http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/311.html
Tweet |
PIMCO:連邦準備制度は米経済への逆風を阻止できず
8月10日(ブルームバーグ):世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のグローバル戦略アドバイザー、リチャード・クラリダ氏は、米連邦準備制度は米経済に対する大きな下押し圧力を解消することはできないとの見方を示した。
クラリダ氏はブルームバーグテレビのインタビューで、「米国が直面する難題は金融の問題ではない」と指摘。「われわれが直面する逆風は財政の崖、中国の減速や欧州の混乱によるものである。どれも金融政策に関わるものではない」と述べた。
米商務省が先月27日に発表した実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比1.5%増だった。第1四半期は2%増に修正された。
米国ではいわゆる「財政の崖」が迫っており、議会が行動を起こさなければ、増税のほか国防費など政府プログラム向け歳出削減が年末に発効する。米議会予算局(CBO)によると、歳出削減と増税の規模はGDPの約4%に相当する6070億ドルに上る。
中国では7月、輸出の伸びが大幅に低下し、新規人民元融資は予想を下回った。
クラリダ氏は「連邦準備制度は少なくとも変えることができると考える範囲で行動するだろう。ただし、金融政策当局はこれらの課題に対して、金融政策が究極の解決策とはならないことも同時に認識している」と述べた。
原題:Fed Can’t Fix U.S. Economic Headwinds, Clarida Says: TomKeene(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク John Detrixhe jdetrixhe1@bloomberg.net;ニューヨーク Tom Keene tkeene@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net
更新日時: 2012/08/11 03:42 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M8JW4X6K50YZ01.html
米財政収支:7月は696億ドルの赤字、予想は900億ドルの赤字
記事をメールで送信 記事を印刷する
記事
写真
共有/ブックマーク ShareGoogleチェックTwitterシェア
8月10日(ブルームバーグ):米財務省が発表した7月の財政収支は696億ドルの赤字と、前年同月は1294億ドルの赤字から赤字幅が46%縮小した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は900億ドルの赤字だった。
原題:U.S. July Budget Gap Narrows on Lower Spending, PaymentShifts(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Washington Meera Louis mlouis1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2012/08/11 03:05 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M8JWUU6K50Y401.html
米国債:6日ぶり反発−中国の輸出鈍化で安全志向が強まる
8月10日(ブルームバーグ):米国債相場は6営業日ぶりに反発。中国の輸出額の伸びが大きく落ち込んだことから、世界の景気減速の兆候が強まり安全資産を求める動きが強まった。
週間ベースでは3週続落となりそうだ。10年債利回りは5月30日以来の高水準となっている。10年債利回りは前日、インフレ率を上回る水準に一時上昇し、実質利回りを求める投資家を引き寄せた。中国の7月の輸出額は前年同月比1%増。前月は11.3%増だった。またフランスの6月の鉱工業生産指数は前月比で横ばいにとどまった。米国の7月の財政赤字は予想以上に縮小した。
バークレイズの金利戦略共同責任者、マイケル・ポンド氏は「主な懸念材料は中国の経済指標だ」と指摘。「リスク資産はアジア、欧州時間に下押し圧力を受けた。それが米国債を求める動きにつながった」と続けた
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後2時38分現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.64%。同年債(表面利率1.625%、2022年8月償還)価格は12/32上げて99 26/32。利回りは今週、8bp上げている。
原題:Treasuries Advance as China Export Slump Adds Haven Demand(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Daniel Kruger dkruger1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net
更新日時: 2012/08/11 04:27 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M8JZKA6K50XS01.html
8月10日の欧州マーケットサマリー:独債が上昇−中国輸出鈍化で
8月10日(ブルームバーグ):欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)
為替 スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル 1.2294 1.2306
ドル/円 78.25 78.57
ユーロ/円 96.20 96.69
株 終値 前営業日比 変化率
ダウ欧州株600 269.88 -.39 -.1%
英FT100 5,847.11 -4.40 -.1%
独DAX 6,944.56 -20.43 -.3%
仏CAC40 3,435.62 -21.09 -.6%
債券 直近利回り 前営業日比
独国債2年物 .07% -.02
独国債10年物 1.39% -.05
英国債10年物 1.54% -.08
商品 直近値 前営業日比 変化率
金 現物午後値決め 1,618.50 +3.50 +.22%
原油 北海ブレント 112.95 -.27 -.24%
◎欧州株:小幅安、中国の統計で世界減速の兆候強まる
10日の欧州株式相場は小幅安。中国の貿易統計が予想を下回る結果となり、世界経済の減速兆候が強まった。ストックス欧州600指数は週間ベースでは10週連続で上昇した。
スペインの銀行バンキアが下落。アイルランド銀行は上半期の業績が嫌気され下げた。英流通グループ、バンズルは1年ぶりの大幅安。UBSが売りを助言したことが材料となった。独鉄鋼メーカー、ティッセンクルップは上昇。同社の決算は4四半期ぶりに損益が黒字に転じた。
ストックス欧州600指数は前日比0.1%安の269.88で終了。週間ベースでは1.6%上昇した。騰落比率は2対3。
スイスカント・アセット・マネジメントで資金運用を手掛けるペーター・ブレンドル氏は、「中国の統計が失望を誘う内容だった。市場はまず、この結果を消化する必要がある。一部株式に売り圧力が見られるのはこのためだ」と述べ、「過去数日間で強い上昇が続き、今は健全な一服なのかもしれない」と続けた。
西欧市場では、18カ国中14カ国で主要株価指数が低下した。
中国の7月の輸出の伸びは大幅に鈍化し、輸入と新規人民元融資は市場予想を下回った。
中国税関総署が10日発表した7月の輸出額は前年同月比1%増、輸入額は4.7%増となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場予想では、7月の輸出額は8%増が見込まれていた。6月は11.3%増だった。輸入額は7%増と予想されていた。6月は6.3%増。
また、中国人民銀行(中央銀行)が同日発表した7月の人民元新規融資は5401億元で、ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場関係者30人の全ての予想を下回った。予想中央値は7000億元、6月は9198億元だった。
原題:Most European Stocks Decline as China’sTrade Trails Estimates(抜粋)
◎欧州債:ドイツ債が上昇−中国輸出の大幅鈍化で安全資産需要
10日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇。中国で輸出の伸びが大幅鈍化し、世界経済の弱まりを示す新たな兆候と受け止められたことから、比較的安全とされる資産の需要が高まった。
ドイツ2年債利回りは過去最低まで約3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に迫った。この日発表されたフランスの6月の鉱工業生産は前月比横ばい。ドイツ10年債相場は週ベースでも上昇。同国の7月のインフレ率は予想に反して低下。独経済技術省は7−12月の成長加速見通しが薄れていると指摘した。スペイン、イタリア両国の2年債は4営業日続落。
クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロンドン在勤)は「すべてのユーロ導入国にかなりの不透明感がある」と指摘。「中国での弱い経済指標は懸念材料だ。ドイツ経済にとって輸出は重要な要素だからだ。ドイツ債を支える要因が多少増えているようだ」と付け加えた。
ロンドン時間午後4時23分現在、ドイツ10年債利回りは前日比6bp低下の1.38%。同国債(表面利率1.75%、2022年7月償還)価格はこの日、0.52上げ103.405。利回りは前週末比で5bp下がった。
ドイツ2年債利回りは2bp低下しマイナス0.07%。2日にはマイナス0.097%まで下げ、1990年にブルームバーグがデータ集計を開始して以来の最低となった。
独経済技術省はこの日公表の月報で、「世界経済が冬季の緩慢な成長の後で迅速に回復するという期待は、銀行および債務危機が再び悪化したため、時期尚早だということが判明しつつある」と解説。同日発表の7月の消費者物価指数(CPI、改定値)は欧州連合(EU)基準で前年同月比1.9%上昇。前月の2.0%上昇から鈍化したほか、2010年12月以来初めて、欧州中央銀行(ECB)が目安とする2%を下回った。
中国税関総署が発表した7月の輸出額は前年同月比1%増。伸び率は前月の11.3%を大きく下回った。
スペイン2年債利回りは15bp上昇して4.19%と、3日以来の高水準。イタリア2年債利回りは12bp上昇の3.4%。
原題:German Bunds Gain on Signs of SlowingGrowth; Spanish Notes Drop(抜粋)
◎英国債:上昇、10年債利回り8週ぶり大幅低下−経済統計で
10日の英国債相場は上昇し、10年債利回りが8週ぶり大幅低下となった。中国やフランスの経済統計が予想を下回り、比較的安全とされる資産の需要を高めた。
10年債相場は週ベースでも上昇。この日発表された英国の7月の生産者出荷価格は前月比横ばい。イングランド銀行(英中央銀行)にとっては量的緩和拡大の余地が広がったことになる。2年債利回りは過去最低の水準まで約6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となった。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの債券ストラテジト、ジョン・レイス氏(ロンドン在勤)は「生産者物価データはやや弱かった」と指摘。「また、この日発表の統計は世界経済が減速しているとの見方を強めるものだとの懸念があり、英国債のような安全資産の価値を高めている」と続けた。
ロンドン時間午後4時45分現在、英10年債利回りは前日比8bp低下の1.54%。一時は10bp下げ、6月15日以来最大の低下となった。同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価格は0.805上げ121.84。利回りは前週末比では2bp下げた。
中国税関総署がこの日発表した7月の輸出額は前年同月比1%増。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想値では8%増が見込まれていた。フランスの6月の鉱工業生産は前月比横ばいと、アナリスト予想の0.1%増に届かなかった。
原題:U.K. 10-Year Yields Fall Most in EightWeeks on Global Slowdown(抜粋)
更新日時: 2012/08/11 03:36 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M8JU4C0J1HBT01.html
スペインの銀行救済、優先債保有者が損失負担も−フィッチ
8月10日(ブルームバーグ):格付け会社フィッチ・レーティングスは10日、救済を要するスペイン市中銀行の優先債保有者について、損失を被る可能性があると指摘した。欧州が銀行救済における納税者負担の抑制を目指していることが理由。
フィッチはロンドンで発表した資料で、救済合意書は「優先債保有者の負担共有が発生するとは明記していない」としながらも、条件内容は「完全に事業継続不可能な銀行の場合には優先債保有者が損失を被る可能性があることを示唆していると解釈できる」と記述した。
スペインは5年前の不動産バブル崩壊で国内銀行の損失が膨らみ経営が揺らいでいることを受け、今年6月9日に1000億ユーロ規模の救済を要請した。欧州中央銀行(ECB)は問題になっている銀行の経営を縮小する場合、優先債保有者に負担が生じることにもはや反対しない意向だ。ECB関係者が先月16日、明らかにした。
フィッチはまた、救済が「スペイン銀行セクターの最終的な改革となるかどうか慎重な見方をしている」と述べた。スペイン政府によると、まずバンキア・グループなど既に国有化された銀行が欧州から救済資金を受け取る。救済パッケージによる資金提供の開始日程は決まっていない。
原題:Fitch Says Senior Creditors May Face Losses in Spain BankRescue(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:マドリード Emma Ross-Thomas erossthomas@bloomberg.net
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M8JL996K510601.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。