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http://japanese.joins.com/article/806/157806.html?servcode=100§code=140
日本がお金で恩着せがましくしたのは昨日今日のことではない。何日か前に日本の官房長官が「さまざまな検討をすることができる」として問題にした韓日通貨スワップ協定も根が深い。通貨スワップは一種のマイナス通帳で、厳しい時に互いに金を貸す装置だ。始まりは1997年9月にさかのぼる。日本は当時アジア通貨の盟主の野心に満ちていた。香港で開かれた国際通貨基金(IMF)総会で内心を表わした。「日本が率先してアジアの通貨危機国を救済する」としてアジア通貨基金(AMF)創設を奇襲提案した。タイバーツ、マレーシアリンギットが暴落し韓国ウォンまで危険な時だった。当時日本は6000億ドルに達する米国債を持つ世界最大の外貨準備高を持つ国だった。ドルに対抗する強い日本円を夢見た。日本の大蔵省の役人らは公然と「日本が米国債を大量に売ればドルが揺らぐだろう」「中国と手を組んで米国をこらしめるだろう」と話した。ルービン米財務長官は「決してそんなことはない」として力で中国をそそのかし日本を孤立させ無力化した。AMF創設は先延ばしされ、日本はアジア通貨盟主の夢をあきらめなければならなかった。
韓国はそのようなAMFを一番最初に支持宣言した。その年の11月、韓国は差し迫った状況だった。ドルが天井知らずに急騰し外国人投資家はソウルから脱出した。財政経済院の役人らはあちこちにドルを借りに行った。オム・ナギョン次官がそのころ極秘に日本に行ったのもそのためだ。同じ時刻に財政経済院は「AMFを支持する」という声明を出した。金を借りるのに役立つかと思ってのことだった。
だが意味はなかった。日本は冷酷だった。「危機の時は互いに助けよう」と言いながら知らぬふりをした。榊原英資大蔵省財務官は冷酷だった。「政府レベルの支援はない」と切った。米国が容認しないという理由を挙げた。オム次官は手ぶらで戻らなければならなかった。10日余り後にはイム・チャンリョル経済副総理が直接飛んで行った。結果は同じことだった。三塚博大蔵大臣は「韓国を助けるなというのが米国の意向」として手で遮ったという。わずか3カ月前に自分の口から「韓国が厳しい時は積極的に助ける」と話した確約は履き古された草履のように捨てられた。韓国は最後の期待をそのようにたたみ、数日後にIMF行きを選ばなければならなかった。当時の財政経済院高官は「その年に日本がしたのは150億ドルの資金を韓国から真っ先に回収したことだけ。金を貸さなかっただけでなく、さらに雨が降っている時に傘を奪っていったようなもの」と振り返った。
【コラム】韓日通貨スワップ残酷史(2)
http://japanese.joins.com/article/807/157807.html?servcode=100§code=140
つらい記憶を後にして韓日両国が通貨スワップ協定を結ぶことにしたのは2000年5月。韓日中と東南アジアが結んだ通貨交換協定、チェンマイイニシアチブを通じてだ。翌年7月に韓国は日本と20億ドルの契約をする。韓国としては外国と結んだ初めての通貨スワップ契約で、以後韓米、韓中につながる“外国為替の盾”の開始だった。日本としてはすべて消えて行ったアジア通貨盟主の火種を生かしたわけだ。2010年に韓日通貨スワップの規模は700億ドルに拡大した。
このような曲折をよく知りながら日本がまた通貨スワップをうんぬんしている。しかしすでに外国為替問題は韓国の弱点ではない。2010年以後、外国人債券投資課税還元、先物為替ポジション規制、外国為替健全性負担金導入の“外国為替の盾3種セット”を用意した。外貨準備高は世界7位、3000億ドルを超える。相当の波に耐える強固な堤防を積んだわけだ。日本の“雨が降る時に傘を奪う”というのもこれ以上成功は難しい。それでも一度ゆがんだからとすぐに他人の弱点、それも自分たちが塩を振りかけた傷を再び広げる国が日本だ。もちろん「大国らしくない」と無視してしまえばそれまでだ。しかし気がかりだ。政治の季節、いつどんなことが起きるかもしれない。政権末には国内政治が国益や国際関係よりさらに重要になるのが常だ。韓国だけでなく日本もそうだ。任期末大統領の独島(ドクト、日本名・竹島)訪問、天皇謝罪発言もそのような脈絡で見ることができる。このような時であるほど弱点のない経済、強い経済が必須だ。それでこそ後始末が可能だ。もう一度日本に金を借りに行き門前払いを受けて帰ってくることはできないじゃないか。
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