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4.6%→4.4% 失業率改善はマヤカシだ 雇用はどんどん失われている
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2012/7/2 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
◆就業者数は1カ月で10万人減
5月の失業率は4・4%と、前月の4・6%から0・2ポイント改善した。だが、雇用環境が好転した実感は乏しい。
第一生命経済研究所主席エコノミストの新家義貴氏も、「失業率は前月から改善したが、内容は悪い」というリポートを出した。「雇用は足元で弱含んでいるようにも見える」とし、「実際に雇用が減少しているかどうかははっきりしないが、いずれにしても雇用情勢が芳しくないことは間違いない」とした。
まず、5月の就業者数は6297万人で、前年同月に比べ30万人も減少した。実に6カ月連続の減少だ。前月の4月と比べると10万人減。たった1カ月の間に「働いている人」が、こんなに減ったのだ。
就業率は56・8%。こちらも同0・1ポイントの減少である。それなのに失業率が改善するとはおかしな現象だ。東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏が言う。
「職を探しても、どうせ見つからないと諦めてしまった人が急増しているのです。こうした人は失業率には反映されません。だから雇用の実態は悪化しているのに、失業率は改善してしまうのです」
こうしたなか、企業の倒産動向が不気味な傾向を見せている。5月以降、東京都や神奈川県、千葉県、大阪府など大都市圏で倒産件数が激増しているのだ。さらに「従業員5人未満」の倒産が5月は17・4%増だった。
「中小・零細企業の倒産を食い止めてきた金融円滑化法が来年3月で終了します。今後、倒産件数はもっと増加することになるでしょう。倒産に至らなくても、従業員数を減らさなければ生き残れない中小企業が続出します。雇用環境は悪化するばかりです」(友田信男氏=前出)
まやかしの失業率改善の裏は地獄だ。
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