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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M721L26JTSE801.html
7月12日(ブルームバーグ):ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作問題で制裁金の支払いを求められる可能性などに直面している16の金融機関のうち、訴訟関連費用が最大になりそうなのはロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)とドイツ銀行だとモルガン・スタンレーのアナリストが試算した。
モルガン・スタンレーのベッツィー・グラセック氏(ニューヨーク在勤)とヒュー・ファンステーニス氏(ロンドン在勤)は12日付のリポートで、LIBOR問題の調査に関連した法務費用はロイズ・バンキング・グループで5900万ドル、ドイツ銀は最大10億4000万ドル、RBSは同10億6000万ドル(約840億円)に上る可能性があるとした。費用は恐らく2013年か14年に計上されるという。
英銀2位のバークレイズは先月、LIBOR操作を認め、2億9000万ポンド(約355億円)の制裁金支払いに応じると発表。今月に入って同行のマーカス・エイジアス会長が辞意を表明、ロバート・ダイアモンド最高経営責任者(CEO)とジェリー・デルミシエ最高執行責任者(COO)が辞任に追い込まれた。
モルガン・スタンレーのリポートによると、他行も制裁金を科された場合、バークレイズを「上回る額を支払う」ことになる。同行は「当局に協力的で早くから対応した」ため、英金融サービス機構(FSA)が制裁金を30%減額したのだという。このため、他行を対象とする「制裁金のベースは6億5000万ドルの計算だ」とアナリストは記した。
全体的影響
リポートによれば、全体的に見て監督当局が科す制裁金の影響で、関係する銀行の2012年1株利益は7−12%減少する見通し。訴訟費用で13年と14年の1株利益は7%減る可能性がある。
モルガン・スタンレーのアナリストは集団訴訟で名前の挙がった16行の訴訟リスクを試算する上で、LIBORが4年間に毎日0.01ポイント過少申告されたと想定。これは、16行全体での総コストが60億ドルとなることを意味する。
アナリストはまた、各行の金利デリバティブの保有規模も検証した。RBSとドイツ銀行の保有規模は最大だったため、両行の訴訟費用は最高になると予想したという。両行の広報担当者はいずれもモルガン・スタンレーの試算についてコメントを控えた。
■LIBOR問題負担、1兆円超!・・まだまだ序の口である
http://www.eagle-hit.com/2
★LIBOR問題、欧米銀に1兆円超す負担 罰金などで(米モルガン試算)
ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作問題について、欧米の主要金融機関11社が負担する罰金や訴訟費用が2014年までに計147億ドル(約1兆1700億円)に上るとの予想が出ている。米金融大手モルガン・スタンレーのアナリストが試算、12日付の顧客向けリポートで公表した。
同リポートの試算対象は、すでに不正を認めた英大手銀バークレイズのほか、モルガンが調査した米3社と欧州の7社の計11社。11社が支払う罰金の総額を約69億ドル、訴訟関連の費用総額を約78億ドルと見積もった。罰金はバークレイズが英米当局に支払った約4億5000万ドルを基準に推定するなど、それぞれ仮定にもとづいて算出しており、実態とは開きがある可能性がある。
罰金支払いが各社の12年通期の1株利益をそれぞれ4〜13%押し下げるほか、訴訟関連の費用が13、14年の各年通期の1株利益を0〜10%押し下げるとの予想も示した。
11社は米系ではバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェース。欧州系ではクレディ・スイス、UBS、ドイツ銀行、ソシエテ・ジェネラル、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、HSBC、ロイズ・バンキング・グループ、バークレイズ。【日経新聞 11:31】
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おわかりのように、11社がLIBOR不正操作に関わっていたことを前提にしており、もはや疑いの余地がない。あとは時間の問題である。
罰金と訴訟費用が算定されているが、訴訟で敗訴なった場合、損害賠償でいったいいくら払うのか。
5年間の不正操作で、5京円分が動いたとされる。
この天文学的数字を補填することは不可能である。
LIBOR問題は、まだまだ序の口である...。
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