにらんで動意無し。
週末のギリシャと独仏の会談を前に
NY時間にユンケル・ユーログループ議長とギリシャ首相との会談が控えており
やや様子見のムードも。
【NY市場】FOMC議事録でドル売り
注目されたユンケル・サマラス会談は
目新しい話はなく、
ユンケル・ユーログループ議長は、ギリシャに対して財政削減を求める
従来姿勢を踏襲。
第二次支援の実施についてはトロイカ調査団報告待ちと伝えた。
一方動きが出たのがFOMC議事録を受けてのドル売り
期待が後退していたQE3について
前向きな議論があったことが判明
9月のFOMCでのQe3期待が一気に強まって
ドル売りとなった。
議事録では多数がQEは回復を拡大させると認識し、
持続的成長なければ早期に追加緩和を判断としていた。
前回FOMC後の米指標が強めだけに
QE3を完全に織り込んでしまうことは危険であるが
可能性が復活した意味は大きい。
【ここからの見方】
QE3期待はほぼ無くなったと見られた状況から
一気に強まった印象。
ただ、今回の議事録対象であるFOMC(7/31、8/1開催)後の
米指標は軒並み強く、これだけを見るとQE3は難しい。
来月の雇用統計にちゅうもくという印象。
ユーロは独との会合にらみも
実際に物事が動くのは9月以降か
http://www.gci-klug.jp/fxreport/2012/08/23/016836.php
情報BOX:FOMC議事録でFRBスタッフ経済予測の部分
ロイター 8月23日(木)10時5分配信
[22日 ロイター] 22日公表された7月31日─8月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で明らかになった連邦準備理事会(FRB)のスタッフ予測は以下の通り。
FRBのスタッフ予測はFOMCの討議資料になっている。
7月31日─8月1日のFOMCに向け、FRBスタッフが準備した経済予測では、短期的な実質国内総生産(GDP)伸び率見通しが若干下方修正された。スタッフが前回の予測の際に見込んでいた水準よりも消費支出が鈍化したことに加え、一部の先行指標が悪化したことが要因となった。
一方、実質GDP伸び率の中期的な見通しはほぼ変わらず。最近のデータでは経済活動の基調的なペースがやや弱まったことが示されているものの、6月のFOMC後に発表されたツイストオペの効果が見込まれるため。ツイストオペの効果は前回の予測では考慮されていない。
財政政策の引き締めが来年強まると考えられることから、スタッフは2013年の実質GDP伸び率は潜在成長率を大幅に上回ることはないと予想。したがって経済活動は、財政政策の最終的な緩和、消費者・企業信頼感の回復、信用状況の一段の改善、緩和的な金融政策の継続によって支援され、徐々に加速する見通しとした。
経済活動の拡大は、予測の期間に緩やかなペースではあるものの、労働市場と製品市場の緩みの大部分を減少させることが見込まれる。失業率は2014年末まで高止まりする見通し。
インフレに関するスタッフ予測は、6月のFOMCに向けて準備された前回予測とほぼ変わらない。原油価格は現在の水準からやや下落することが見込まれ、中西部の干ばつを背景にした食料の小売価格上昇も一時的とみられるほか、長期的なインフレ期待は引き続き安定し、リソースのかなりの緩みが続くことから、スタッフはインフレが2014年を通じて抑制されると引き続き予想している。
【関連記事】
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米FRB、14年末以前に利上げ必要も=リッチモンド連銀総裁
9月FOMCに向け追加緩和策の是非探るバーナンキ議長
最終更新:8月23日(木)10時7分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000040-reut-bus_all
FRB「かなり早期に」追加緩和も、経済改善なければ=議事録
2012年 08月 23日 06:14 JST
トップニュース
米、イラン問題めぐり英RBS・独コメルツも調査
13年の米経済、「財政の崖」対策なければ深刻な影響=CBO
7月の米中古住宅販売は増加、低金利や雇用市場小幅改善で
アングル:ユーロが100円大台に迫る、「期限付き」上昇か
[ワシントン 22日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が22日に公表した7月31―8月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、経済が大幅に改善しないかぎり、FRBは「かなり早期に」追加緩和を行う公算が大きいことが明らかとなった。
前回FOMCは、予想を上回る雇用統計など最近の経済指標の改善が見られる前に開かれたが、当局者からは足元の見通しについて明確な不満の声が相次いだ。
議事録では「今後明らかになる情報が大幅かつ持続可能な景気回復ペースの加速を示さないかぎり、追加金融緩和はかなり早期に正当化される公算が大きい、と多くのメンバーは判断した」とした。
一部当局者は、米国債およびモーゲージ担保証券(MBS)市場におけるFRBのプレゼンスに関して懸念を示したものの、他の当局者らは、新規資産買い入れに向け「大幅な能力」があるとのFRBスタッフの分析を支持した。
前回FOMC声明では、政策は現状維持となり、経済支援に向けてさらに行動する用意が示されたが、今回の議事録では、FRBとして「柔軟な」債券買い入れプログラムを積極的に検討していることが明らかとなった。これは買い入れ額をあらかじめ公表しない方策もあり得ることを示している。
FRB当局者は、すでにぜい弱な米経済に著しいリスクが存在すると指摘。具体的には欧州での金融の緊張に加え、米国では財政緊縮や増税に伴う「財政の崖」があるとした。
多くのFRB当局者は、現在2014年終盤までとしている低金利を維持する期間について、延長することを支持したものの、決定については最新の経済見通しが示される9月12─13日の次回会合に先送りすることで一致した。
一部当局者は時間軸について、エバンズ米シカゴ地区連銀総裁が提案しているような、経済要因に直接連動する指針を示す形のほうが好ましいとの考えを表明した。
当局者はまた、FRBのコンセンサス予想に関する可能性についても活発な議論を行った。
さらに当局者数名は、超過準備預金金利(IOER)を現在の0.25%から引き下げるよう提案したものの、一部参加者から、短期資金投資信託(MMF)のリターンがさらに阻害されれば、混乱が生じかねないとの意見が出た。
*内容を追加して再送します。
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ダウ30ドル安、FOMC議事録で下落分取り戻す 2012年8月23日
米FRB、経済予測のコンセンサス公表を検討=FOMC議事録 2012年7月12日
ダウ48ドル安、米FOMC議事録公表受けて続落 2012年7月12日
2012年7月12日
追加緩和の必要性指摘、ツイストオペ延長支持は1人=米FOMC議事録 2012年5月17日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE87L01Q20120822?sp=true
米FOMC議事録:識者こうみる
2012年 08月 23日 04:10 JST
7月の米中古住宅販売は増加、低金利や雇用市場小幅改善で
アングル:ユーロが100円大台に迫る、「期限付き」上昇か
政府の「討論型世論調査」、原発ゼロ支持が47%
[ワシントン 22日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が22日に公表した7月31―8月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、経済が大幅に改善しないかぎり、FRBは「かなり早期に」追加緩和を行う公算が大きいことが明らかとなった。
専門家の見方は以下の通り。
●QE3実施近い
<ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューソンズ(ワシントン)のシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏>
議事録は、FRBが短期策を講じるというハト派(的見方)が強まったことを浮き彫りにしている。結果としてドルの勢いがやや弱まっている。来月に量的緩和第3弾(QE3)が実施される確率は60%超だろう。
経済が大幅に改善しないかぎり「かなり早期に」との文言は、政策がもう間もなく講じられる可能性があるとのハト派的なシグナルのようだ。
●ハト派色強いが最近の状況改善反映せず
<クレディ・スイスのエコノミスト、ダナ・サポルタ氏>
市場関係者には議事録がハト派的な内容になる可能性があると警告していた。議事録はやや古い。経済指標の改善傾向が鮮明になって以来、株式市場を含めリスク選好が高まっており、地合いも改善している。欧州中央銀行(ECB)が危機封じ込めに向けた決意を示したことも大きい。
当社は先週、状況の変化を受け、9月会合でのQE3(量的緩和第3弾)決定の確率予想を67%から50%に引き下げた。だが引き続き8月31日の講演でバーナンキ議長からさらなる手掛かりが示されるか見極める方針だ。
市場は大規模な追加資産買い入れプログラムに対応できる能力を備えていると言及している点は興味深い。
●QE3実施支持に傾いておらず
<ワールドワイド・マーケッツの首席市場ストラテジスト、ジョセフ・トレビサーニ氏>
連邦公開市場委員会(FOMC)内のバランスは、量的緩和実施に直ちに回帰することへの支持に傾いてはいないようだ。
景気が悪化した場合、選択肢は明らかに排除されていない。ただ、景気はまだその状態に達していない。
●FRB、当面は様子見姿勢
<フォレックス・ドット・コムの首席通貨ストラテジスト、エリック・ビロリア氏>
FOMCメンバーが追加緩和を検討していることがうかがえ、ややハト派的な印象だ。ただ(前回のFOMC以降は)雇用や小売売上高など予想を上回る指標が出ている。貿易収支も改善した。これらは成長にプラスとなる可能性がある。従って、FRBは当面、様子見姿勢をとるとみている。
●驚くべき議論が展開、QE3実施に向けた大きな支え
<ソラリス・アセットマネジメントの最高投資責任者(CIO)のティモシー・グリスキー氏>
米連邦公開市場委員会(FOMC)で、驚きに値する議論が展開されたことが明らかになった。予想通りでなかったことも驚きにつながった可能性がある。
とりわけ、かなり多くの米連邦準備理事会(FRB)当局者が、資産買い入れに効果がある、もしくは景気回復を促進すると考えていることがわかったほか、金利見通し長期化への支持が多かったことも驚きだ。
議事録の内容は量的緩和第3弾(QE3)実施に向けた大きな支えとなる。
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7月の米非農業部門雇用者数は16.3万人増:識者はこうみる 2012年8月4日
米FOMC、追加緩和措置打ち出さず:識者はこうみる 2012年8月2日
ドルが上昇、米FOMCが追加刺激策見送り=NY市場 2012年8月2日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE87L01X20120822?sp=true
FOMC多数派、十分な回復なければ追加緩和の公算−議事録
8月22日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、7月31日−8月1日開催)の議事録によると、多くのメンバーは、景気が十分かつ持続的な回復の兆候を示さない限り追加緩和が近く必要になる可能性が高いと判断した。「メンバー」はFOMCで投票権を有する政策当局者を示す。
議事録では、「多くのメンバーは、新たな情報が十分かつ持続的な景気回復ペースの加速を示さない限り、かなり早い時期に追加緩和が正当化される公算が大きいと判断した」と記された。
また多くの参加者は、新たな大規模資産購入プログラムを実施すれば「景気回復をさらに支援し得る」との認識を示した。「参加者」は投票メンバーに加えて、投票権を持たない政策当局者を含む総称。
このほか議事録では、住宅ローン担保証券(MBS)と比較した米国債購入の利点をめぐる議論も反映された。「数人」のメンバーが債券市場への影響を懸念した一方、FRB調査スタッフの分析では「市場機能を混乱させずに追加購入できる相当な余地があること」が示された。
政策金利の時間軸
FOMCは声明で、経済状況は「少なくとも2014年遅くまではフェデラルファンド(FF)金利の異例な低水準を正当化する可能性が高い」としたが、議事録によればメンバーらは、ゼロ付近の金利水準の維持をどの程度延長するかについても議論した。
議事録では、「そうした期間の延長は、景気回復が進んでも非常に緩和的な金融政策スタンスは維持される可能性が高いことを声明に加えれば、特に効果的かもしれないと指摘された」と記されている。
参加者は、低金利の時間軸に関する指針が十分明確なものか疑問を呈した。「数人」は時間軸の記述をFF金利引き上げをもたらすような経済情勢の変化に置き換えることを提案。また指針に関する文言の完全削除を提案する参加者もいた。
その上で参加者らは、経済予測を改定する9月の会合まで「この件についての決定を先送りすることで合意した」。
原題:Many on FOMC Favored Easing Soon If No Sustained GrowthGain (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Washington Jeff Kearns jkearns3@bloomberg.net;Washington Joshua Zumbrun jzumbrun@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2012/08/23 05:39 JST
13年の米経済、「財政の崖」対策なければ深刻な影響=CBO
2012年 08月 23日 02:26 JST
7月の米中古住宅販売は増加、低金利や雇用市場小幅改善で
アングル:ユーロが100円大台に迫る、「期限付き」上昇か
政府の「討論型世論調査」、原発ゼロ支持が47%
中国の野心的な特許件数目標、イノベーションの質低下の危険も=調査
[ワシントン 22日 ロイター] 米議会予算局(CBO)は22日、最新の経済・財政見通しを発表した。減税失効や歳出の自動削減開始が重なる来年1月の「財政の崖」について、議会が対策を講じなければ、経済への影響は当初想定された以上に深刻なものになるとの認識を示した。
CBOは「財政の崖」が回避されなければ2013年の国内総生産(GDP)はマイナス0.5%になると予想。CBOのこれまでの予想はプラス0.5%だった。
2013年上半期は特に厳しくなると警告。増税と歳出削減により上半期のGDPはマイナス2.9%になるとし、5月の予想のマイナス1.9%から引き下げた。
下半期はやや上向くものの依然弱い見通しで、1.9%のプラス成長を予想。従来予想はプラス2.3%だった。
CBOは見通しを引き下げた主な理由として、今年2月に給与税減税と失業保険給付が年末まで延長されたことで、これら措置の失効の影響が一段と大きな落差になって表れると指摘した。世界経済全体と米経済の見通しが前回報告時より悪化したことも理由とした。
今会計年度(11年10月─12年9月)の赤字予想は1兆1280億ドルで、前回の1兆1710億ドルから下方修正した。メディケア(高齢者向け医療保険)、メディケイド(低所得者向け公的医療保険)向け支出が予想を下回った。
減税失効と歳出削減実施を前提に、来年度は財政赤字が大幅に減少し6410億ドルになると予想。従来予想の6120億ドルをやや上回っているが、これは歳入が減少する一方、歳出は増えることが見込まれるためとした。
*内容を追加して再送します。
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE87L00U20120822
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