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http://japanese.ruvr.ru/2012_07_19/roshia-ajia-keizai/
ロシアは極東地域および東南アジア諸国向けに穀物輸出を行う構えだ。ホーチミン市で開催のAPECビジネス・コンサルタント評議会の大会では、農産物の拡大およびロジスティックス上の連鎖の改良を図る具体的なアクション・プランが提示された。ロシア穀物連盟のアレクサンドル・コルブト副会長は、アジア太平洋地域はロシアの穀物生産者らにとって非常に大きな関心の的となっているとして、次のように語る。
「ここ数年で、昔から米を食してきたこの地域において食物構造にラジカルな変化が生じた。経済が急速に発展すると市民の収入も伸び、それがパンの需要、肉、牛乳といった動物性の食物の需要の拡大へとつながった。これがもとで食物用、飼料用の穀物需要が急激に拡大している。ロシアの穀物は質からしてアジア市場の要求を満たすものであることが、穀物および製粉のトライアル輸出で明らかになった。アジア市場向けの輸出はシベリアおよび極東地域の穀物生産を刺激している。仮にシベリア地域で用途としては農作地でありながら現在その目的で利用されていないか、または完全には利用されていない用地を耕作すれば、すぐにでも年間200−300万トンの穀物を輸出することができるだろう。」
ロシアのアジア市場向けの穀物輸出を拡大する上で阻害要因となっているのは必要なインフラの欠如だ。極東ロシアの港だけを使っても、輸出量は1000万トンまでカバーできるはずだが、現在はたった10万トンしか運び出すことができない状況だ。輸出拡大のためには穀物用輸送用のターミナルとエレベーターの建設が欠かせない。
ロシア産穀物のアジア市場向け輸出計画は9月にウラジオストックで開催のAPECサミットで検討され、承認を得る計画だ。専門家の予測ではこれによってロシアの穀物輸出量は現在の2500−2700万トンから、今後10年の間にも4000万トンにまで拡大することができる。
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