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米政府機関が9日発表した最新の「U.S. Drought Monitor(干ばつ監視)」マップによると、米国を襲った過去数十年で最悪の干ばつは最近1週間、既に大きな被害が出ている中西部のコーン(トウモロコシ)や大豆の生産地でさらに深刻になった。ただし中西部全体や同国全体で見ると緩和したという。
このデータによると、7日午前の時点で、中西部で干ばつ強度の最高レベルである「異常(exceptional)」に該当する地域の比率は5.8%と、前週の5.0%を上回った。
Reuters
ケンタッキー州の農家
トウモロコシと大豆の生産高が最も多いアイオワ州では、干ばつ強度で上から2番目の「極度(extreme)」に該当する地域の比率が69.1%となり、前週の30.7%から増えた。同州で「異常」に該当する地域はない。
一方、オハイオ、ケンタッキーの両州の一部では降雨によって乾燥が和らぎ、干ばつ地帯を西に押しやる格好となった。中西部全体で干ばつのいずれかのレベルに属す地域の比率は71.0%から69.1%に低下した。
米国全体では、62.5%が干ばつのいずれかのレベルに入り、前週の62.9%から低下した。
ネブラスカ大学リンカーン校国立干ばつ軽減センター(NDMC)の気候学者マーク・スボボダ氏によると、全国のトウモロコシの栽培量のうち、「異常」と「極度」に該当する地域で栽培されるものの割合は、ここ3週の間に、14%からほぼ4倍の53%になった。NDMCは農務省や海洋大気局(NOAA)と協力してU.S. Drought Monitorのマップを発表している。
同氏によると、大豆の栽培量のうち、「異常」と「極度」に該当する地域で栽培されるものの割合は16%から3倍の50%に増えた。
同氏は「人々は表面的に見て、『全体的な干ばつの数値は今週下がった』と言うかもしれない」が、トウモロコシや大豆の主要な生産地では、「実際のところ、数値が悪くなっている」と指摘した。
先月には、干ばつの広がりを受けて、大豆とトウモロコシの先物相場が米市場で史上最高値を更新している。
●アメリカ大干ばつ 8割のトウモロコシ枯れる
●Monsanto control
http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_492591?mod=WSJWhatsNews
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