http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/381.html
Tweet |
ギリシャよ 頼むからユーロ離脱を決めてくれ!
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5919.html
2012/5/29 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
日本経済にとってはプラスばかり
ギリシャのユーロ離脱は日本経済にとってプラスだ――。そんな指摘が市場で聞かれるようになってきた。野田首相をはじめ先進国の首脳たちは危機の封じ込めに必死だが、マーケットは冷静だ。
「ギリシャのGDPは約20兆円で、埼玉県と同程度です。そもそも世界中の首脳が大騒ぎするほどの規模ではありません。ギリシャがユーロを放棄し旧通貨のドラクマに戻したところで大した影響はないのです」(株式評論家の倉多慎之助氏)
それなのに世界中が危機をあおっているのは、そうすると、トクをする国があるからだ。米国はEU危機をあおることで自国の景気失速から目をそむけさせることができる。ドイツやフランスはユーロ安によって好景気を謳歌できる。ヘッジファンドなどの金融マフィアは市場を混乱させて大儲けをたくらむ。その中で、日本だけがカヤの外なのだ。
ギリシャ危機は09年秋に始まった。欧米の主要国は財政悪化国のポルトガルやイタリア、スペインにも危機を波及させ、ユーロ崩壊をあおった。しかし「オオカミ少年」も2年以上続くと、効果は途切れる。市場は各国の魂胆を見抜き、ギリシャのユーロ離脱をすでに織り込み「最終決着を望んでいる状態」(市場関係者)なのである。経済評論家の杉村富生氏も言う。
「ギリシャのユーロ離脱は市場にとってサプライズではなくなりました。離脱が決まれば、瞬間的には大混乱をきたすでしょうが、不透明感が払拭されることで健全な相場に戻ります」
ドイツのBMWやフォルクスワーゲン、シーメンスなど輸出企業はユーロ安によって記録的な好決算に沸いたが、それも終わる。財政危機のギリシャがユーロを離脱することで、市場はユーロ高に向かうからだ。
「裏返せば円安ですから日本の輸出産業にはチャンスです。この2年間、独企業はユーロ安を武器に中国や米国など世界の主要市場で稼ぎまくった。代わって日本の輸出企業に活気が出てくれば、国内景気は回復に向かい、株価も上向くでしょう」(倉多慎之助氏=前出)
日本はギリシャのユーロ離脱を大歓迎すべきだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。