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金融マフィア 日本をターゲット
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2012/6/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
ギリシャ与党勝利でも…「早くも限界」で市場混乱
世界の金融マーケットが制御不能に陥っている。17日のギリシャ総選挙で財政緊縮派の与党が勝利し、ギリシャのユーロ離脱はひとまず回避された。金融関係者の多くは、「最悪シナリオは消えた」と胸をなで下ろしている。
ところが平穏は半日と持たなかった。選挙後に世界で最初に開いた18日の東京株式市場こそ上昇したが、そこから先は地獄相場の様相を見せ始めたのだ。ユーロ各国の株式市場は見るも無残に下落していき、財政難が叫ばれるスペインの国債利回り(10年物)は危険水域とされる7%台に再び突入。ユーロ相場は急落し、ロンドン市場では一時1ユーロ=90円台を付けた。
「ギリシャ与党の勝利が、本当に世界経済にとってプラスだったかは分からない。反緊縮財政派が主導権を握れば、瞬間的には大混乱したでしょうが、欧州危機は終結に向け前進した可能性があった。しかし与党勝利がもたらしたのは『変化なし』です。選挙前となにも変わらない。今後もダラダラとした危機が続くことになったのです」(市場関係者)
第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏も警鐘を鳴らす。
「ギリシャの選挙後も、円高リスクは継続しています。危機がスペイン、イタリアと連鎖していくなかで、ユーロ安・円高は一段と進むことになるでしょう。金融市場でリスク回避が加速すれば、安全資産といわれる円が買われます。つまりさらなる円高です」
◆ドイツは高笑い
日本がハイパー円高に苦悩する一方、高笑いしているのがドイツだ。株式評論家の倉多慎之助氏が言う。
「BMWやフォルクスワーゲンなどドイツの輸出企業は、ユーロ安の恩恵を受け空前の好決算に沸いています。そのドイツ企業と日本メーカーは、中国をはじめとする世界市場でしのぎを削っています。ユーロ危機が長引くことで、ユーロ安も続く。円高が長期化する日本企業に勝ち目はありません」
ユーロ危機がダラダラと続き、市場が乱高下すれば、金融市場で暗躍する格付け会社やヘッジファンドは稼ぐチャンスが増大する。この先も危機をあおるのは明白だ。
「欧米がユーロ危機の火の粉を必死に振り払おうとしているときに、日本政府は消費税増税に血眼。日本は金融マフィアの格好のターゲットです」(市場関係者)
ギリシャ危機のババを引かされるのは、日本ということだ。
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