http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/697.html
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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6C1DC6S972801.html
6月28日(ブルームバーグ):米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用するビル・グロース氏は、各国の経済や金融市場が債務危機の混乱から正常化するには数十年かかるとし、依然として米国債が最も安全な投資先だとの見方を示した。
グロース氏はPIMCOのウェブサイトに掲載された月間投資見通しで、世界各国が見舞われている真の債務危機を最終的に解決するには、デフォルト(債務不履行)か、さらに紙幣を刷りマネーで膨らませて消し去るしか方法はないと指摘。米国債市場は、投資家にとって「汚れたシャツの中では最もまし」だと考えられると記した。
さらに、「債務危機の中で米国をアンダーウエートにすべきではない」とし、「安全資産を求める投資マネーにとっては、米国の深く流動性があり、高格付けの国債と株式が逃避先となる」と続けた。
グロース氏は、先進国では米国債のほか英国債を選好するよう勧めた。ドイツについては、ユーロ圏の債務・銀行危機の終息に必要な最終コストに関連したリスクを抱えていると指摘した。
■ユーロ圏はねずみ講、EU大統領の報告は紙屑以下(ローチ氏)・・ユーロ圏は「失われた10年」に向かうだろう
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6C15B6S972901.html
6月28日(ブルームバーグ):元モルガン・スタンレー・アジア会長で米エール大学教授のスティーブン・ローチ氏は28日、ユーロ圏は事実上のねずみ講であり、債務危機はその結果だとの見解を示した。欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領が準備した危機解決のロードマップ(工程表)は「印刷されている紙ほどの価値もない」とこき下ろした。
ローチ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「これは私の全生涯で見た最も漠然としたリポートだ」と述べ、ファンロンパイ大統領は「ビジョンについて語っているが、サングラスをかけているに違いない。光が見えないようだ」と切り捨てた。
EU首脳らはこの日から始まる2日間の会議で危機の収束策を模索する。ローチ氏はユーロ圏危機について、一部の周辺国の金利を人為的に低くしたことから生じた経済不均衡が原因だと分析。
「ギリシャやポルトガル、スペイン、イタリアは自国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に集中する必要もなく、ただユーロの通貨同盟に参加するだけで金利が一瞬のうちにドイツと同じ水準まで下がり、低いままになった。ドイツは、これら周辺国に自国製品を輸出するという形でただ乗りをした。ドイツ並みの低金利がなかったら、これらの国はドイツ製品を買うお金がなかった。つまりこれはねずみ講だ」と解説した。
ユーロ圏諸国は「金融工学によって成長を製造した」が、「今やこれが露呈し、リセッション(景気後退)に陥った」と指摘した。
さらに「迅速な解決策」などはなく、ユーロ圏は「失われた10年」に向かうだろうとも述べた。
★米国債:上昇、7年債入札では最高落札利回りが過去最低更新
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6CEIT6S972901.html
6月28日(ブルームバーグ):米国債相場は上昇。財務省が実施した7年債入札(発行額290億ドル)では、欧州危機からの逃避需要で最高落札利回りが3カ月連続で過去最低となった。
10年債利回りは約1週間ぶりの低水準。欧州では、債務危機への対応をめぐる欧州連合(EU)首脳会議(サミット)がスタートした。米7年債入札では、最高落札利回りが1.075%となった。入札直前の市場予想は1.056%だった。投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.64倍と、昨年10月以降で最低。
BTIGの主任グローバルストラテジスト、ダン・グリーンハウス氏(ニューヨーク在勤)は「欧州をめぐって不安があるのは明らかで、それが米国債の上昇基調を生み出している」と指摘。「状況の進展を伝える明確なニュースが聞かれるまで、このトレンドは続くだろう。米国債を積極的に売る理由はこれまでのところ見当たらない」と続けた。(以下略)
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