http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/263.html
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債券バブルは再三述べてきているが、このバブルが好況時に形成されるバブルではなく、全く逆のリスクオフ時に形成されているバブルだというところに、
恐ろしさがある。
記事でもあるようにまだ金利低下余地があり、最後の円高ともに国債バブルも
極限まで膨れていくだろう。
高橋専務が「いつでも『降りられる』ように細心の注意を払っている」と述べているように、銀行が国債売りに走るとき、バブル崩壊が始まるだろう...。(小出宏実)
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★世界の金融市場は「緊張状態」=三井住友銀専務【ロイター 3日】
三井住友銀行の市場営業部門を統括する高橋精一郎専務執行役員は3日、ロイターとのインタビューに応じ、世界の金融市場は欧州を筆頭に緊張状態にあるとし、年内は世界的にリスクオフの流れは続くとの見通しを示した。
世界的に金利低下余地はまだあるとし、現在、0.7%台にある日本の長期金利は0.6%、1.5%台にある米国の長期金利は1.1%台を下限に推移するとの見通しを示した。
高橋専務は、債券の売買益が好調だった2012年4―6月の市場部門の収益について、米国債の売買による収益貢献が大きかったと述べた。日本国債(JGB)については、「消費税法案により財政再建に向けた第1歩が進んだことで、JGBの運用に向けたサポート材料になった」と述べ、10年債による運用を拡大させたことを明らかにした。ただ、保有債券の残存期間は「大きく伸ばすようにはしていない」と語り、「債券バブルの雰囲気も感じている。いつでも『降りられる』ように細心の注意を払っている」と慎重な運用姿勢を強調した。
今後の金利見通しについては、世界的に金利低下余地が残っているとし、「調整はあるにしても、本質は変わらない。ベクトルに大きな変化はないとみている」と説明、運用面では「コントロールできる範囲内でしばらくはチャンス」と語った。
■「金でなくてはダメなんでしょうか」・・FRBとECBの競演が本格的金上昇のキッカケとなろう
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2012/1239.html
紙面の見出しに「金」「キン」「ゴールド」の文字が並ぶオリンピックの時期になると、毎回、「金」についての取材が増える。
日本全体が金メダルに萌え、金を期待されながら敗れた選手は「応援してくださった皆さんに申し訳ない」と語る。「申し訳ない=アイアムソーリー」というような言葉は、欧米の選手からはまず出ることはない表現だ。
この金は、本当に価値がある。
ところで、考えてみれば、金の価値とは、ある意味で「思い込み」なのだ。
そもそもドルでもユーロでも円でも紙で出来ている貨幣の価値とは、皆、思い込みの価値だ。
その中で、相対的に、思い込みの余地が一番少ないのが金という無国籍通貨なのだろう。
さて、昨晩は、内村選手の金メダル直後に、FOMC声明文発表。(午前3時15分)。オリンピックにマーケットにと大忙しの深夜早朝であった。
声明文には、7月30日本欄に書いたように、やはり、QEへの具体的言及は無し。失望感から1600ドル割れまで売り込まれたが、次回のFOMCこそいよいよQE3との期待感が再び生まれ、買い直された。といっても1600ドル前後。
そして、ECB理事会。米国雇用統計。
魚の目で見れば、世界的金融緩和の流れは疑うべくもない。あとはタイミングと手法というテクニカルな問題だ。潮流は、金利を生まない金に追い風が吹いている。
年初から同じ事を書いているが、FRBとECBの量的緩和同時競演の時期が本格的金価格再上昇のキッカケとなろう。(豊島逸夫/抜粋)
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