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株主=国民を無視した東電テレビ会議映像「不完全公開」のあくどさ
http://gendai.net/articles/view/syakai/138025
2012年8月7日 日刊ゲンダイ
東京電力が6日、福島原発事故後の社内テレビ会議映像を報道関係者に“公開”した。これが何から何まで異例だったのだ。いかにこの会社が国民をナメているか、よ〜く分かった。
まずは“公開”前の説明会だ。東電の公開内容を判断するとして、「第三者」を名乗る弁護士が登場。映像の一部非公開を決めた東電の方針は「プライバシー保護の観点から妥当」と強調した。「全面公開」を求める報道陣の機先を制する作戦。この期に及んで隠蔽姿勢を貫き、視聴のために提供した本店1階会議室には、監視カメラまで設置する念の入れようである。入試か何かと勘違いしているらしい。
入室時には事前登録した名前も厳しくチェックされた。映像を見られたのは、机の上に置かれた65台の専用パソコンだけ。座席はあらかじめ決められていた。
<居心地悪い暑くて小さい部屋>
しかも、映像ファイルは6分割されたもので小さくて見えづらく、音声も聞き取りにくい。ひっきりなしに「ピー音」が入るからチンプンカンプンだ。カメラやICレコーダーは持ち込み不可で、やりとりをノートやパソコンに記録するのも骨が折れた。
「とにかく隠したいという気持ちでいっぱいなのでしょう。クーラーの効きが悪い暑くて小さな部屋にギュウギュウ詰めされたのも、居心地を悪くして集中力を鈍らせ、長居させないためじゃないか」(ある民放記者)
もともと東電は情報公開に消極的だった。映像は昨年3月11〜15日の150時間分。そのうち100時間分は事故を免れた福島第2原発で録画された音声ナシの映像だ。しかも、東電によると、映像・音声処理した場面は1700カ所あるというから、ふざけている。
「東電は『会議映像は公開を前提に録画されたものではないから、一部非公開は当たり前』との立場を崩していないが、それで許されるのは民間企業の場合です。今や1兆円もの公的資金を投入された国有会社。東電の株主は国民なのです。その国民が全面公開を求めているのに平然と突っぱねるなんて勘違いも甚だしい。弁護士のお墨付きがあると逃げる計算でしょうが、東電が選んだ『第三者』は中立といえません」(経済ジャーナリスト)
こんな会社に今後も血税がジャブジャブ使われるのかと思うとホントに腹立たしい。
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