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サムスン電子「ギャラクシーS3」、需要に供給追いつかず
2012年 06月 27日 15:42 JST
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[ソウル 26日 ロイター] 韓国のサムスン電子(005930.KS: 株価, 企業情報, レポート)は、最新型スマートフォン「ギャラクシーS3」に対する需要の高まりになかなか供給が追いつかない状況で、1カ月で約200万台の販売機会を失う可能性も出てきている。
サムスンは、米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)が毎回新製品を投入する度に巻き起こしていた消費者の熱狂とはこれまでは無縁であり、需要が供給を圧倒的に上回っている、というのは同社にとってうれしい悩みだ。とはいえ、供給不足の一部は生産面の問題に起因し、欧州で一部販売に影響したほか、米国では大手電話会社が一部で予約注文の受け渡しを延期せざるを得なくなった。
ギャラクシーS3はサムスンのスマートフォンとしては最も評価が高く、同社は販売開始から2カ月で販売台数は1000万台を超えそうだとの見通しを示している。次の「iPhone(アイフォーン)」が年後半まで登場しないと予想され、ノキア(NOK1V.HE: 株価, 企業情報, レポート)やグーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)傘下のモトローラも市場の話題となるほどの製品を生み出していない、という絶好のタイミングでの市場投入になった形だ。
ガートナーのアナリスト、キャロリーナ・ミラネシ氏は「サムスンは、自社製品の力を信じていなかったからではなく、市場競争を過大視していたために、予想外の需要増に見舞われたのかもしれない。つまり、アイフォーンやHTC(2498.TW: 株価, 企業情報, レポート)の『ワンX』を別にすれば、今のところ市場に有力製品が存在せず、サムスンに追い風となったのだろう」と話した。
アナリストは、ギャラクシーS3の品不足が一時的な現象だとの見方をしている。バークレイズは、第2・四半期のギャラクシーS3の出荷台数見通しを800万台から650万台に引き下げたが、第3・四半期の見通しは100万台上方修正して1500万台とした。
サムスンは、部品不足は解消されつつあり需要の対応に全力を挙げていると表明。ロイターに対して電子メールで「単純に需要がわれわれの予想を大きく上回ったということだが、われわれが非常に慎重な予想をしていたという意味ではない」としている。
<アイフォーンと遜色なし>
サムスンは5月29日にギャラクシーS3の販売を欧州で開始したが、その後すぐに「ペブルブルー」モデルは供給が2─3週間遅れると示唆していた。販売開始直前に当時のサムスン電子の最高経営責任者(CEO)だったチェ・ジソン(崔志成)氏が、同モデルの裏面カバーのデザインが気に入らず、作り直しを命令したとされる。
同社は今月26日、この問題に関する販売の遅れはほんの一時的な出来事で収拾過程にあるとした上で、米国における供給不足状態は急速に正常化していると強調した。
ギャラクシーS3の販売が先週始まった米国では、スプリント・ネクステル(S.N: 株価, 企業情報, レポート)やAT&T(T.N: 株価, 企業情報, レポート)などが予約注文があった製品の受け渡しに苦戦している。スプリントはウェブサイトで、16ギガバイト(GB)と32GBのタイプはともに在庫切れであることを明らかにした。AT&Tの広報担当者は、製品の供給状況からみればこれから注文すると届くのは10日以内になると話した。
サムスンが、アップルのアイフォーンに対抗して最初のギャラクシーシリーズを販売したのは2年前で、当時のサムスンの世界のスマートフォン市場におけるシェアは10%を下回っていた。ところが今は、アップルを追い抜いてしまった。
CLSAのアナリスト、マット・エバンズ氏は「ギャラクシーS3がアイフォーンの一番ましな代替製品ではなく、アイフォーンと同じ地位を得つつあることが、次第に明らかになってきた」と指摘した。
(Miyoung Kim 記者)
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE85Q03D20120627?sp=true
ソニー株主総会で批判相次ぐ、社長は経営方針への理解求める
2012年 06月 27日 18:46
[東京 27日 ロイター] ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)の平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)は27日、東京都内で開いた定時株主総会で、デジタルカメラ、携帯端末、ゲームなどを強化する経営方針についてあらためて説明し、株主の理解を求めた。株主からは、具体性に欠けるとの批判が相次いだ。
同社は2012年3月期に4566億円の過去最大の最終赤字を計上。前CEOのハワード・ストリンガー氏は同日付で会長を外れるが、取締役会議長に就任することについても批判が相次いだ。これに対して平井社長は「ストリンガー氏には、経験を生かしてアドバイスとサポートをもらいたい」と応じた。
平井氏は4月12日に発表した経営方針に沿って、(1)デジタルカメラ、携帯端末、ゲーム事業の強化、(2)テレビ事業の再建、(3)新興国の事業拡大、(4)医療事業の育成、(5)事業ポートフォリオ見直し――の5分野に重点領域として取り組むと説明。株主からは「具体的でない」との批判があったほか、より詳細な説明を求める株主もいたが、平井社長は「危機感を持って仕事をしている」「ユーザーに喜んでもらえる組織に変えた」と答えるにとどめた。
オリンパス(7733.T: 株価, ニュース, レポート)に出資する可能性について問われたのに対しては、「コメントする段階ではない」と明言を避けた。不正会計問題で資本が目減りしたオリンパスは、ソニーのほか、パナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)、富士フイルムホールディングス(4901.T: 株価, ニュース, レポート)、テルモ(4543.T: 株価, ニュース, レポート)などと資本提携交渉を進めており、一部では、ソニーから500億円の資本を受け入れることで最終調整中と報道されている。
東京都内の会場に出席した株主は9303人(前年は8360人)で過去最高。同日午前10時から開かれ開催時間は103分(前年は145分)で前年より短かった。
(ロイターニュース 村井令二)
*脱字を補って再送します。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE85Q00S20120627
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