http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/444.html
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http://markethack.net/archives/51823358.html
ウォールストリート・ジャーナルによるとドイツがユーロボンドの発行に向けて、いよいよ重い腰を上げたようです。
但し、その条件として課税、政府予算策定、経済構造改革などに関して、EUの機関を通じてより大きな発言権、ないしは拘束力を持つことをシグナルしているようです。
今回のドイツからのシグナルは、ドイツが初めてユーロボンド発行に対して前向きの姿勢を示したという意味で画期的な出来事ですし、マーケットに対してインパクトを持つと思います。
6月28・29日に予定されている次のEUサミットでドイツはヨーロッパの危機収拾のグランド・プラン(grand plan)に関して、よりリーダーシップ的な立場を取りたいと表明しています。
“Bottom line of it all: the game is on.”
「早い話、バトルが始まったということだ」
(EU高官談話、WSJ)
●ユーロ上昇、財政統合強化めぐる期待で=NY市場
http://jp.reuters.com/article/jp_eurocrisis/idJPTYE85306X20120604
[ニューヨーク 4日 ロイター] 4日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが上昇し、ドル・円に対して安値水準から値を戻した。欧州当局がユーロ圏の財政統合強化を模索するとの期待が広がるなか、投資家の間でユーロに対する弱気姿勢が和らいだ。
対主要通貨でのユーロの売り越しが過去最高を更新、反発しやすい状況となるなか、フランスと欧州委員会はこの日、常設の救済基金となる欧州安定メカニズム(ESM)を経営難に直面する銀行の支援に活用することを支持する意向を表明、これがユーロの支えとなった。
投資家は6日に開かれる欧州中央銀行(ECB)理事会に注目しており、一部予想外の利下げに備える動きもみられるという。(抜粋)
●「ユーロ圏共同債は大虐殺への罪滅ぼし」―元独連銀理事(戦争責任と経済危機対応を結びつける荒唐無稽な議論と批判)
http://www.asahi.com/international/update/0524/TKY201205240141.html
元ドイツ連邦銀行理事が、フランスのオランド大統領が導入を主張しているユーロ圏共同債(ユーロボンド)を、第2次大戦とホロコースト(ユダヤ人大虐殺)をドイツに償わせようとする構想だとして批判し、ドイツ国内で議論を呼んでいる。
2010年に独連銀理事を辞任したザラツィン氏が22日に出版した著書「欧州はユーロを必要としない」で、「ドイツでユーロボンドに賛成する人間は、我々の金をすべて欧州の手に渡したときに初めてホロコーストと世界大戦への罪滅ぼしがなされたと考える、非常にドイツ的な反応に駆られている」と書いた。
戦争責任と経済危機対応を結びつける荒唐無稽な議論への批判が多いが、ドイツの信用を主な支えにユーロ圏全体が借金をするユーロボンド構想に対して、他国を救済するためにドイツばかりが負担を強いられているという感情的な不満が広がっていることを反映しているとも言えそうだ。
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