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http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20120702/1341193824
日経新聞が、電子版の記事で「ソニー、アップルに楽曲配信」と報じているが、これは本文を読んでみると、iTunesストアの販売ではなく専用アプリでのダウンロードというのが分かる。
•ソニー、アップルに楽曲配信 販売増へ戦略転換:日本経済新聞
•日経の釣り記事「ソニー、アップルに楽曲配信 販売増へ戦略転換」まとめ - Togetter
つまり、いわゆる一つの釣り記事なのだが、日経新聞はここのところ、こうした釣り記事を連発して評判となっている。特に、任天堂についての記事では、任天堂の社長や広報から何度も名指しでデタラメだと指摘されるなど、問題視されていた。
•ニュースリリース : 2012年6月5日•Twitter / Nintendo:
ところで、なぜ日経新聞がこのような釣り記事を書くようになったかというと、理由はズバリ電子版が発売されるようになったことにあるという。
これは、とある新聞社の方に聞いたのだが、日経新聞に限らずあらゆる新聞の記者は、これまで長い間、自分の書いた記事が何らかのフィードバックを得るということはなかった。よっぽど特別な記事を書いた場合を例外に、購読者や世間からは、良いというフィードバックも悪いというフィードバックも得ず、記事を書き続けてきた。フェードバックを得られるのは会社の人間からのみで、しかしそれさえもベテランになるとほとんどなかった。
ところが、電子版がそれをガラリと変えてしまった。電子版によって、自分の書いた記事へのフィードバックが可視化されるようになったのである。具体的に言うと、アクセス数が分かるようになったのだ。同時に、記事間のランキングなども分かるようになった。自分の記事がどれだけ読まれ、どれだけ人気かというのが数字で突きつけられるようになったのである。
これが、全てを変えた。これが、日経新聞の記者や記事の体質をガラリと変えてしまったのである。これで、日経新聞は全社を挙げて釣り体質へと方向転換してしまったのだ。そうして、先のような釣り記事を連発するようになったのである。
このことから分かるのは、「フィードバックは化け物」ということだ。100年の歴史を持つ新聞社の社風を、一瞬にして変えてしまう力があるのである。それが、いいことなのか悪いことなのか、その評価はおいておくとして、人はフィードバックを前にすると影響を受けずにはいられないということが、この事実からあらためて分かるのである。
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