http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/541.html
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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M5LMUA6KLVR401.html
６月14日（ブルームバーグ）：ドイツのメルケル首相は14日、欧州金融危機への即効薬として提案されている債務の共有化などを拒否。ドイツ単独で世界経済を救うことはできないとし、20カ国・地域（Ｇ20）の協力が必要と訴えた。
同首相はベルリンの連邦議会（下院）で演説し、債務危機とその収束に向けたドイツの役割が、来週メキシコで開催される20カ国・地域（Ｇ20）首脳会議の「中心的」な議題となるとの考えを示した。ドイツはその力を「欧州の結束に寄与するため」、また通貨ユーロと世界経済のために使うが、「容易そうに見える」解決策には逆効果となるリスクがあり反対だと言明した。
同首相は「世界がドイツを見つめている」とした上で、「しかし、ドイツの力が無限大でないこともわわれは知っている。欧州一の経済大国としての責任は我が国の力を信頼できる使い方で示すことだ。それによって欧州のために最大限、役に立つことができる」と語った。
メルケル首相は危機の解決策を見つけるのは超人的な仕事だと述べ、18、19両日のＧ20会議での各国首脳らとの舌戦に向けた布石を敷いた。欧州各国が一歩ずつ「政治的統合」を受け入れ、その過程で国家の権限の一部を移譲することが必要だと説明した。
17日にはギリシャのユーロ離脱か残留かの決定につながる選挙が行われる。スペインによる最大1000億ユーロの銀行支援要請も市場の沈静化にはつながらず、混乱は米経済にも悪影響を与えているとオバマ米大統領は苦言を呈している。ガイトナー米財務長官は13日、欧州当局者らが「一層多くのことを実行する必要が生じると認識している」とし、Ｇ20は世界が「欧州から次の計画を聞く機会だ」と述べていた。
**矛先を米国と日本に
メルケル首相はこのような圧力に対抗し、米国と日本にも債務圧縮を迫るとともに、中国や他の新興国・地域には為替相場の柔軟化を求めた。赤字によって成長を促す「誘惑に抵抗しなければならない」と論じた。
「世界経済が病んでいる理由は本当のところ、ユーロ圏のみにあるのではない」と主張し、Ｇ20がメキシコで策定する共同行動計画で財政健全化を約束することが「不可欠だ」との考えを示した。
●1930年代の変型版という様相・・・内向き！全体主義的な思想が支持を得てくる！
http://blog.goo.ne.jp/msi021112/e/1ec97439ab1de67ecac75e4eeff3bc74
さてスペイン国債が本日7%をヒットした。一定のモメンタムを持ったゆえに、今回の動きでどうしても7%は突破せずには落ち着かぬという相場の動き。週明けのＧ20に向け何らかの対応策を求めるような動きがさらに続きそうだ。マーケットの過剰反応が現状をますます悪化させるという“マネーの暴走”。投機的攻撃の自己達成・・という流れ。
本日の午前は、スペインとイタリア両首脳の追い込まれた上での発言を伝えるニュースに目が留まった。ご覧になった方も多かろうが、ここまでの強い縛りを何とか実行した上での現在の窮地に「何らかの支援を！」という訴えというところ。いずれもブルームバーグ。
「スペインのラホイ首相は周辺諸国の国債購入を拒んでいる中央銀行と『闘う』と宣言した。欧州連合（ＥＵ）指導者らに宛てた書簡を公開し、財政難の周辺国の国債を購入するよう欧州中央銀行（ＥＣＢ）に求めたことを明らかにした。マドリードの議会で13日、『われわれはこの闘いを欧州に対して仕掛けなければならない。私は闘う』と語った」。
こういう形でＥＣＢがハイ、ソーデスカと動くわけはないが、どこかで手を打たないと時間の経過とともに解決にかかわるコストは跳ね上がりつつある。早晩ＥＣＢが出ざるを得まいと思って見ているのだが、これとて“Pain killer , Not Cure”であって、落ち着いた間に財政統一的な動きを取らねば、すぐに賞味期限が来てしまう。そういえば結局ドラギ・マジック「ＬＴＲＯ」も半年の効力だったというのが、本日のスペイン10年債7%台乗せという理解になろう。
イタリアのモンティ首相の「欧州は『正念場』にあると発言。財政緊縮策が各国の資金調達コストを安定させるのを待つ時間はＥＵにはないはずだとして、経済成長を促す措置が必要だと訴えた」というのも同じ。
昨日、今日と国債の入札を実施しているイタリアだが、調達金利の上昇にモンティ首相も音を上げたということ。格付け会社もかかる事態に格下げに走るが、事態追認のように映るものの、これは業務の性格上止むなしということだろう。
それにしても、こうした事態を続けているうちに、内向きの政策を唱える全体主義的な思想が支持を得てくると、いよいよもって政治がもたなくなりそうだ。いくつかの点で1930年代の変型判みたいな様相。歴史的教訓がそれを避けるのだろうが。米国での財政論議しかり。
週末に向け風雲急を告げてきた。その割に比較的静かなのは、慢性疾患ゆえか。。かかる環境で余裕資金で金の現物を持っている人は売らんでしょ。それでも先物市場では追加緩和期待がプレミアムとして乗っているのは否めない。
（参考記事）
★独国債「安全神話」に変化の兆しか、ＣＤＳスプレッド拡大続くhttp://jp.reuters.com/article/jpeconomy/idJPTYE85D02G20120614
［東京 １４日 ロイター］ ドイツのクレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）の拡大が続いている。欧州債務危機の影響で財政負担が増加するとの警戒感が高まっているためだ。これまで日本のＣＤＳよりも低かったが、逆転現象が常態化しつつある。
欧州の「アンカー」として期待は大きいが、ギリシャやポルトガルからスペイン、イタリアと経済大国に債務問題が広がるなかで、ドイツの負担懸念も徐々に強まっている。１４日の東京市場はイベントを控えて薄商いであり、リスクオンの動きは依然乏しい。
＜ドイツ国債の「安全神話」に変化の兆しか＞
マークイットのＣＤＳスプレッドデータによると、５年物の日本のソブリン（ドル建て）とドイツのソブリン（ドル建て）は６月初旬に逆転した。
足元の財政状況が健全だとしても、不安にかられたマーケットが国債を売り始めれば、金利が上昇して資金調達コストが膨らみ、財政懸念をさらに強めるという悪循環に陥る。資金力に余裕があるドイツでも大国全てを支えるのは難しいとの懸念がＣＤＳに反映され始めている。
これまで「安全資産」としてマネーが流入してきたドイツ国債でも金利が上昇。
ドイツもユーロ債務危機に巻き込まれてきたとの見方が、ＣＤＳに反映されているのだろう。ただ現時点ではドイツの資金力を脅かすほどではない。欧州問題は長期でみれば、ドイツがアンカーとなって解決できるとみている。ただそれには、ドイツ国民が犠牲になってもいいと覚悟を決める必要があり、リーマンショックのような大きなショックが必要かもしれない」と述べている。（抜粋）
★【テクニカル分析】金相場、７月までに５％上昇か−二番底で http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M5L3YX6KLVR401.html
６月14日（ブルームバーグ）：金相場が「二番底」を打った後、７月までに５％上昇する可能性があるとの見方が、 米商品ブローカー、インフィニティ・トレーディングのテクニカル分析で示された。
インフィニティのフェイン・シェーファー社長は、金相場が５月16日に１オンス当たり1529.30ドル、30日に1532.10ドルに下落した後、1700ドルに上昇する可能性があるとみている。二番底は相場が下落後いったん反発し、再び同水準近くまで下げるチャートパターンを指し、通常、相場を支持するとされている。金相場は31日以降、終値ベースで20日移動平均線を上回っており、もう一つの「強気シグナル」だとシェーファー氏は指摘する。
シェーファー氏はオレゴン州メドフォードからの電話インタビューで「金相場は上昇トレンドにあるようだ。力強さを示している」と述べた。
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