http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/112.html
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http://www012.upp.so-net.ne.jp/visitor/12.7.21.htm
なぜ円高は止まらないのか、40年間(凹凸はあるが)円高進行は止まらない、4.5倍とはどうしたことか
※(参考資料)出典や根拠は後方にあります
▼日本のマネーサプライは世界ダントツ、欧米の比ではない、データで明らか
※これを知らずに日銀を非難する無知な輩がいるのには驚いている
金融緩和からすれば円安になってよいはずなのに「円高」
http://www012.upp.so-net.ne.jp/visitor/11.12.11.htm#A.
▼日本国債の利回りは世界一低い
日本国債の利回りは世界最低なので投資には向かないので本来円安になっても良いはずなのに「円高」
▼日本国債の保有者は日本国民が多く海外の保有は6.2%(2012年3月末)と少ない
米国債の海外保有比率は31%(2010年9月末)と多い、
※外国の投資家の国債保有からすればドル高円安になって良いはずなのに「ドル安円高」
(外国人が円を買っているのではなく買っているのはドルと言って良いのでは)
▼財務省の為替介入は現在まで1兆258億ドル(外貨準備高)米国は1369億ドルより遥かに多い(2011年)
http://www.iti.or.jp/stat/4-014.pdf
外貨準備が為替介入になっている、財務省は短期国債を発行し円を集めドルを買っている、すなわち実質的にはドル買い円売りになるので円安誘導のため必要以上に外貨準備を持っている、総額で米国の9倍以上、それなのに「円高」
▼通貨の価値は購買力で決まるがドルは円より購買力は高い
▽日本の食料や電気料金などの公共料金は米国の2倍以上も高い
電気料金国際比較
http://www012.upp.so-net.ne.jp/visitor/708.htm
▽購買力平価、消費者ベースで「130.84円/ドル」(11年10月)
レートを80円とすれば日本の物価は米国の1.6倍高いことを意味する
したがってレートベースでドルの価値は円の1.6倍と言える
なのに「ドル安円高」
ーーーー
円高の原因は
以上から「日本の対外純資産残高は世界ダントツ」が原因でこれ以外に考えられないのです
購買力から見てもドル安ではなく、円が高過ぎなのです。
日本企業が現在に至るまで40年間外貨稼ぎ「外貨売り円買い」を続けた結果で円高になっているのです。
▼日本の対外純資産「黒字」3兆1000億ドル(2010年)、これが円買い残で「円高」の原因
米国の対外純資産「赤字」2兆5000億ドル、これがドル売り残で「ドル安」の原因
▼対外純資産で所得収支は15兆円にも膨れ上がった、貿易収支がゼロでも15兆円の外貨が増えているもです,この外貨が「外貨売り円買い」になっ ているのです
▼円安にするには
対外純資産を減らす、少なくとも増やさない政策が必要なのです、
すなわち「税常収支ゼロ」が円安誘導には必要不可欠なのです
ーーーー
対外純資産を増やすのはGDPには逆効果
▼「GDP(PPP)/人」国際比較(2010年)
※物価補正しているから「購買力/人」を表していて国民生活レベルと見て良いのです
▽対外純資産「黒字」世界ダントツ、円はドルに対して4.5倍になった日本は25位と低迷
▽対外純資産「赤字」世界ダントツ、ドルは円に対して1/4.5になった米国が7位と日本より可成り上
日本は台湾にまで抜かれている
▼日本の経済の大転換が必要
日本経済の現状は
輸出超過→円高→賃金下げ・企業減税で輸出→輸出超過、
の繰り返しで360円が80円と4.5倍にも円高、景気低迷し賃金は上がらず財政赤字も大幅に増えた
▼日本経済は労働者犠牲、しかも企業自身も円高で赤字続出、
日本の輸出競争力を外貨を稼ぐのではなく賃上げに活用していたら、すなわち賃金上げて360円を維持していたら賃金は4.5倍以上になり 「GDP(PPP)/人」は世界最高レベルになっていたはず、
企業の利益も国民生活レベルも倍増していたはず
※円高は労働者犠牲の産物なのです、これに気付きましょう
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参考資料
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以上抜粋
▼ドルやユーロの暴落ではなく、円の高騰なのです、
通貨の価値は購買力で決まるが購買力平価のデータからでも明らかです
日本の消費者物価はレート比較で米国やユーロ圏より可成り高いのです、
すなわち円が実勢以上に高過ぎなのです、日本自体が外貨を稼ぎ「外貨売り円買い」しているからなのです
▼購買力平価 (2011年10月現在)
円/ドル ユーロ/ド ル
消費者物価 130.84円/ドル 1.221ユーロ/ドル
企業物価 99.55円/ドル 1.212ユーロ/ドル
輸出物価 61.86円/ドル 1.280ユーロ/ドル
実勢相場 76.72円/ドル 1.371ユーロ/ドル
(出所)公益財団法人 国際通貨研究所
http://www.iima.or.jp/research_gaibu.html
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