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米連邦住宅金融庁(FHFA)のデマルコ長官代行は31日記者会見し、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付公社(フレディマック)が、住宅ローン返済困難者に対する政府の支援プログラムに参加することは認められないと述べた。
http://jp.wsj.com/US/Economy/node_486797?mod=WSJWhatsNews
以下おまけ
この連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付公社(フレディマック)の2つの住宅専門公社(GSE)は、
2007年に破綻し、政府からの救済を受けて事実上国有化されていた。
根本的な赤字の原因は、2005−6年に、オールトAの住宅ローン債券の膨大な量を買ったことにあるが、
それらが不良債権と化してしまったことにある。
ただ、専門家の間では、非常に深刻な事態に陥っていると指摘されていた。
複雑にしているのは、
財務省と2社とのあいだでの露骨な資金のやりとり(財務省が資金を供与して、そこから財務省への利子をファニー・メイとフレディ・マックが支払うなど)、そして議会を素通りしての巨額の税金の使用での救済というような、(規模がとてつもなく大きく、しかも表に出にくい)運営方法があるようだ。
さらに、巨額の赤字を出しながら、経営幹部は巨額の給料・ボーナスを受け取っていることも報告されている。
金融規制改革法案でも、この2社の件はまったく触れられていなく、過去に共和党側が議案を提出したがつぶされるなどされている。マスコミでも、このファニー・メイとフレディ・マック問題は非常に地味な扱いになっているため、真相を知るものは少ないといわれている。
アメリカ政府は、国策や経済再建など、官僚主導でを行っているが、
今回の米財務省の対応は、政府としては、もうお手上げ状態であることを暗示している。
オバマ氏は、ファニーメイとフレディマックについて、住宅市場が活況だった頃は収益を上げていたのに、いざ支援が必要になると米納税者の救済を期待していると批判。ただ、金融システムにおけるこれらの役割はあまりにも重要で、現時点での破たんを容認することはできないとした。オバマ氏はアイオワ州有権者との質疑応答で「ファニーメイとフレディマックが破たんすれば、金融システムは大きな打撃を受けて悲惨な結果を招くだろう」とし、「(有権者は)住宅ローンを受けられなくなるかもしれない」と述べた。 ―ロイター国内通信より
リーマンショックの再来にならないことを、切に願っている。
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