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http://blog.livedoor.jp/mkubo1/archives/51350094.html
ロイターに下記のような記事がでました。
[ベルリン 16日 ロイター] ドイツの憲法裁判所は16日、欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定に反対するグループが違憲だとして提訴している問題で、9月12日に決定を下す方針を明らかにした。
ドイツ政府の反応は明らかになっていないが、ショイブレ財務相は先週、憲法裁判所が秋までに承認することを期待していると述べた。
またフォスクーレ長官は先週、「徹底した審理」を行う可能性に言及しており、そうなれば最大3カ月の時間を要するとの見方が出ていた。
憲法の専門家は、裁判所はESMと新財政協定の批准を承認するだろうが、国民投票を求める憲法の変更なしにそれ以上の主権の譲歩はできないとの見解を示す可能性があると指摘している。
ESMは7月1日からのスタートが予定されていた。稼働にはドイツの承認が不可欠で、議会ではすでに承認されている。
(http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK819278520120716)
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当初、憲法裁判所がESMの合法性を審査するのに3週間程度必要と言っていましたから、なぜか、2ヶ月近くかかることになります。
理由は2つだと思います。
1つは、当然ですが、主権の問題です。
ESMの役割とドイツの主権が維持できるかどうかを厳密の精査するのに時間がかかるのでしょう。
ESMの役割を拡大しようという動きがありますからね。
どうしても、時間がかかるものと思います。
もう1つの理由は、欧州ならではだと思いますが、夏休みでしょう。
彼らは、きっちりと夏休みを取ります。
信じられないくらい、忙しかろうがなんだろうが、休みを取ります。
しかも、しかもですよ、日本人のように1週間なんてけちな休みではありません。
いわゆる、桁違いというやつでして、1週間でなく、1ヶ月ですね。
この時期には、ほとんどの欧州の人は、夏休みの計画を立てており、今さら、計画を変えるなんてできないでしょうね。
この2点であわせて2ヶ月ですので、計算は合いますね。
もっと、真面目にやれって、十分、彼らは真面目でしょう。
これが欧州のペースなのです。
本題は、ESMの機能を拡充するには、ドイツの国民投票が必要になるということです。
これは、ますます、ユーロの解決を長引かせる可能性があります。
やはり、ユーロ連邦をさっさと作るしかないのかな〜。
そのためには、(マーケットなど)ぼろぼろにならないと、政治決断が出来ないでしょうね。
歴史的に、ドイツは、世界や欧州の恐慌とか、戦争とか、ざまざまなトリガーになることが多いですが、この厳格な国民性が、仇となるのでしょうね
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