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五輪もマイナス材料「魔の8月」相場がやってくる
http://gendai.net/articles/view/syakai/137785
2012年7月27日 日刊ゲンダイ
トラブルが集中する呪いのとき
もうすぐ「魔の8月」がやって来る――。市場関係者の多くが囁きはじめた。
「株式市場にとって8月は鬼門です。実際、2年続けて大暴落しましたからね」(市場関係者)
昨年7月末の平均株価(終値)は9833円だった。それが8月に入り下落傾向に歯止めがきかなくなり、月末は8955円。9000円を割り込んでいる。この間の下落率は約9%。その前年、10年の下落率も約7.5%に達している。
「この時期は欧米のヘッジファンドが顧客の解約を想定し、売りに転じます。そのため世界的に株安になる傾向はあります。ただ、そればかりではありません。世界経済を震撼(しんかん)させる出来事は、なぜか8月に集中するのです。古くは71年のニクソン・ショック、90年は湾岸戦争の引き金となったイラクのクウェート侵攻がありました」(株式アナリストの櫻井英明氏)
97年はアジア通貨危機に見舞われ、98年はロシアがデフォルト。その影響でヘッジファンド「LTCM」が破綻した。07年は仏パリバ・ショックだ。昨年も大手格付け会社が米国債を格下げし、世界の株式市場が暴落している。
これだけ続くと不気味だ。今夏はただでさえ相場が最悪である。円高・ユーロ安が進み、平均株価は8500円前後で張りついたまま。「8月の呪い」に襲われたらひとたまりもない。
「意外かもしれませんが、27日開会式のロンドン五輪だってマイナス材料です。投資家が競技に夢中になるから、株式市場は薄商いになってしまう。そんな時にスペイン危機がはじけ、円高・ユーロ安が進んだら市場は大打撃。6月安値の8200円台を覚悟すべきでしょう」(前出の櫻井氏)
株式評論家の倉多慎之助氏はもっと厳しい。
「市場はユーロ危機に加え、LIBOR問題など新たな悪材料に染まっています。8月は8000円の攻防になるでしょう。1ユーロが80円を割り込むような事態になったら、7500円もあり得ます」
8月暴落の引き金を引くのは五輪か、スペインか。それとも水面下でうごめく何かなのか。要注意だ。
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