http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/539.html
Tweet |
日本は5年以内に財政破綻の公算も、長期金利80%・ドル500円−藤巻氏
6月15日(ブルームバーグ):著名投資家ジョージ・ソロス氏の投資アドバイザーを務めた経歴を持つフジマキ・ジャパンの藤巻健史社長は、日本の財政が5年以内に破綻する可能性があると指摘した上で、機軸通貨であるドルを中心に先進国通貨建ての資産に分散投資をすべきだと提言した。
藤巻氏は14日のブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、「消費税の引き上げをしても焼け石に水。財政破綻の時期が多少遅れるだけで危機は脱しない」とし、財政黒字化には消費税は27%程度が必要との見解を表明。その上で、「破綻がいつ起きるか分からないが確率は高いと思う。3年先に起きるかもしれない。今のままでは5年は持たないだろう」と説明した。
財政破綻を誘発するきっかけについては、「現在、ぎりぎりで国債を買い支えている。金利が少しでも上昇すればすぐ破綻する。こするだけでも、そよ風でも破裂する可能性がある」と述べた。その場合、「ロシアが財政破綻した時は金利が80%ぐらいまで上昇したことを考慮すれば、80%で止まらないかもしれない」と懸念を示した。
国債・借入金・国庫短期証券を合わせた国の債務残高は今年度末に1085兆5072億円に達する見込み。政府は消費税率を10%に引き上げても、2020年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化できないと試算している。
また、藤巻氏は、現在の円と国債のバブルが崩壊した場合、長期金利が急騰し、1ドル=400−500円程度まで円安が進む可能性があるとの見方を示した。「政府の累積赤字がここまで大きくなったら危機を脱する道はない。財政破綻するか、紙幣を印刷してハイパーインフレになるしかない」と警告。「円の価値はなくなり、大暴落することになる。ドルを中心に、豪ドル、カナダ・ドル、英ポンド、スイス・フランなど先進国通貨建ての資産に投資してリスクをヘッジすべき」だと述べた。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 Yumi Ikeda 池田祐美 yikeda4@bloomberg.net;東京 Mariko Ishikawa mishikawa9@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保 義人 Yoshito Okubo yokubo1@bloomberg.net東京 Rocky Swift rswift5@bloomberg.net
更新日時: 2012/06/15 09:30 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M5LQ0R0D9L3501.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。