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“軽”優遇税制見直しの布石か「超小型車」ガイドラインの波紋
http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/586.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 6 月 19 日 10:50:29: EVQc6rJP..8E.
 

http://diamond.jp/articles/-/20229

 6月4日、国土交通省がまとめた「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」を受けて、自動車業界では波紋が広がっている。

 この指針では、超小型モビリティ(超小型車)を、1〜2人乗り程度、自動車よりコンパクト、優れた環境性能と定義付けているのだが、寸法、走行性能、衝突安全性能といった明確な車両基準が設定されているわけではない。

 業界では、「新カテゴリーの追加で自動車市場が活性化する」(自動車メーカー首脳)と期待を寄せる声が多いが、自動車評論家の国沢光宏氏は「超小型車の指針は、軽自動車の優遇税制見直しの布石だ」と、歓迎ムードに懐疑的だ。

 どういうことか。いまや、軽自動車の安全・環境性能レベルは高く、200万円の軽自動車というのもザラだ。エンジン排気量、車体の制約を除けば、普通自動車などの登録車と遜色ない軽自動車が増加し、税負担の格差を合理的に説明することが難しくなっている。軽自動車のシェア拡大と新車販売台数の鈍化が響き、2011年度の自動車関係諸税は約7.8兆円、5年前と比較して約1.4兆円の減収となった。

 そこで、関係省庁は、軽自動車よりも小さい「超小型車」の車両基準を明確化する過程で、軽自動車の基準を修正する(つまり、軽自動車の優遇税制を見直す)のではないか、とみられているのだ。軽自動車と登録車との税制の歪みを調整することは、結果的に、自動車関係諸税の増額にもなる。

 国交省が超小型車の指針をぶち上げた以上、このカテゴリーに税制優遇・補助金といった“アメ”が与えられることは確実。その分、“ムチ”として軽自動車の優遇政策は後退することになろう。

 目下のところ、超小型車参入に最も積極的なのは日産自動車だ。指針では、超小型車の定義が漠然としていたにもかかわらず、具体的な製品化を前提とした実証実験が進行中だ。

 6月28日、横浜みなとみらい地区では、事前に国土交通大臣の認定を受けた「日産ニューモビリティコンセプト」が“公道”を走ることになっている。実は、グループの仏ルノーが欧州で発売した小型電気自動車(EV)「トゥイジー(6990ユーロ、約69万円)」と同車種で、「EVの新提案として超小型車を据えたいカルロス・ゴーン社長が意欲的だった」(国交省幹部)。軽自動車の税制優遇に批判的な立場とされてきたトヨタ自動車もまた、日産と同様に積極的に製品投入を行うだろう。

 一方で、超小型車の誕生を手放しで喜べないのは、軽自動車に注力しているダイハツ工業とスズキの両雄、そしてホンダだ。軽自動車の牙城を崩したいメーカーと死守せんとするメーカー、関係省庁の思惑も絡み、超小型車の誕生までにはまだ紆余曲折がありそうだ。


★参考記事
国産高級車は、トヨタ=レクサス だけが生き残るだろう。
http://blog.livedoor.jp/sky7777777777/archives/51986206.html

「ホンダは最高級セダン「レジェンド」と高級セダン「インスパイア」の生産を、近く中止することを明らかにした。国内では高級セダン市場が縮小し、低燃費の軽自動車や小型車、ハイブリッド車に人気が集中しているため、売れ筋の車種に集中する。」

 昔は、トヨタ、日産、三菱、マツダ、ホンダ・・と国産車で高級車は軒を並べていたもんだが、次第に撤退を繰り返し、マツダ=アンフィニは早々に撤退、あれだけ売れに売れた三菱デアマンテ、デボネア、スポーツカーのスタリオン、GTOもどこかに行ってしまった。ゴーン体制で完全復帰をイメージさせる日産でさえ、御料車プリンス・ロイヤルの撤退、プレジデントの撤退に加え、かつてシーマ現象とまで言われ大ヒットした歴代シーマ、高級車の定番だったセドリック・グロリアの廃番と惨憺たる状況なのだ。最近、日産はシーマを復活させたなんて言ってたので、さっそく試乗したんですが、「ガックリ」の一言。ストレッチを少々長めにしただけのフーガハイブリッドだった。何せコストカットしか興味のないカルロス・ゴーンのことだから、やりかねないとは思ったんだけけれど、やっぱり恥じらいもなくやってしまった。恐らく、日本人ならあんな恥ずかしいクルマを「新型シーマ」で出さないだろう。恥も外聞もない外人ならではってワケなんだろう。既に廃番にしてしまった前シーマの内装を変えただけで、「プレジデント」のネームで900万円なんて売り出した瞬間から嫌な悪寒がしたものだ。これは「ヤバイ」とね。いや、「ヤバ過ぎる。」 こんなインチキデタラメがあっていいのか。「何ちゅーハズカシイもん作ってくれるんだ。この恥知らず!」といってやりたいくらいに恥ずかしい。日産って日本のメーカーじゃないよね。ルノーだね。フランスの会社なんだ・・といえば、納得だ。カルロス・ゴーンよ。かつて、私はあんたが就任した時には期待して潰れるかわからない日産社債を発行した時に喜んで引き受けてやったんだ。その恩を忘れるな。「ヤバイ」と思ったが、私はフーガハイブリッドと同じ新型シーマを試乗してやったんだ。あれ1995年あたりに開発されたXVL用に開発されたFR=Lプラットフォームが流用されているんだ。つまり、XVL=スカイラインV35 で使われた古い時代遅れなプラットフォームを流用してストレッチを限界まで拡大してシーマ=フーガ・ハイブリッド・ロングとしてるだけ。それを900万円で売るなよ。そんな原価の安いものを。もはや、グローバル化で企業活動に国境なんて存在しないのだから、日産本社は最も法人税の安い国に移動するのが合理的。日産はルノーを合併してシンガポールか香港に移転すべきだ。シンガポールか香港企業で中国企業になればいいと思う。会社名は日産はやめて、「中産」ってどうかな。また、米国仕様のクルマはすべて米国本社で企画生産する。現地メーカー名は「米産」で頑張ってください。日本企業の顔してこんな原価の安いへんちょこりんクルマ売っては、一人で役員報酬10億円なんてやめてね。日本では恥ずかしいです。シンガポールか香港の会社になってから50億円でも100億円でもいいからね。日産は日本から消えてちょうだい。ホンダはFRのプラットフォームがないだけで、もう高級車を作る資格がありません。レジェンドでへんちょこりんな4WDで誤魔化そうとしましたが、私はきっちり試乗しましたけど、ぜんぜんダメです。試乗して、その場で「ホンダさんは高級車作ってもどうせ永遠に売れませんので撤退ですね」って予言してやったんですが、その通りになりました。もう、日本ではトヨタ=レクサスが最高。世界一です。アメ車、英車論外です。仏車永遠に競争不可能。かろじて独社くらい。でも、政治力なしでは競争できませんね。
 

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コメント
 
01. 2012年6月19日 16:09:37 : SuHVWfSgk2
軽自動車のあり方について、海外メーカーから非関税障壁だと以前から批判されている。当方の知っている限りでも1970年代の日米欧自動車貿易摩擦時代からだ。この軽自動車だが、戦後間もない時期に維持費の安い「半人前の自動車」として規格が制定されたようだ。維持費を安くするために税金、保険料を政策的に安くして、免許も普通免許ではなく、二輪車の延長線上で取得できる簡易な「軽免許」が設定された。また車庫証明の取得も不要で、車検も免除されていた。

1954年10月の規格改定で、全長3メートル、全幅1.3メートル、全高2メートル、エンジン排気量360ccと決められたが、この大きさでは2人乗りの貨物車しか作れないだろうと考えられていた。実際、この頃の軽自動車はダイハツ・ミゼット号や三菱レオ号と言った、オート三輪であった。個人商店で、市場から店まで商品を運ぶのに使っていた。ところが、これを一変させたのが富士重工が1958年に発売したスバル360であった。

富士重工は前身の中島飛行機の技術陣が、これまで2人しか乗れないとされていた技術の殻を打ち破り、4人乗りの乗用車を軽自動車の規格内で完成させたのである。しかも最高速度は85km/hも出た。軽自動車制度が儲けられた当時、想定されていない製品を完成させたのである。このスバル360は政策的に設定された維持費の安さをフルに活用し、爆発的に売れた。このスバル360の成功に触発されて、同業他社も軽乗用車に次々と進出した。三菱は軽三輪とスクーターが好調だったが、敢えて撤退して軽四輪に転換した。

1967年に前輪駆動のホンダN360が発売された。同業他社が排気ガスの臭い2サイクルエンジンを搭載していたのに対し、バイクで実績のある4サイクルエンジンを搭載して人気爆発。長くベストセラーを続けたスバル360が、バタッと売れなくなった。このホンダN360の画期的なところは、前輪駆動を採用していたことである。これにより時期尚早で売れなかったが、ミニバン軽自動車の先駆たるステップバンを派生車種として出した。現在の軽自動車のトレンドは、この頃既に登場していたのである。

軽自動車は、もともと「半人前の自動車」として出発したのである。そのため税金も保険も半分。免許も簡単に取れ、車検も車庫証明もいらない。一人前の自動車が4人乗れるとしたら、半人前なら2人しか乗れないのが当然だ。しかし軽自動車制度は続いていった。1976年に排気ガス規制に適合することを目的にエンジンが550ccになった。車体も大きくされた。そのあと、1990年に660ccになっている。あの時のことは良く覚えている。消費税の導入で物品税が廃止されたが、軽自動車の物品税は登録車より安く設定されていたのが、優位性がなくなるとスズキの鈴木修社長が政治的圧力をかけた。軽自動車検査協会などの天下り機関も、彼に同調して政府に揺さぶりをかけた。このため、政府は軽自動車の存続のために妥協した。これが規格拡大である。これにより、軽自動車の居住性が1,000ccクラスとほぼ同じになり、軽自動車税の安さを武器に売れ続けた。軽免許は1970年代で廃止され、車検も導入されたが、軽自動車制度はなくならなかった。

1998年に自動車の衝突安全基準が強化されることとなり、軽自動車の規格拡大が再び議論されるようになった。スズキの鈴木会長は、全長3.5メートル、全幅1.5メートル、排気量800ccを主張した。しかし、今度は政府も黙っていなかった。警察庁は、全幅1.5メートルは道路占有面積が大きく、ここまで何度も規格改定で大きくなった軽自動車は、もはや軽自動車ではないとして絶対認めないと言い出した。このため、安全基準と道路占有面積の両立を図るべく、1.48メートルで妥協したと言うのが真相である。これで軽自動車は国際水準の安全性が得られたのであろうか。答えはノーである。

日本の軽自動車で、欧州安全基準に適合するのは三菱自動車のアイしかない。このアイは電気自動車版アイ・ミーブがあることは有名だが、フランスのPSAプジョー・シトロエンにOEM供給され、プジョー・イオンとシトロエンC-Zeroの名称でEU域内で販売されている。もちろん、三菱自動車もi-MiEVの名称で欧州に輸出している。このアイだが、当初は1,000ccクラスで開発されていたようだ。当時、同社を支配していたダイムラーが、軽自動車の必要性を認めず、仕方なく1,000ccとして開発した。ダイムラーが撤退したことで、全幅を狭めて軽自動車規格に収めて発売したようだ。この1,000cc時代の車体だが、北米向けのi-MiEVとして日の目を見た。

軽自動車制度は今後、どうなっていくのであろうか。当方が思うに、軽自動車制度の熱心な庇護者としてスズキの鈴木会長が相当な高齢であり、彼が引退した時が軽自動車制度の終焉を迎える時ではないかと予想している。完全に一人前の自動車になっている現在の軽自動車は、決して本来の軽自動車ではない。国土交通省はガラパゴス規格になっている日本の自動車社会を将来、転換させるべく、新たな研究を進めている。現在、日本の自動車ナンバープレートは欧州諸国のように横長ではないが、これを欧州規格に改めようと考えている。国際的な基準認証に改めようとしているのだ。いずれ、これは実施されるだろう。その時には現在の軽自動車制度は消滅しているに違いない。


02. 2012年6月19日 17:00:44 : YfXJ8YCQgU

メーカーが苦労してよい物を開発し売れ出すと、政治と行政が頭を抑え足をすくう。

ビールのバカ高い税金を払わずに済むように発泡酒を開発し、売れ出したら増税しやがった。

実用品としてならバカデカイクルマは不要。 むしろ軽自動車で充分だ。 狭い道路に狭い駐車場、アメ車なんぞ使い物にならん、むしろ軽自動車規格を世界に広めるぐらいの事をやってみろ。


03. 2012年6月19日 17:03:49 : YfXJ8YCQgU

スピードの異なる車両を混在して走らせるな! 危なくてしょうがない。


04. 2012年6月19日 20:06:57 : fLiZeobF9M
これはTPPのための布石だな。
アメリカの要望通りに軽自動車をなくそうとしている。
日本の官僚はどこまでアメリカの犬なのか?

05. 2012年6月21日 11:38:51 : p9B89YgNYw
日米構造協議

06. 2012年11月02日 19:51:29 : 2gh2FoWIu2
新たに軽中規格を作るボデイ長さ、幅、高さUP排気量800〜1000ccUPで作って下さい。高速道路、自動車税、保険等安価にして下さい。

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