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だまされるな!「増税法案成立で日本国債安泰」のガセ情報
http://gendai.net/articles/view/syakai/138189
2012年8月14日 日刊ゲンダイ
ずっとバカ売れ、バブル人気が真相
米格付け会社ムーディーズが13日、消費増税法案成立に触れ、「日本の信用力にポジティブで、政府債務への対応における努力として重要な一歩だ」と絶賛するリポートを発表した。消費増税で日本国債はひとまず安泰、と野田政権を後押ししたのだ。
日本のメディアはこれをありがたがって一斉に流しているが、「いい加減にしろよ!」である。消費増税法が成立しようがしまいが、この国の国債は滞りなく売れ続けている。ハッキリ言って国債バブル。格付けやムーディーズの評価なんて、余計なお世話なのだ。
「この1年間、10年物の国債金利は1%を切り、直近3カ月は0.8%台以下の超低金利が続いています。逆に国債価格は右肩上がり。日本国債はバカ売れしているのです。破綻寸前といわれる金利7%周辺をウロウロしているスペインとは大違いです」(市場関係者)
<野田もムーディーズも朝日も悪質すぎないか>
それなのに、野田は先週6日、3党合意が危なくなると「大変なことになる」と自民党を牽制し、国債の格付けが下がって暴落しても知らないぞ、と脅してみせた。朝日新聞などの大マスコミも、「国債金利1カ月ぶり0.8%台」と報じ、「消費税法案の早期成立が危ぶまれていたことも国債が売られる一因になった」と解説していた。ハァ? ではないか。
7日に0.79%だった国債金利が、翌8日に0.809%に上昇したくらいで、何が問題なのか。野田も朝日も単なる危機煽(あお)り機関にすぎない。専門家だって呆れている。「ユーロ危機で日本は復活する!」を上梓した経済評論家の上念司氏がこう言う。
「CDSといって、国債を含む債権が破綻するリスクをヘッジするためにかける保険があります。この商品の取引市場で、ギリシャは1年以内に破綻、スペインは15〜20年以内に破綻と評価されているのに対し、日本の破綻リスクは“100年に1回あるかないか”です。つまり、世界は日本が破綻しないとみている。だから国債が飛ぶように売れているのです。そもそも、この5年間、消費税議論が持ち上がる前から、国債金利は2%以下の低水準です。金利0.8%どころか、1.5%になっても何も変わりません。結局、野田首相やメディアが危機を煽ったことで、おいしい思いをしたのはハゲタカだけ。慌てて国債が売られた分、一時的に国債価格が値下がり(金利は上昇)し、底値で買うことができましたからね。だから、金利が戻っているのです」
財務省にレクチャーされたことをオウム返しにする首相と大新聞。一体、この国の政治とメディアは誰の味方なのかと言いたくなる。
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