http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/339.html
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転載大歓迎!
みなさま
青山貞一です。
先に連絡いたしましたトヨタ自動車のテストコース開発による
希有で秀逸な里山破壊問題についての動画が完成しましたので
公開いたします!
◆21世紀の巨大開発と秀逸な里山破壊 トヨタテストコース E-wave Tokyo
http://www.youtube.com/watch?v=mWwhFHybkjA
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転載歓迎
みなさま
青山貞一です。
2009年7月18日から20日、環境行政改革フォーラムの
青山、池田、鷹取、坂本、市野、東海林らで実施した静岡県、愛
知県への現地調査(以下参照)に関連し、現地調査箇所のひとつ、
岡崎市と豊田市にまたがる秀逸な里山にトヨタ自動車が巨大な走
行コースを建設することによる自然環境の破壊問題があります。
◆環境行政改革フォーラム環境政策 現地視察(静岡県・愛知県)
http://www.eforum.jp/fieldsurvey2009-2.htm
常識では考えられないことですが、世界企業トヨタとはいえ、
一私企業に過ぎない営利企業ですが、そのトヨタに愛知県、岡崎
市、豊田市などの行政は、まるでトヨタの支店のように、工場団
地造成計画策定、環境影響評価、土地買収、訴訟対策などを肩代
わりし、ついにこの秋口からブルドーザーによる造成に入ろうと
しています。
かたちの上では、造成事業は愛知県の工業団地事業となってい
ますが、実態はトヨタ自動車の600ヘクタール超、東京ドーム
140個分に相当する巨大な里山を壊した跡地に、自動車走行コ
ースと実験、研究棟などを開発する事業であり、愛知県と共有で
土地を持っている住民に土地の買収を愛知県がもちかけ、買収実
務を岡崎市が受け持ち、自然保護面から拒否すると訴訟をかけ強
制的に土地を買収しています。
ご承知のように愛知県が生物多様性条約国会議を名古屋市で開
催したとき(COP10)は、愛知県やトヨタは、あたかもなに
もしていないかのごとく振る舞い、生物多様性保護、自然景観保
護の重要性を吹聴していました。笑止千万です。
巨大企業トヨタの広告費(年間広告費はリーマンブラザース問
題までは日本随一)をあてにしている大マスコミや地元中日新聞
は、まったく及び腰であり、写真週刊誌や雑誌「選択」などがわ
ずかにとりあげるに過ぎません。
トヨタのテストコース開発で猛禽類はじめ膨大な種類の絶滅危
惧種が壊滅的な被害をうけることに関連し、大新聞がほんの少し
記事にする程度で、大部分は無視か愛知県、トヨタによる経済効
果などを強調する記事ばかりがおどっています。
昔から愛知県と神奈川県は、日本のGDPのそれぞれ1/10
を担い、日本は世界のGDPの1/10をになっおり、そのひと
つの中心に加工貿易の自動車工業があることは否めませんが、そ
の現実、実態は政府、愛知県、地元市町村、さらに大メディアま
で、トヨタに異常なまでの気の使いようです。
里山と言えば、同じ愛知県で当初、環境万博と言った愛知万博
が瀬戸市や長久手町の「海上の森」を破壊し万博を開催するとし
て、環境行政改革フォーラムを中心としたNPOらの大批判を受
け最終的に、里山保全に留意し青少年センター中心の開催となっ
たことは記憶に新しいところです。
このときも環境行政改革フォーラムは徹底して、国、愛知県の
姿勢を批判し、中村敦夫、田中康夫、青山貞一の3名は現地を視
察後、愛知県の神田知事(当時)に合い代替案を含む政策提言を
あずけ、愛知県庁で記者会見をしています。
◆青山貞一:迷走・愛知万博(1) 出会い
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col52.html
またフォーラムでは、酷使万国博覧会の事務局(パリ)に要望
書を送っています。
◆青山貞一:迷走・愛知万博(2) パリに送った手紙
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col60.html
今回、地元及び支援団体からの切なる要望もあり、このトヨタ
自動車が希有で秀逸な里山を破壊する問題を動画化することにな
り、青山が編集作業をしています。約10分のハイビジョン動画
であり、冒頭の現地調査で撮影した里山の写真、地元NPOらが
撮影した里山の写真をぞんぶんに使い、愛知県とトヨタの合作に
よるこの世界的な愚行を後生に映像として残すことにしました。
青山、池田の独立系メディアが映像セクションを解説して1年
半が経過し、この間大小あわせてYouTube/USTREAM
で500本以上をアップロードしてきましたが、依頼による制作
は今回がはじめてです。
また時間があれば、外国語バージョンを制作し、愛知県、トヨ
タが行っていることを世界に広めたいと思っています。
近々、試写を行いますので、よろしくお願いいたします!
追伸
青山は今年春から早稲田大学理工で「現代環境論」などの
授業を担当していますが、後期の「環境計画論」で上記のトヨタ
問題の詳細を授業で講義する予定です。なお、後期は理工学部と
政経学部の両学部を対象としています。
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