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6月の独ZEW景気期待指数が急低下、98年以降最大の落ち込み
2012年 06月 19日 21:45 JST
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[マンハイム(ドイツ) 19日 ロイター] ドイツの欧州経済センター(ZEW)が19日発表した6月の独景気期待指数はマイナス16.9となり、5月のプラス10.8から大幅に低下した。1998年10月以来最大の落ち込みとなった。
ロイターが42人のエコノミストに調査してまとめたコンセンサス予想のプラス4.0も大きく下回った。
現況指数は5月の44.1から33.2に低下した。
同指数は274人のアナリストや投資家を対象に、5月29日─6月18日に実施した調査を基にしている。
スペインの銀行セクターの問題やギリシャの議会再選挙の結果をめぐる不透明感が要因となったとみられる。
同指数の発表を受け、市場ではユーロが対米ドルで下落したほか、欧州株式相場も下げている。
キャピタル・エコノミクスのベン・メイ氏は「6月の独景気期待指数の低下は、ユーロ圏の景気減速が今やドイツにもかなり打撃を与えていることを示している。投資家の大半は今後半年で状況が悪化すると予想している」と指摘。
「さらに、現況指数もかなり大幅に低下し不透明感を高めた」とし「ドイツ経済活動に関するより信頼できる最近の指標がかなり弱い数字となるなか、今年のGDP伸び率は予想されている0.5%を下回り、2013年には最悪の状況になるとみている」と述べた。
ZEWのエコノミスト、ミヒャエル・シュローダー氏は「これほど大きく落ち込んだことは驚きに値する」とし、「これは単なる月ごとの変動ではない。そのように理解するには大きすぎる」と述べた。
同氏は、独景気期待指数の低下の背景には、輸出の落ち込み、および欧州・アジア地域の成長鈍化があったとの見方を示している。
ZEWのウォルフガング・フランツ所長は、「金融市場における有識者の予想は、年末までの独経済の楽観的過ぎる見通しに対する強い警告だ」と指摘。「ドイツとの貿易量が多い国の経済活動が大幅に低下するリスクは非常に明白だ」とし、ユーロ圏は「危険」な状況に置かれていると述べた。
ただ、前出のシュローダー氏は、「期待指数がマイナスになったことで、必ずしもマイナス成長に陥るとは限らない」とし、ドイツがリセッション(景気後退)に陥るとは予想していないと述べた。
一部エコノミストの間にも楽観的な見方が残っている。ベレンベルク銀行のクリスチャン・シュルツ氏は、「年末にかけてドイツ経済が再び上向き、ユーロ圏全体をリセッションから救い出すと予想している」としている。
ZEWは今回の景気期待指数の集計のために、274人のアナリストと投資家を対象に、5月29日から6月18日にかけて調査を実施。
17日のギリシャの議会再選挙で緊縮財政策の支持派が勝利を収めた後に寄せられた回答は約30件。ZEWのシュローダー氏は、これらの回答は再選挙前に寄せられた回答と比べて、若干良好だったに過ぎないとしている。
同氏はまた、欧州中央銀行(ECB)が向こう6カ月間で政策金利を引き下げるとの予想は若干増加したものの、依然として少数派であることも明らかにした。
*内容を追加して再送します。
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