http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/185.html
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http://blog.livedoor.jp/mkubo1/archives/51351845.html
ドラギECB総裁とバイトマン独連銀総裁が会談するというニュースが伝わると、上昇幅が拡大したようです。
そりゃ、ドラギさんの方が、権力がありますから、市場は、なんらかの形で、ECBは国債を購入するであろうと考えます。
具体的なことは、もう少し時間がかかるようですが、ECBかEFSFが購入するのでしょうね。
しかし、今回、やや唐突感があるのも事実です。
ユーロ当局者の話では、ドイツとスペインの間で話し合いがあり、その場で、
3000億ユーロの支援が必要だというスペインからの要請があったらしいです。
ちなみに、スペインは、否定しています。
そんな資金、簡単には出せませんし、ありません。
もっと言えば、イタリアへの負の伝染が現実味を帯びてきます。
ドイツは、この要請に反対の意を示したようです。
この話の真偽はわかりませんが、スペインが追い込まれているのは間違いないです。
EUとIMFに支援を要請するということは、ギリシャ、ポルトガル、アイルランドと同じになりますからね。
だから、このブログでも書いた通り、短期債の利回りが急騰したのですね。
当局としても、もう、放置できないので、 ECBが債券を購入するというアナウンスにつながったのでしょう。
ドイツの反対を聞いている余裕がなかったのでしょう。
次は、ドイツがどうするかですね。
華やかなオリンピックの隣では、スペインが、いや、ユーロが追い込まれていたのですね。ユーロは、ある意味、本当におもしろいですね。(抜粋)
■ドラギ発言でユーロ反発、「繰り返される欧州への過信」
http://ameblo.jp/eiichiro44/entry-11313505024.html
「責務の範囲で何でもする」といったドラギ発言によって、市場は浮足立っている模様。ユーロ売りが巻き戻されているとの事で、ユーロは反発。ただ、ドラギは特別な事を言った訳ではない。
報道で強調されるのは「何でもする」といった後半箇所だが、何より重要なのは「責務の範囲内」といった前半箇所になる。報道されているようにSMP(国債買取)は可能だろう、ただそれは一時的な措置に過ぎない。
報道によれば「ESMへの銀行免許付与」が欧州の救世主になるという。ただしかしながらこれは、願望がペーストされた単なる幻想だ。言ってしまえばESM銀行は「隙だらけ」、様々な障害が待ち受けている。
ドイツがこの案に反対しているようだが、仮に100歩譲ってESMが実際に銀行化されたとしても、「ESM銀行」が機能するはずも無い。大きな欠陥が複数存在する、欠陥は1つではない。
ECB役員会は欠陥を理解した上で、あえて市場を牽制しているとみた。当ブログの閲覧者の方は、「ESM銀行免許によって市場に安心感」といった「節穴報道」は、是非ともスルーして頂きたい。
預金ファシリティが「マイナス金利」になるとかならないとかいった報道も目にする。下限レートをマイナスにするのみであれば、全く効果は発揮できない。預金ファシリティをマイナスにした上で、ECBリザーブアカウント(当座預金)にキャップ(上限)を加えない事には、この政策は上手くいくはずもない。何故なら、預金ファシリティのみをマイナスにしたところで、リザーブアカウントに資金がスライドするだけだからだ。
さらに言うのであれば、政策金利を一段引き下げない事には、預金ファシリティがマイナスになる事は無い、つまりのところ「連続利下げ」。これはユーロシステムの「しきたり」ともいえる。
SMP再開が発表されるかもしれない。しかしただ、「それだけ」だといえる。
■欧州は国債購入でECBと共闘か、独仏首脳もユーロ防衛決意
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M7TMT96S972N01.html
7月27日(ブルームバーグ):欧州はスペインとイタリアの資金調達コストを押し下げるため、新たな国債購入を開始する公算がある。ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領は27日、ユーロを守るために「あらゆる措置」を取ると表明した。
両首脳は電話会議後の共同声明で、独仏両国は17カ国から成るユーロ圏を守る「強い義務」を共有しているとの認識を示した。6月28、29両日の欧州連合(EU)首脳会議での決議を「迅速に」実行することを呼び掛けた。
両首脳は、ユーロ圏が崩壊に向かっているとの市場観測の打ち消しを図っている。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁も前日にユーロを守る決意を表明、それを疑う投資家に対し警告していた。
ECBは向こう数週内に流通市場で国債を購入する計画を準備していると、仏紙ルモンドがこの日報じた。その後は、各国政府が資金を出す救済基金が発行市場で購入する計画だという。
バークレイズのチーフエコノミスト、ジュリアン・キャロー氏(ロンドン在勤)は「ECBは市場が間違っていることを知らしめるため、大規模な買いに出ると思う」と述べた。その上で、「中銀そのものが市場になってしまう」ほどの購入規模にはならないだろうと付け加えた。
ドラギ総裁の発言や報道を受けてECBの行動への期待が高まり、スペイン債は上昇している。ただ、ドイツ連邦銀行(中銀)の報道官はこの日、ECBによる国債購入は金融政策と財政政策の境界をあいまいにすると説明。ECBの購入が債務危機解決のための最善方法とはならないだろうと強調し、ドラギ総裁のユーロ防衛策にブレーキをかけた。
スペインでは銀行危機に加えて地方政府の財政難によって、全面的な国家救済が必要となる事態への懸念が高まっている。ギリシャのユーロ離脱懸念も再燃しているが、国債を購入しようにも恒久的な救済基金はドイツで合憲性が問われ稼働が遅れている。
このため選択肢としては、暫定的な救済基金の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が国債を購入することが想定される。独財務省のコーテ報道官はこの日の記者会見で、EFSFには国債を購入する権限があると述べた。
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