http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/532.html
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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M5JP5E6KLVRG01.html
6月13日(ブルームバーグ):ギリシャがユーロ圏を離脱するかどうか知りたい人々にとって、ヘッジファンド・マネジャーのイアソン・マノロプロス氏が執筆した「Greece’s ‘Odious’ Debt(仮題=ギリシャの憎むべき債務)」は一読の価値がある。
新民主主義党(ND)のサマラス党首は再総選挙を控えて、同国がユーロ圏を離脱すれば、所得と銀行預金、不動産の価値が数日以内に半分以下に下がり、食料品価格が急騰するという暗い見通しを描く。この予想は正確なのだろうか。
★マノロプロス氏は「ギリシャは既に部分的に旧通貨ドラクマに戻りつつある」と指摘。民間セクターでは「通貨価値の切り下げがある程度実現している。賃金が35%前後下がり、税金が上がった結果、可処分所得は半分以下に減った。家賃も35−40%下落した」と分析する。
ドロメウス・キャピタル・グループで新興市場投資を手掛けるマノロプロス氏は、ギリシャがユーロ圏に加わるのはどだい無理な話だったと主張する。同氏は電話取材で、
★「民間セクターは既にドラクマの領域で動いているが、政府部門はそうではない。総支出は増え続けている。賃金と年金の勘定がなお増加しているとすれば、どこが緊縮策なのだろう」と批判した。
**チェ・ゲバラでない
マノロプロス氏によれば、NDと全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は「われわれに投票しなければ、破局が来る」というカードを切ってきたが、国民はこれに飽き飽きしている。
世論調査では、急進左派連合(SYRIZA)がかなりの差をつけて勝利する見通しで、ツィプラス党首が自らを首班とする政府を発足させる可能性がある。
同氏は「欧州連合(EU)は『ツィプラス党首が選挙公約を守るかどうか様子を見る』だろう。彼はチェ・ゲバラ(キューバ革命の指導者)ではないから、私はそうするとは思わない」と話した。
(プレスリー氏はブルームバーグ・ニュースの芸術・娯楽部門向けに記事を執筆しています。この書評の内容は同氏自身の見解です)
原題:Greek Hedge Manager Says Drachma Is Back as Wages Plunge:Books(抜粋)
●ギリシャのキャッシュリザーブは7月半ばまで−急進左派連合
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M5KSNE6TTDSG01.html
6月13日(ブルームバーグ):ギリシャの急進左派連合は13日、同国のキャッシュリザーブが7月半ばまでもつだけあることを明らかにした。同国暫定政権のザニアス財務相らから説明を受けたという。
また、6月1−10日の税収は予算目標を上回った。同党が電子メールの声明で明らかにした。
●銀行国有化を提案=ギリシャ急進左派連合
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2012-06-12T171224Z_1_TJE85B01J_RTROPTT_0_JT8149428-GREECE-LEFT.html
【アテネ 12日 ロイター】 ギリシャ急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首は、17日に実施される再選挙後に挙国一致内閣を樹立することを求める提案を退け、選挙に勝利した場合には国内銀行セクターを国有化する考えを示した。
ツィプラス党首は記者会見で「再選挙で勝利した場合、議決権付普通株で銀行の資本増強を迅速に行う」と表明し、「われわれはこれを銀行システムの社会主義化と呼び、預金者が安全と感じられるよう銀行システムを公的管理下に置く」と述べた。
●ギリシャ問題は17日で終わらない懸念、日米中銀会合に期待も
http://jp.reuters.com/article/jpeconomy/idJPTYE85C02V20120613
SYRIZAが勝利しても、すぐにユーロ離脱ということにはならないとみられている。「ドラクマへの移行は時間がかかる。そのほかいろいろな準備が必要であり、最低でも2年は必要ではないか」(準大手証券ストラテジスト)という。各国はギリシャのユーロ離脱に備えた準備を進めており、ギリシャ単独での影響はそれほど大きくならない可能性がある。
市場が懸念するのは「ドミノシナリオ」だ。ユーロ離脱がギリシャにとどまらず、ポルトガル、スペイン、イタリアと連鎖するのではないかとの不安が広がれば、「リスクオフが一気に加速する可能性がある」(国内証券投資情報部)という。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資情報部長の藤戸則弘氏は「SYRIZAが勝利し、ユーロ離脱の可能性が高まれば、次はどこかと不安が連鎖する。連鎖を断ち切るためには欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の資金枠を一気に1兆ユーロまで倍増するとか、『カネ』を市場に見せる必要があろう」と指摘。ギリシャ選挙が終わっても市場の不安は消えないとの見方を示している。(抜粋)
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