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21世紀の巨大開発と秀逸な里山破壊 トヨタテストコース 独立系メディア E-wave Tokyo
http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/339.html
投稿者 E-wave Tokyo 日時 2012 年 8 月 14 日 21:34:25: jkjLTpRhJKBzA
 

転載大歓迎!

みなさま

 青山貞一です。

 先に連絡いたしましたトヨタ自動車のテストコース開発による
希有で秀逸な里山破壊問題についての動画が完成しましたので
公開いたします!

◆21世紀の巨大開発と秀逸な里山破壊 トヨタテストコース E-wave Tokyo
http://www.youtube.com/watch?v=mWwhFHybkjA

---- 

転載歓迎

みなさま

 青山貞一です。

 2009年7月18日から20日、環境行政改革フォーラムの
青山、池田、鷹取、坂本、市野、東海林らで実施した静岡県、愛
知県への現地調査(以下参照)に関連し、現地調査箇所のひとつ、
岡崎市と豊田市にまたがる秀逸な里山にトヨタ自動車が巨大な走
行コースを建設することによる自然環境の破壊問題があります。

◆環境行政改革フォーラム環境政策 現地視察(静岡県・愛知県)
http://www.eforum.jp/fieldsurvey2009-2.htm

 常識では考えられないことですが、世界企業トヨタとはいえ、
一私企業に過ぎない営利企業ですが、そのトヨタに愛知県、岡崎
市、豊田市などの行政は、まるでトヨタの支店のように、工場団
地造成計画策定、環境影響評価、土地買収、訴訟対策などを肩代
わりし、ついにこの秋口からブルドーザーによる造成に入ろうと
しています。

 かたちの上では、造成事業は愛知県の工業団地事業となってい
ますが、実態はトヨタ自動車の600ヘクタール超、東京ドーム
140個分に相当する巨大な里山を壊した跡地に、自動車走行コ
ースと実験、研究棟などを開発する事業であり、愛知県と共有で
土地を持っている住民に土地の買収を愛知県がもちかけ、買収実
務を岡崎市が受け持ち、自然保護面から拒否すると訴訟をかけ強
制的に土地を買収しています。

 ご承知のように愛知県が生物多様性条約国会議を名古屋市で開
催したとき(COP10)は、愛知県やトヨタは、あたかもなに
もしていないかのごとく振る舞い、生物多様性保護、自然景観保
護の重要性を吹聴していました。笑止千万です。

 巨大企業トヨタの広告費(年間広告費はリーマンブラザース問
題までは日本随一)をあてにしている大マスコミや地元中日新聞
は、まったく及び腰であり、写真週刊誌や雑誌「選択」などがわ
ずかにとりあげるに過ぎません。

 トヨタのテストコース開発で猛禽類はじめ膨大な種類の絶滅危
惧種が壊滅的な被害をうけることに関連し、大新聞がほんの少し
記事にする程度で、大部分は無視か愛知県、トヨタによる経済効
果などを強調する記事ばかりがおどっています。

 昔から愛知県と神奈川県は、日本のGDPのそれぞれ1/10
を担い、日本は世界のGDPの1/10をになっおり、そのひと
つの中心に加工貿易の自動車工業があることは否めませんが、そ
の現実、実態は政府、愛知県、地元市町村、さらに大メディアま
で、トヨタに異常なまでの気の使いようです。

 里山と言えば、同じ愛知県で当初、環境万博と言った愛知万博
が瀬戸市や長久手町の「海上の森」を破壊し万博を開催するとし
て、環境行政改革フォーラムを中心としたNPOらの大批判を受
け最終的に、里山保全に留意し青少年センター中心の開催となっ
たことは記憶に新しいところです。

 このときも環境行政改革フォーラムは徹底して、国、愛知県の
姿勢を批判し、中村敦夫、田中康夫、青山貞一の3名は現地を視
察後、愛知県の神田知事(当時)に合い代替案を含む政策提言を
あずけ、愛知県庁で記者会見をしています。

◆青山貞一:迷走・愛知万博(1) 出会い
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col52.html

 またフォーラムでは、酷使万国博覧会の事務局(パリ)に要望
書を送っています。

◆青山貞一:迷走・愛知万博(2) パリに送った手紙
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col60.html

 今回、地元及び支援団体からの切なる要望もあり、このトヨタ
自動車が希有で秀逸な里山を破壊する問題を動画化することにな
り、青山が編集作業をしています。約10分のハイビジョン動画
であり、冒頭の現地調査で撮影した里山の写真、地元NPOらが
撮影した里山の写真をぞんぶんに使い、愛知県とトヨタの合作に
よるこの世界的な愚行を後生に映像として残すことにしました。

 青山、池田の独立系メディアが映像セクションを解説して1年
半が経過し、この間大小あわせてYouTube/USTREAM
で500本以上をアップロードしてきましたが、依頼による制作
は今回がはじめてです。

 また時間があれば、外国語バージョンを制作し、愛知県、トヨ
タが行っていることを世界に広めたいと思っています。

 近々、試写を行いますので、よろしくお願いいたします!

追伸
 青山は今年春から早稲田大学理工で「現代環境論」などの
授業を担当していますが、後期の「環境計画論」で上記のトヨタ
問題の詳細を授業で講義する予定です。なお、後期は理工学部と
政経学部の両学部を対象としています。  

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コメント
 
01. 2012年8月14日 23:17:51 : 2oB29ANLlA
企業に難癖付けるプロのタカリハイエナ集団のようですが ?

02. 2012年8月15日 00:50:00 : CgoHppxGaU

みなさま

 青山貞一です。

 先に連絡いたしましたトヨタ自動車のテストコース開発による
希有で秀逸な里山破壊問題についての動画のグーグルアースに
示された開発予定地がズレていましたので、ここに修正版をお送り
します。

修正版
◆21世紀の巨大開発と秀逸な里山破壊 トヨタテストコース E-wave Tokyo
http://www.youtube.com/watch?v=Zj9WZtZmXmU

修正前
http://www.youtube.com/watch?v=mWwhFHybkjA

 なお、修正版では地球→日本→愛知県→岡崎市(豊田市)→
開発予定地をタイムプラスという編集手法でズームインしています。


03. 2012年8月18日 23:59:48 : SuHVWfSgk2
原発報道や政治について、正しい報道をしている中日新聞ですら、このトヨタについては翼賛報道をしている。まあ、他の新聞などゴミにもならないほど酷いから中日新聞を購読しているが、トヨタ関連の情報は読まないことにしている。この春にも、富士重工の水平対向エンジンを搭載したハチロクなどと言うスポーツカーについて翼賛報道をしていた。さすがにトヨタまで敵に回すと中日新聞ですら存続できないから仕方がないのだろうが、あんなもん名車でも何でもない。操舵系統やサスペンションなど、全て他車の流用で専用設計ではない。中日新聞には、このことを隠蔽するような表現があった。

愛知県、豊田市、岡崎市など行政がトヨタのために動いているというのは、トヨタが東北地方に大規模投資をして自動車生産の巨大基地にしようとしていることと大いに関係がある。すなわち、引止め策なのだ。今のままだと愛知県内のトヨタの生産拠点の多くが東北に流出してしまうという、深刻な懸念がある。このため、トヨタ様に対し、出て行って欲しくないから、これだけのことをしますよと言っているのである。

地元自治体としては、雇用の流出を避けたいという動きなのだが、両天秤にかけて有利な方を選択するという、行政を振り回すだけの力がトヨタにはあるのだ。だから、欠陥車から火が出ようが、ブレーキが利かなくて事故を起こそうが、警察までもがグルになってトヨタの問題を隠蔽する。過労死問題にしても、労基署は見て見ぬ振りをしている。マスゴミは翼賛報道に明け暮れ、トヨタ様が我々の生活を支えていると言わんばかり。だからトヨタの自動車ばかり買うよう、無言の圧力がかかってくる。

トヨタの今後についてだが、暗いと言わざるを得ない。同業他社が低価格車の生産を海外に移転しているのに、トヨタは国内生産に拘っているとマスゴミは褒め称えているが、肝心の国内の経済情勢に明るい見通しがない。来年から復興増税が始まり、消費税の段階的引き上げが予定されている。これらの負担増は意外に大きく、個人が買うものとしては高額な自動車の購入にも響いてくるのは確実だ。トヨタとしては、同業他社を突き落としてでも存続を図るつもりのようだが、日本国内の需要に応じることばかり固執して、国際市場で受け入れられる製品像からかけ離れつつあるのがトヨタの製品なのだ。

日本国内だけ見ていては真実は分からない。例えば三菱ギャラン・フォルティス。日本国内ではほとんど売れず、何のためにカタログに載せているのかわからない状態だ。だが外国では人気がある。台湾の中華汽車では三菱の自動車を現地生産しているが、現地ではフロントマスクが2種類もある。ランサー・フォルティスとランサー・イオの2種類だ。製品の位置づけとしては、昔の日産スカイラインTIが前車、スカイラインGTが後車である。しかも後車は、日本国内で販売される同車種より装備が充実。4輪ディスクブレーキ、サンルーフが標準装備だ。

同車はマレーシア、タイ、ロシアで人気で、ライバルとされるトヨタ・プリウスが不人気に泣いているのと対象的に高い人気を誇っている。三菱ギャラン・フォルティスは、欧州ではフォルクスワーゲン・ゴルフの好敵手だと見られている。ちなみにトヨタ車は欧州での人気が年々低下しつつあり、これはF1の140連敗が堪えているものと見られる。欧州の人気プロスポーツで、あれだけの失態を演じ続ければ人々は潜在意識にトヨタ車は駄目だと刷り込まれたも同然だ。あれなら最初から参加しなければ良かった。

長期的に見て、日本国内の自動車生産は少子高齢化と国民所得の低下と共に減少していく。自動車の価格は上げられず、むしろ下げていく必要がある。そして長期所有が増える。これまでのように買い換えられなくなる。これに伴なう変化として、生産車種の削減が必要になる。ホンダの大型乗用車国内生産の撤退も、それの一環だ。製品の相互融通が重要になる。三菱自動車が最近、大型乗用車を復活させたが、日産自動車からの供給である。

一方、環境規制はますます厳しくなる。これにより内燃機関の自動車への搭載は難しくなっていく。電気自動車の普及が進むだろう。電気自動車は航続距離が短いとか、問題点もあるのは事実だが、社会の要請が強まれば普及させなくてはならなくなる。早くから手掛けているメーカーが有利になる。今後、電池交換ビジネスなど中古車の商品化工事が収益モデルになっていくだろう。自動車は使い捨てではなくなる。

車種の削減と、モデルチェンジ周期の延伸で新車開発のスケジュールは、これまでと異なってくる。このような中、大規模な自然破壊を伴なうテストコースの建設は意味を持たなくなる。かつてバブル時代、リゾート開発に沸いた地方経済が、その後の不況で火が消えたようになったのを繰り返すことになる。あの頃、リゾート開発に力を入れた東急や西武が、今では全く力を落としてしまったことを忘れてはならない。西武に至っては、堤家が支配権を失ってしまったではないか。豊田家が同じようにならないとも限らない。盛者必衰の運命である。


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