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http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1207/30/news025.html
仕事ができても性格が悪い社員は出世できない。
社内恋愛するなら結婚覚悟で交際せよ
――人格や性格を基準に社員を採用するかと思えば、仕事の能力よりも仲間との和を重視する会社が大阪にある。オフィス向けに通信機器販売などを手がけるグッドライフOS。そんなことができるのか……と思ってしまうが、じつは社員を徹底的に大切にすることの裏返しなのだ。この社風が離職者を減らし、創業6年で年商をなんと20倍に伸ばした。いったいどんな会社なのか。
グッドライフOSは、通信機器の販売のほか、IT(情報技術)ネットワークの構築、オリジナルデザインの飲料自動販売機などを提供している。
平成18年に大知(おおち)昌幸社長(33)ら5人が設立した。顧客からの注文を待つだけでなく、積極的に提案し、ニーズを開拓していく“プッシュ型”の営業を得意とする会社だ。
「一般に提案営業は精神的に非常にきつい仕事で、結果が出る営業マンと出ない営業マンの差が大きい。成果を上げるために、(上司による)マネジメントがどうしても圧迫的になりやすいので、離職率は高くなる」と大知社長は話す。
この点、同社の離職率は同業の中で極端に低いという。理由について大知社長は「企業は人がすべて。本気で人材を大切にしているから」と強調する。「でも営業は他社と同様に厳しいですよ」とも。
“モーレツ営業”と社員を大切にする社風。この二律背反を成り立たせているのが採用方針だ。大知社長は「面接で人格をみて、性格のいい人だけを採用する」と言い切る。
その採用試験とは――。
新卒向けには、まず性格の素直さ、謙虚さをみるのに有効との理由で適性診断を活用する。その後の面接は、1人に対し大知社長自ら1時間ほどかけてじっくり話し込む。
これが中途採用の場合になると、社長が納得のいくまで時間をかけて話す。この4〜7月、大知社長の業務の8割は採用面接に費やされたという。
入社後は、仕事ができても性格の悪い社員は昇進できない。「誰がリーダーになっても大丈夫なように採用していることの裏返しです」と大知社長。同僚同士で支え合う仲間意識を重視する人事システムになっている。
こうした社風が会社全体の営業力の強化となって実を結び、平成24年3月期の売上高は14億5千万円と、6年前の設立時の実に20倍近くに跳ね上がった。
同社はオフィス機器大手のコニカミノルタの販売代理店の中で、営業成績ナンバーワンの常連。最近は京セラミタの代理店も始め、やはり上位にランクインしている。
大知社長は「もちろん最終的にはお客さまに喜んでもらうことです。当初は無理な営業による苦情もあったが、『モラルを外すことと嘘をつくことは許さない』と社員にいい続けてきた」と振り返る。
ところで、社員数が100人規模で、ぐんぐん成長している中での社員の退社は大きな痛手となる。そこで、当事者が会社に居づらくなって辞める原因になりかねない社内恋愛は御法度にしている。
しかし、そうはいっても、お互いにひかれ合う男女の仲をむげに裂くわけにはいかない。このため、「交際するのなら、最後(結婚)まで行け、という覚悟を求める」(大知社長)のだそうだ。
社員の家族も大切にしようと、今年から家族の誕生日を祝う制度を始めた。妻には花束、子供にはおもちゃ券や図書券などを贈っており、お礼の手紙が届くなど評判は上々だ。
来年春に新卒の新入社員が初めて大量に入社する。その数約30人。今春の4人とは比較にならない。大知社長はさっそく内定者に、10月の内定式までに面白い人事制度を考えてくるよう指示した。「人格者」30人が仲間に加わり、来年度は同社にとって飛躍の年になるかも。
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