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バーナンキはGNH=国民総幸福量に学べと言うが、米国民がブータンに共感できればコペルニクス的転回!?
http://financial-free-fx.seesaa.net/article/285607282.html
米FRBのバーナンキ議長が6日、マサチューセッツ州で行われた経済指標に関する会合にビデオ出演して、GDP等の経済指標は回復を示しても多くの個人や企業が引き続き困難な状況に直面している実態を説明できず、ブータンが実施している国民総幸福量(GNH)が代替指標の1つになり得るとしました。
日本でも昨年ブータン国王が来日して、ちょっとしたブームとなり国民の97%が幸福を感じている国のGNHに関心が集まりました。
フランスのサルコジ前大統領もやたらとGDPに代わる新たな指標を作れと言っていた。
★しかし、あのアメリカ帝国のFRB議長が決して豊かではないアジアの小国ブータンの指標に学べと言うのは驚きである。
★ヘリコプター・ベンも米国に上空からドル紙幣をばら撒いても、Happiness(幸福)はばら撒けないことを思い知ったのか?
私はこのような議論にいつも違和感を感じるのだが、GDPは単なる計算式であり何も悪くなく、勝手にシアワセを計れるかのように勘違いし至上の指標に押し上げたニンゲンが悪いだけです。
サルコジもバーナンキも大上段に構えて当たり前のことをさも悟ったかのように語るけど、そもそも世界のリーダーがその程度の意識だったことが様々な問題を招く訳で・・。
FRB議長がそのように悟っても、コカコーラを水代わりにがぶ飲みして、ビッグマックとポテチを腹一杯になるまでばか食いして、太るからと車に乗ってスポーツクラブに通い、ダイエットに失敗して医療費も沢山払う羽目になる大量無駄消費型の米国人にブータンの価値観が受け入れられるのだろうか?
かなりステレオタイプの米国人として書いたけど、普通サイズのマックにコーラ1杯でランニングかサイクリングでもした方がカネも使わずにシアワセになれるよと彼らに諭すのは大変では!?
まあFRB議長の口からブータンのGNHが語られるということは、自信過剰の世界の覇者が自らを省みて、米国流ではイロイロな意味でシアワセになれないのではないかと自問し始めたということかも知れないし、
★米国の覇権の終焉を示す指標の1つかも知れません!?(笑)
★ブータンの幸福の鍵は指標ではなくBuddhism(仏教)にあるのかも知れないし、世界の中心だと思い込んでいた米国がアジアの小国でも学べることは学ぼうとする姿勢は、「少し謙虚になったジャイアン」(笑)として評価すべきことだし、経済のみならず西洋から東洋へのシフトを示唆しているのかも知れません。
米国でも学ぶのなら、先にブータンブームが起こった「なんちゃって仏教国」(笑)も米国よりは価値観が近いだろうし、20年以上省みているのだから(?)経済とシアワセの関係が必ずしも正ではないことを踏まえて目標設定すべきでしょう。
しかしながら、私はお上がシアワセの指標を作って目標として押し付けることには反対ですね。
それは極めて主観的なものだし、1人ひとり違って然るべきものだし、誰かが誰かにコレがあなたのシアワセなんだと押し付けられる類のものではない。
そういう意味ではGDPのように数値化できるものではないし、数字だけ一人歩きしないようにあくまで参考数値の位置付けにしないと、特に哲学や自我や価値観が弱く流されやすい(どこかの)国では余計にフシアワセをもたらすこともなりかねません。
★FRB議長もQE3がシアワセをもたらすのか自問しているのかも知れないし、米国も経済のみならず未来に迷っているし、米国的価値観の対極にあるものに目を向ける「謙虚になったジャイアン」は世界と時代の「コペルニクス的転回」を示唆しているのかも知れませんね。
■米FRB議長:国民の苦しみ、経済指標に表れない恐れも
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M8BEJF6JTSEA01.html
8月6日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は6日、米経済の強さを示す指標が米国民の苦しみをくみ取っていない可能性があるとの認識を示した。
議長はマサチューセッツ州ケンブリッジでの会議でビデオ講演し、「個人消費や可処分所得、家計の純資産、債務返済などの幾つかの重要な統計の数値は回復の方向に動いているものの、多くの個人と家計が引き続き難しい経済・金融情勢に苦しんでいることは明らかだ」と述べた。議長の発言内容は事前に用意された講演テキストに基づく。
FRBは1日に終わった連邦公開市場委員会(FOMC)で、景気拡大と失業率引き下げを狙い必要に応じ追加の刺激策を講じる考えを示した。米失業率は3年余りにわたり8%以上の水準が続いている。
バーナンキ議長は、エコノミストらに「家計・企業全般の実態の多様さをより良く捉えるミクロ経済データへの注目を高める」べきだと呼び掛け、「われわれの政策決定の最終的な目標である経済的な生活状況をより良くもっと直接的に計測するやり方」を目指す必要性を訴えた。
議長は各国の生活の質を測ることが狙いの経済協力開発機構(OECD)の「ベター・ライフ・イニチアシブ」やブータンの国民総幸福量(GNH)指数を興味深いプロジェクトとして挙げ、こうした指標には「精神的な健全さや教育水準、肉体的な健康と身体に対する安全、コミュニティーの活力、家族と社会の絆の強さ、レジャー活動に費やす時間などの要素が盛り込まれている」と指摘した。
バーナンキ議長はこの日の講演で金融政策や景気の見通しについて言及せず、1日のFOMC声明を超える米経済に関するコメントを控えた。
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