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[集中株主総会] 問題企業の役員巨額報酬へ浴びせられた怒号、罵声
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2012/6/29 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
あのウッドフォードもヤリ玉
赤字決算ゾロゾロで、どこもかしこも大荒れとなった大企業の株主総会。とりわけ注目されたのが、業績不振にもかかわらず億単位の役員報酬を得ていた「1億円プレーヤー」への株主の怒り、罵声だ。
まず、やり玉に挙がったのは、ソニーのハワード・ストリンガー会長の巨額報酬。4期連続で赤字をタレ流しながら、4億5000万円も受け取っていた。株主からは「ソニーの企業価値の毀損は(前CEOの)ストリンガー氏らが進めた“賞味期限切れ”の戦略が原因だ」と批判が噴出。超円高や大震災などを言い訳にしたストリンガー氏に、「資質のあるトップは外部環境を理由にしない!」との説教まで飛んだ。
「結局、ストリンガー氏の報酬は総会で否決されなかったばかりか、取締役として居座り続けることが決まりました。厚顔無恥とはこのことですが、新社長の平井一夫氏も1億5460万円もの役員報酬を受け取っていたから、何も言えないのは当然。話になりませんよ」(40代の男性株主)
野村ホールディングスでは、グループCEOの渡部賢一氏が1億2800万円、グループCOOの柴田拓美氏が1億1300万円。業績低迷に加え、OBらの犯罪関与やインサイダー事件で世間を騒がせたが、総会でインサイダーについての社内調査結果の公表はなし。「追及を受けないよう、公表を遅らせたのではないのか」と株主から怒りの指摘が出た。
野村はきょう(29日)になって慌てて会見を開き、調査結果を公表するほか、経営陣の報酬カットを行う。
日産の株主総会では、カルロス・ゴーン社長が9億8700万円の報酬額を公表して話題になったほか、役員6人も1億円を突破していた。
しかし、こんな批判が上がっている。
「日産は総会の2日後の28日に有価証券報告書を提出しました。前年までは1億円以上の役員7人の名前が記載されていたのに、今回はゴッソリと消えているのです。どうして隠す必要があるのか」(50代の男性株主)
元社長マイケル・ウッドフォード氏と解任訴訟を争っていたオリンパス。1000万ポンド(12億4500万円)を支払うことで和解したが、この金額、ウッドフォード氏が受け取るはずだった報酬の3年分という。年俸は、4億1500万円だったことになる。
「オリンパスの“天皇”といわれた菊川剛元会長が1億7500万円だったから、外国人トップが突出していたことがわかります。海外ではいま、経営者の巨額報酬への批判が急激に高まり、多くの大企業の株主総会で、役員報酬案が否決されている。日本企業はナメられているのです」(経済ジャーナリスト)
医療用の不織布トップのホギメディカルでは、創業者で取締役の保木将夫氏に20億円の功労金を贈呈することを決議したが、保木氏が「辞退したい」と申し出たため、決議を撤回。会社の利益が増えることになった。
経営者もいろいろ。まともな人もいるのだ。
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