http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/357.html
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE87G01520120817
[ワシントン 17日 ロイター] 米ホワイトハウスのアーネスト副報道官は17日、戦略石油備蓄の放出を検討していることを確認した。政府は世界的な原油市場の動向を注視しているとしている。
同副報道官は記者会見で、「これまでも述べてきたとおり、戦略石油備蓄の放出は、検討に挙がっている選択肢の1つだ」と述べた。
その上で「米政府は原油市場の動向を注視している」とし、5月の主要8カ国(G8)首脳会議での合意に基づき、主要国と「引き続き連携して」取り組む考えを示した。
ロイターは前日、関係筋の話として、米政府がガソリン価格の上昇を抑制すると同時に、エネルギー価格の上昇がイラン制裁の障害となる事態を避けるため、戦略石油備蓄の放出の可能性について★「過去の計画を再検討」していると報じていた。
■石油市場の供給は十分、戦略備蓄放出する理由ない=IEA
http://sora660.blog2.fc2.com/
[ヒューストン 17日 ロイター] 国際エネルギー機関(IEA)は17日、現在石油市場の供給は十分で、政府が戦略石油備蓄を放出する理由はないとの立場を示した。
IEAのマリア・ファンデルフーフェン事務局長は「放出する理由はない」と発言。IEAは放出の可能性をめぐって米政府と連絡をとっていないと述べた。
関係筋は16日、過去に計画していた戦略石油備蓄について、米政府が再検討していると明らかにしていた。
★(参考記事/3月)
原油高で米欧が戦略備蓄放出を検討、数週間以内に実施か
(年初から燻る米のイラン開戦オプション)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE82S00J20120329?pageNumber=3&virtualBrandChannel=0
[パリ/ニューヨーク 28日 ロイター] イランの核開発問題を背景とする原油価格上昇に生産国と消費国の双方が危機感を持ち始めている。28日は主要産油国のサウジアラビアが原油価格は「不当に」高いと指摘、フランスが米英と戦略備蓄の放出について協議していることが明らかになった。
ロイターは2週間前、米英が戦略石油備蓄の放出で合意する見込みと伝えた。
ベッソン仏産業エネルギー担当相は28日、米欧が戦略備蓄の放出について協議していることを明らかにした。仏ルモンド紙は同日、戦略備蓄の放出は「数週間以内に」行われる可能性があると報じた。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)への寄稿で、原油価格は「不当に」高いとの認識を示した。
同相は、供給不足の状態にはない、としながらも、供給不足が生じれば、サウジが対応する用意がある、との姿勢をあらためて示した。
原油価格は今年に入り約15%上昇している。その経済的・政治的影響に対する懸念を、生産する側も消費する側も強めていることがうかがわれる。ただ、双方のスタンスには違いがある。戦略備蓄の放出は、市場が供給不足に陥っているとの判断を踏まえて実施されるが、サウジ石油相は、供給不足にない、との認識を示している。
ヌアイミ石油相は、寄稿で「サウジはより低水準の原油価格を望んでいる」と表明。「供給は問題ではない。このところ問題にはなっていない」とし「原油価格が現在のような高水準にとどまっている妥当な理由はない」と述べた。サウジが増産を計画している、とまでは踏み込んでいない。
★原油価格を押し上げているのは、イランの核開発問題だ。イラン側が国際社会の懸念に応えていないとして米欧が対イラン制裁を決定。それにより、供給不足観測が台頭した。
ロイターの調査では、イラン以外の要因もあり、すでに1日あたりの産出量が100万バレル以上減少していることが明らかになっている。
原油価格の上昇は、各国の政治家にとって問題となっている。11月に大統領選を控えたオバマ米大統領は、ガソリン価格の高騰で世論から批判を受けている。
米政府は、戦略備蓄の放出について検討しているが、まだ決定は下していない。
ホワイトハウスの報道官は、「これまで繰り返し述べているように、引き続き選択肢ではあるが、一切決定はされておらず、具体的な措置は提案されていない」と記者団に述べた。
米国と同様、大統領選を控えたフランスでも、燃料価格が記録的な水準に上昇し、候補者は熱い論戦を繰り広げている。ペクレス予算・公共収支・国家改革相は記者団に対し、戦略的石油備蓄の放出の承認に向け、フランスが米英両国と共に国際エネルギー機関(IEA)との協議に加わったことを明らかにした。
戦略備蓄の放出は通常、28カ国が加盟するIEAの調整で行われるが、ファン・デル・フーフェンIEA事務局長は、国際原油市場で大幅な供給不足はみられないため、IEAが調整する戦略的備蓄放出の必要性はないとの立場を繰り返し表明している。
事務局長は3月に入り、IEAと協議のうえで、各国が備蓄放出を選択することは可能と述べた。IEAは28日、それ以上のコメントを差し控えた。
★IEAが戦略的備蓄の放出を決定したのは、1974年の発足以来これまでに3回しかない。直近の決定はリビアの内戦で原油供給が滞った2011年6月。
ドイツ政府の報道官は、記者団に対し、戦略的石油備蓄の放出に関して米国から正式な要請は受けていないと述べた。 また、現在の状況は、同国の法律で規定されている備蓄放出に相当する状況にはない、と指摘した。
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