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(La maison de négoce japonaise Marubeni s'offre le courtier en grain américain Gavilon : RFI)
http://www.rfi.fr/emission/20120531-maison-negoce-japonaise-marubeni-s-offre-le-courtier-grain-americain-gavilon
2012年5月31日火曜日
日本商社・丸紅が奮発し、米穀物商社ガビロン社を買収する
記者 クレール・ファージュ
REUTERS/Yuriko Nakao
この日本商社の狙いは、北米の穀倉地帯を、成長の最中にあるアジア市場につなぐことだ。
丸紅は、現在、日本の商社、つまり、あの有名な「総合商社」の5位に過ぎない。しかし、同社は間もなく、世界の巨大穀物商社の一つ、米国・カーギル社と競うようになるかも知れない。米国の穀物商社3位・ガビロン社を買収することにより、世界の穀倉地帯である北米で、日本は並はずれた穀物の生産・貯蔵能力を手に入れる−丸紅がもともと保有していた2000万トンの能力に、ガビロン社の3000万トンが加わるのだ。そして、この日本商社の販路はきちんと見つかっている。アジア。これは、丸紅がもともと持っていた販売網のおかげだ。エジプトを優に超える、2500万トンの世界最大の穀物輸入国・日本への供給が確保されるのは言うまでもない。それだけでなく、非常に有望な穀物市場・中国にも丸紅は販路を持つ。中国は既に、5800万トンの世界最大の油糧種子輸入国だが、トウモロコシの輸入も(百万トン単位で)急増を始めた。しかも、丸紅は、中国の穀物備蓄を管理する国営企業・シノグレインと契約を交わし、中国大陸で先手を打っていた!
丸紅はすでに多くの負債を抱えており、ガビロン社はこの日本企業にとって高い買い物だろう。しかし、これは1次産品市場に見合う規模を取得するために、支払わなければならないお金だ。市場には、小さな業者の居場所はもはやあまり残っていない。ほぼ10年ごとに発生する、食糧の大きな変動によって追い出されるのだ。また、これは、鉱業・エネルギー・ビールなどの業界で、この1年余り盛んな、日本企業による海外攻勢の新たな表れでもある。日本の国内市場が息切れを始めて以降、彼らは別の収入源を探さねばならなくなっている。さらに、ドルに対して円が強く、彼らは現在、この海外投資への新たな渇望を満たすことができている。アメリカでの別の冒険から20年。あの時の冒険は失敗に終わった。複合企業・三菱による、ニューヨークのロックフェラー・センター買収だった。
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(投稿者より)
RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。
記事は、丸紅による米穀物商社・ガビロン社の買収(阿修羅♪投稿文)(SankeiBiz記事)を論評したものです。
丸紅が穀物メジャーの一角に食い込むということ、そして、これが円高を利用して海外企業の買収を進める日本企業の動きの1つであることを、記事は伝えています。「円高だ、きつい、苦しい」と言いながらも、したたかに活動する日本企業の姿を、記者は見ています。ちょっと古い記事ですが、日本の食糧が米国の穀物メジャーに牛耳られていた時代との、1つの区切りを感じました。
「食糧の大きな変動」("les fortes fluctuations des denrées")、気候など自然が要因となる不作なのか、それとも、投機などのために価格が荒れるのか、よくわかりません。
三菱地所によるロックフェラー・センター買収、あれは一体何だったのでしょう?バブルに浮かれていた、と言ってしまえばそれまでですが、今から見れば、彼らの掌の上で踊らされていたようにも思えます。
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