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| http://blog.goo.ne.jp/msi021112/e/7df97c324b618ff5a863132c7db6c472
いまや金業界でも恒例のイベント、SEC(米証券取引委員会)登録ファンドの四半期ごとの資産開示が公表された。金ETFの最大銘柄「SPDRゴールド・シェア」の筆頭株主であることから毎回その動向が注目される。
2012年6月30日時点で前期(53.84トン)比14.08トン増加の67.92トンとなっていた。メディアではポールソンと並んで毎回報じられるジョージ・ソロスのソロス・ファンド・マネジメントは倍増といっても2.75トンほど。もともとソロスはファミリー運用に転じているので規模は小さい。
昨日、「SPDRゴールド・シェア」の増減について触れたが、7月に残高が減っている際に、ポールソンが売っているという噂が流れていた。これは、ないだろう・・・という判断だった(11月の発表までは不明だが)。というのも同氏は今年2月中旬に政府支出拡大による将来のインフレへの防衛手段として金購入の好機という発言をしていた。結果論だが、後に自身の言葉どおり実行していたことになる。
ポールソン・ファンドについては空前の規模の金融財政ポリシーミックスの結果、少なくとも2011年夏には米国景気は自律的回復軌道に乗るとの見通しから、バンカメやシティなどを大量買いして失敗した経緯がある。同じく昨年前半に中国系造林会社サイノス・フォレスト株での失敗で当時のレートで約380億円の損を出すということがあった。その後の解約資金の捻出や、ファンドの運営上から大幅に利が乗っている金ETFの一部売却に向かったと見られた。(亀井幸一郎)
★ポールソン氏とソロス氏、金ETFの持ち分増やす−4〜6月
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M8ROD26JIJVY01.html
8月14日(ブルームバーグ):資産家で著名投資家のジョージ・ソロス氏とジョン・ポールソン氏は、金を裏付けとする上場投資信託(ETF)としては最大の「SPDRゴールド・トラスト」の持ち分を4−6月(第2四半期)に増やした。金相場は同期間に、四半期ベースで2008年以降最大の下落率を示していた。
米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、ソロス・ファンド・マネジメントはSPDRゴールド・トラストの持ち分を前四半期と比較して2倍以上に増やし、6月30日時点で88万4400口とした。ポールソン社は26%増やし2180万口としている。
金相場は4−6月に4%下げ、四半期ベースでは08年7−9月(第3四半期)以降で最大の下落率を示した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁と米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が追加的な景気刺激策の導入を見送ったことで、世界の成長見通しが損なわれ、インフレヘッジ手段としての金需要が後退し、金相場は下げた。6月30日以降では0.1%下落している。
BB&Tウェルス・マネジメント(アラバマ州)で170億ドル相当の運用を手掛けるウォルター・ヘルウィグ氏は「緩和に全てがかかっている」と指摘。FRBが追加的な債券購入を発表すれば、「価格が上昇すると投資家らはみているため、特にFRBの動きを待っている。FRBの方針を見極めようと、市場関係者は金を引き続き保有することに前向きだ」と述べた。
FRBが借り入れコストを過去最低水準で維持し、2回にわたる量的緩和(QE)で債券2兆3000億ドル(約181兆円)相当を購入する中、金相場は08年12月末から11年6月までに70%高騰した。
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