http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/160.html
Tweet |
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M7Q2ZP6TTDSN01.html
7月25日(ブルームバーグ):市場は間違っている−。そう言い残してドイツのショイブレ財務相は夏休みに入ってしまった。
24日遅くのスペインとの共同声明は、債券市場でスペインの国債利回りを持続不可能な水準に押し上げたトレーダーらをいわば戒める内容だった。声明発表後、ショイブレ財務相は3週間の休暇に入った。
欧州は夏休みたけなわだ。そして昨年のこの時期と同様に、投資家はユーロの命運を心配して債券市場で利回りを押し上げている。ガイトナー米財務長官がスペインとイタリアを支援する「短期的な措置が直ちに必要だ」と23日に指摘した危機を残したまま、欧州各国の政治指導者らの多くがお気に入りのビーチや山、湖畔へと旅立っていく。
スタンダードチャータードの欧州調査部門の責任者、サラ・へウィン氏(ロンドン在勤)は「市場は明らかにひどく不安がっている」として、注目すべき首脳会議(サミット)も当局者会合もない空白の「夏のさなか」に放り出されていると指摘した。
2011年の夏も市場は波乱に見舞われ、欧州中央銀行(ECB)はスペインとイタリア債の購入を開始。当局者らは緊急会合を開かざるを得なかった。
欧州の安全な逃避先であるドイツ国債の安泰に守られて、ショイブレ財務相とメルケル首相は2−3週間の休暇に出かけた。ベルリンの司令塔不在というわけだ。
フランスのオランド大統領は国内に残るが南仏へ、ベルギーのディルポ首相は8月にイタリアのアブルッツォへ向かう。ポルトガルのコエリョ首相は8月の第1、2週に休暇を取ると同国紙ディアリオ・エコノミコが報じている。国内にはとどまるという。
対照的に、スペインのラホイ首相に休暇の予定はない。同首相のスケジュール表は8月6−17日まで空っぽだが、その期間にも成り行き次第で予定が入るかもしれないと報道官は述べた。イタリアのモンティ首相は8月半ばに1週間と短めの休暇を予定。国際債権団の査察団をアテネに迎えているギリシャのサマラス首相も休まない。同首相は欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長と会談し、その後27日に欧州委とECB、国際通貨基金(IMF)の通称トロイカの代表団と会うことになっている。
■「それでも欧州高官は夏休み」 ・・投機筋しかいない不気味な市場
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2012/1232.html
8月になればメルケル首相もショイブレ財務相も当然の如く数週間の夏休みに入るとのこと。スペイン・ギリシャも夏休みモードだ。
ラホイ首相がゴルフに興じる写真などがメディアを賑わすかもしれない。
仮に日本が債務危機に陥ったとして首相が長期休暇に入ればブーイングの嵐となろうが。
いずれにせよ、欧州債務問題は8月になれば水入りとなろう。
水入り期間中もスペイン国債には売り圧力がかかりやすいが、7.6%の利回りが魅力で買い手がついていることも事実。
買い手の読みは、スペインはギリシャと違い大国。Too big to fail 大きすぎて破たんさせられない。いずれEUも救済せざるを得ないということだ。
しかも、ヘッジファンドは空売り規制をかけられた。
トレーダーの感覚としては、スペイン国債利回りは、今がピークとも考えられる。
ここまでスペイン国債を売ってきた人たちといえば、一般・機関個人投資家のパニック売りとヘッジファンドの空売りであった。
★投資家のパニック売りが一巡すれば、空売りなき市場には投機買いしか残らぬ(抜粋)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。