http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/326.html
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ttp://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
昨日の日経夕刊に【中央銀行は誰が救うのか】という記事が掲載されていましたが、この報道内容はかねてから指摘してきた内容となっています。
即ち、今、リスクが中央銀行に集まってきており、この中央銀行が今や最大のリスク保有者になってきており、
この中央銀行を誰が救うのか、という意見がこの記事で指摘されているのです。
『先進国の中央銀行の資産は米国住宅バブルのピークである2007年初の4兆ドルから2011年末には10兆ドルにまで拡大した。
GDP比では11%から24%への増加である。』
『中央銀行が受け入れる資産が国債から不動産担保証券、社債、株式などに広がるにつれ、不況とともに資産の劣化が進む。』
『だがそれ以上に問題なのは、中央銀行の積極的な引受によって、財政規律が損なわれ、資産の中核をなす国債の値下がりが顕在化してくることだ。』
『保有する南欧諸国の国債値下がりからするとヨーロッパ中央銀行が時価会計を行えば、債務超過に陥っている可能性が極めて高い』
『GDPの4分の1に相当する資産の大半が国債という状況で、国債の質の劣化に伴い、中央銀行が債務超過に陥った時、誰が、どのような方法で救済出来るのか。』
世界の中央銀行で最も危険な中央銀行はECBであり・・(以下略/世界の中銀はみな一蓮托生!差別化は仇花でしょう)
■主要国中銀、伝統的政策行き詰まりで新たな選択肢模索
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE87905220120810?pageNumber=3&virtualBrandChannel=0
[ロンドン9日ロイター] 金融危機発生から5年目。先進国の中央銀行は、景気支援を狙って金融政策の領域を広げては限界に直面することを繰り返している。
イングランド銀行(英中央銀行)の融資のための融資、デンマーク中銀のマイナス預金金利は、中銀の策がまだ尽きていないことを示す最新の事例だ。
先進国の金利はすでゼロ%近く。伝統的な金融政策の余地は限られている。だが、非伝統的な政策オプションはたくさん持っている。成長見通しが引き続き悪化すれば、それに頼る可能性が高い。
可能性があるオプションは、政府債に加えて民間セクターの債券も買い入れること、中銀預金金利をマイナスとし、民間銀行が中銀に預け入れる場合はコストを負担するようにして融資を促すことだ。
中銀が非伝統的な選択肢も探るのは、度重なる政策金利引き下げや大規模な債券買い入れにもかかわらず、世界経済が回復する兆しはみえないからだ。
キャピタル・エコノミクスのアンドリュー・ケニングハム氏は、大規模な資産買い入れが期待したほどの効果を示さないことに驚かないとし、金融政策の効果や当局の対応力などに疑問を呈した。
<英中銀総裁「財政政策には踏み込まない」>
キング英中銀総裁は、中央銀行がなお臆病過ぎるとの指摘に反論する。
同総裁は、インフレ報告発表後の会見で「これまで、過去に例を見ない規模の金融緩和が実施されてきたが、各国中央銀行は引き続きエンジン全開状態だ」と述べた。
キング総裁は、国民から直接選ばれることのない中央銀行当局者が政府の財政政策に踏み込むべきでない、との見解を示した。
<ECB、責務の範囲でできること>
責務の範囲でできることをやる、と言った欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はスペインなど金利が上昇した危機国債券の買い入れを再開する準備を進めると明らかにした。
ゴールドマン・サックスは、ECBがさらに、ユーロ圏17カ国の中央銀行に企業や銀行が発行する無担保債券の買い入れを認めると予想している。
ドラギ総裁は未踏の領域と言ったが、現在ゼロ%の中銀預金金利をマイナスにする、との見方もくすぶっている。
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は、英中銀が新たに打ち出した、銀行融資促進を狙った融資のための資金供給制度に注目している。エコノミストは、経済情勢が悪化すれば量的緩和第3弾(QE3)に踏み切ると予想している。
BNPパリバは、QE3について、これまでと違って規模などの制限を付けない確率が25%とみている。
英中銀も、11月に量的緩和措置である資産買い入れ規模を再び拡大すると予想されている。
★ミルトン・フリードマンの「ヘリコプターマネー」に相当する非伝統的な刺激策はいくらでもあるが、キング英中銀総裁は、中銀政策責任者は金融経済学の理論と実際を研究し尽くしているとしたうえで「良く理解したとしても、実際に生かすのは容易ではない」と述べた。(抜粋)
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