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短期的には確かに円高になれば輸入品は安くなるので輸入業界には好都合になる
だが賃金上げて「輸出=輸入」を維持していたらレートは360円のままで賃金は現在の4.5倍になっていたはず、輸入には何ら支障にはならない
▼円高でドル建ての収入は4.5倍に増えた、だが円建ての収入は増えなかった(4.5倍になるはずが)
この逆、ドル建ての収入は増えないが円建ての収入が4.5倍に増えるのが遥かに得策なのです。
輸入価格は4.5倍になるが輸出価格も4.5倍になるので問題はない、
円建ての収入が増えと内需は増える
円高→賃下げ・企業減税で輸出→更に円高、のスパイラルで80円を切るまで円高になった、税収も減った
輸出競争力を賃金引き上げに活用しないで輸出超過に活用したため、円高に活用したとも言える
最低時給を年3%程度上げるべきだったのです、デフレにもならずGDPも伸びるはずです
そもそも賃金を上げなければ消費は増えず、賃金が上がらなければ景気が良くならないのです、
この現実が20年間も続いたのでそろそろ気付いても良いはず、
▼貿易の原理原則
国際競争力に見合う賃金を払わないと輸出超過になる
輸入超過はこの逆で賃金払い過ぎ
国際的に見て適正賃金とは「輸出=輸入」での賃金、
所得収支を含めて「経常収支ゼロ」での賃金が適正賃金と言える、すなわち外貨を貯めない減らない状態での賃金が適正と言えるのです
世界経済の現状は、経常収支黒字国でも賃金引き下げ、金利安、為替介入競争に拍車がかかり黒字を増やそうとしている、
これでは世界経済はお先真っ暗
そもそも比較優位の目的は、労働力の効率化により貿易相手国とも両国の賃金アップが目的のはず
国際競争力も賃上げが目的のはず
▼世界経済に提言
経常収支黒字国は国際競争力に見合う賃金を払っていないので最低時給を上げ経常収支をゼロにする
「賃金倍増論」より
(参考)
「GDP(PPP)/人」世界順位
対外純資産黒字世界ダントツの日本が25位と低迷
対外純資産赤字世界ダントツの米国が7位と可成り上
台湾は21位
出典:IMF - World Economic Outlook(2011年9月版)
http://ecodb.net/ranking/imf_ppppc.html#GR
※「GDP(PPP)/人」は物価補正しているので「購買力/人」と見て良く生活レベル順位と見て良いのです
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