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(回答先: 暴かれ始めた銀行不正/グローバル金融解体への布石 投稿者 墨染 日時 2012 年 7 月 04 日 08:09:06)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6LDOZ0D9L3501.html
7月3日(ブルームバーグ):英銀バークレイズのトップ3人が辞任した。同行がロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を作為的に低く報告していたのがイングランド銀行(英中央銀行)の指導によるものかどうかという点で、中銀と同行の溝は深まっている。
ロバート・ダイアモンド氏は3日、バークレイズの最高経営責任者(CEO)を辞任。ジェリー・デルミシエ氏も最高執行責任者(COO)を辞任した。マーカス・エイジアス会長もダイアモンド氏の後任のCEOを選定した後に同行を去る。ダイアモンド氏はバークレイズに16年在勤した。
バークレイズは、LIBORを操作しようとしたとして過去最高の2億9000万ポンド(約360億円)の制裁金を当局から科された。BBCはキング英中銀総裁と英金融サービス機構(FSA)のターナー長官がダイアモンド氏を辞任させるため介入したと報じた。
ダイアモンド氏は4日に英議会で証言する。これを前にバークレイズは3日、英中銀との間にあった2008年の電話のメモを公開。通話内容の公表は、当時中銀の市場担当ディレクターだったポール・タッカー氏(現副総裁)がバークレイズにLIBORを低めに報告するようにほのめかしたことを示すのが趣旨。
ダイアモンド氏は同年10月30日に当時のジョン・バーリーCEOおよび部下だったデルミシエ氏に宛てた電子メールで「タッカー氏は、政府から受けている電話は『高官』からで、当行にアドバイスが必要ないことを確信しているが、報告金利が最近のように高い状態に見えることも、いつも必要ということもないだろうと述べてきた」と記した。
デルミシエ氏の解釈
バークレイズがこの日議会に提出した証拠文書によると、ダイアモンド氏は指導を受けたとは考えず、部下だったデルミシエ氏に報告金利を低くするように命じることもしなかった。一方、デルミシエ氏は中銀がLIBORをあまり高くしないように指導したと受け止め、そのように金利報告担当者に指示したという。
エイジアス会長は同日の報道関係者との電話会議で、「デルミシエ氏はこれを純粋な誤解だったと確信しているが、結果として同氏が、LIBORを低めに報告する指令を出した最高位の幹部ということになった。もちろん同氏は、非常に難しい立場に置かれる」と説明した。
英中銀の当局者は、文書について直ちにコメントしていない。
米英の当局はバークレイズが利益を得ることを目的として「組織的に」LIBOR操作を図ったと主張した。
ダイアモンド氏は2日、辞任圧力に抵抗する構えを示し、同行のLIBOR設定のプロセスについての調査結果を待ち改善を実施すると表明していた。英当局はLIBOR問題で刑事捜査開始を検討している。
ダイアモンド氏は3日の発表文で「バークレイズに対する外部からの圧力は、事業基盤を害するリスクとなるレベルに達した」とし、「それを許すわけにはいかない。先週公表された事柄がバークレイズとその従業員について作り出したイメージが、真実とあまりにも懸け離れていることを非常に残念に思う」と心境を説明した。
バークレイズ株はこの日一時4.8%高となったが、0.8%安の167.05ペンスで取引を終了した。
★ロンドンの人材あっせん会社ケネディ・グループのジェーソン・ケネディCEOは「船長が去り、一等航海士も一等機関士もいなくなった。従って、この船は立ち寄る港もなく漂流している」と述べた。
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