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日本が天然ガスを米英の倍の価格で買う理由を大前研一氏解説(週刊ポスト):宗男さん、出番です!
http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/719.html
投稿者 エテ公 日時 2012 年 6 月 30 日 22:46:54: .XQ.mNI0RTQBI
 

(回答先: 日本はなぜ、液化天然ガスを米国の9倍の値段で買っているのか (週刊朝日)  投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 30 日 18:32:04)


 日本は天然ガスのほとんど(国内消費の98%)をLNG(液化天然ガス)で輸入している。LNGは気体をマイナス160度程度まで冷却して液化するコスト、専用タンカーで海上輸送するコスト、再び気化するコストがかかるので、どうしても割高になる。いったいなぜこんなことを続けているのか。大前研一氏が解説する。

 * * *
 
 日本は他の先進国に比べて天然ガスの利用率が低い。一次エネルギー供給構成比(2009年)を見ると、天然ガスの割合はイギリスの37%、カナダの30%、アメリカやドイツの24%に対し、日本は18%にとどまっているのだ。

 なぜ、日本は天然ガスの利用が進んでいないのか? 理由は二つある。一つは、輸入価格が高いことだ。日本は天然ガスを長期契約で原油価格に連動する価格で買っているため、原油価格高騰によって輸入価格が高止まりしている。

 だが、このところ非在来型天然ガスが世界各地で続々と発見されている影響で、在来型天然ガスの価格は原油に比べて大きく下がっている。だから市場価格でスポット購入しているアメリカやイギリスなどの購入価格は日本の4〜6割だ。

 しかも、日本は天然ガスのほとんど(国内消費の98%)をLNG(液化天然ガス)で輸入している。LNGは気体をマイナス160度程度まで冷却して液化するコスト、専用タンカーで海上輸送するコスト、再び気化するコストがかかるので、どうしても割高になる。

 もう一つの理由は、海外からのパイプラインがないことだ。これまで日本は海外からのパイプライン敷設を拒否してきた歴史があるが、それはパイプラインのバルブを閉められたらどうするのか、相手に生殺与奪の権を握られてしまう、という意見が強かったからだ。

 したがって今は中近東やインドネシア、マレーシアなどからLNGタンカーで輸入しているわけだが、この理屈はそもそもおかしい。バルブを閉められるような状況になったら、日本のタンカーが行ってもLNGを輸出してはくれないだろう。パイプラインだからリスクが高い、ということはないのである。

 現にヨーロッパの国々は北海やロシア、アフリカから天然ガスのパイプラインを数千キロメートルにわたって敷いている。アメリカとカナダも、網の目のようにパイプラインを敷設している。日本も早急にロシアと平和条約を結び、サハリン(樺太)のガス田からパイプラインを敷いて天然ガスを輸入すべきなのだ。
 
 サハリン南端から北海道・稚内までの宗谷海峡は約40キロメートルしかないので、やろうと思えば簡単にできる。ウラジオストクから新潟の日本海ルートも難しくはない。日本の場合は漁業権の補償という問題もあるが、それは安価なエネルギーの確保に比べたら些細なことだ。

※週刊ポスト2012年7月6日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120629-00000007-pseven-int  

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コメント
 
01. 2012年7月01日 07:47:42 : QIv5LPYuJc
北方4島を返還しない限り、ロシアから購入は禁ずる。

経済的に豊かにすると、手放さないからである。
ロシアからは買うな!

これが4島返還の早道である。
鈴木宗男は、馬鹿だ。
太陽政策で返還されると思っているのだから、、、事実駄目だろう。
北風政策でいかねばならない。


02. 2012年7月02日 07:50:35 : QTtRYxLheU
日本はエネルギー安全保障の点から選択肢の拡大、また政治的経済的合理性の点からもロシアへのシフトは正しい。氏素性からしてあやしい大前研一にしては珍しく正論を吐いている。

1950年代、旧ソ連との間で合意を見てまとまりかけていた2島返還案を、なぜか4島一括返還論を持ち出しちゃぶ台返しをしたのは、日露関係修復を望まない米国に指嗾された連中によるものである。


03. 2012年7月02日 15:16:07 : BZZjZAt60A
天然ガスは石油と違って国際的スポット市場が成熟していないのでほとんどが相対取引となっている。
(もっとも石油のスポット価格も実質的にはサウジとグルになった欧米メジャーの支配下にある)
カタール産天然ガスはもともと米向けに開発されたもので、フクシマ危機以降、またまたま輸入量を確保できた。

米国内のシェールガス革命は米国内の中小資本が主体となったもので、今のところまだ石油メジャーの価格支配下に入っていないので、米国内スポット価格は暴落した。
しかし、天然ガスも、国際的にはそのほとんどが、資源ナショナリズム(国策会社)と石油メジャーの下で開発されており、一般的に需給は軟化しているものの、はたして国際スポット市場が成熟するのかどうか、価格の将来はどうなるか不確実だ(ロシア産もしかり)。日本商社が積極的に進めている開発段階からの関与で量は確保できても、交渉力で「安く」輸入するのはかなり難しいのではないか。それは中国にとっても同様だろう。

それでも天然ガス火力発電は、石油火力や原子力、自然再生エネルギーに比べたら割安で効率的。国内縦横断パイプラインがあればさらに使い勝手が良い(コジェネや燃料電池、輸送燃料にもなる)。

もとろん原発に回帰するのは論外だから、長期的には日本近海の自前天然ガスの開発を促進するのが一番だ。
(それには国家的自立戦略と、化石資源という「迷信・詐欺」から覚めることも必要だが、20年もすれ迷信・詐欺であることは明らかになるだろう)

尚、かつて2000年頃、サハリンからのパイプライン構想が浮上した折、原発にこだわる電力業界が高価格を理由に反対してつぶした。国際長距離ガスパイプラインも、国際関係を良好にしておれば量は安定的に輸入できても、ドイツ=ロシアのガスの高価格のように、LNGと比べて必ずしも割安になるわけではない。(が、日ロ関係の安定の為にも、輸入先の多角化の一環としても、必要だと思う。)


04. yonaosi7 2012年10月11日 13:19:52 : Va6UwP3pc97rk : GPOSKS7hhA
早急に、やるべきです!なんなら宗男さんに交渉してもらってもいいんじゃないですか!原油もイランからガンガン買いましょう!領土問題など「屁」でもありません。いままで、70年間なんの問題も無いです!領土問題はあげる覚悟でカードで使えばいいのです!揉める種なら無い方が国益です。宗男さん出番ですよ〜!

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