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株式市場ガク然 スカイツリー開業効果ゼロ
http://gendai.net/articles/view/syakai/136756
2012年5月26日 日刊ゲンダイ
関連銘柄が次々と安値更新
バカ騒ぎの東京スカイツリーだが、株式市場への開業効果はゼロだった。運営母体の東武鉄道はオープン当日の22日こそ3円高とまあまあだったが、それ以降は下落続き。しかも24日、25日と2日連続で年初来安値を更新した。
オープン前は、関連銘柄として最寄り駅に乗り入れる京成電鉄や、「東京スカイツリータウン」内の商業施設「東京ソラマチ」に出店する企業がもてはやされた。ところが25日は、関連銘柄のドトール・日レスやダスキン、セガサミーHDはそろって年初来安値をつけた。
株式評論家の倉多慎之助氏はこう見る。
「高額チケットの影響でしょう。天望回廊までの料金は大人が3500円、小学生でも1900円かかります。親子4人で1万円を超えます。チケット代に1万円を取られては、周辺のレストランで食事する余裕はありません。デフレ時代にそぐわない料金設定が原因です」
スカイツリータウンは、年間の来場者数を3200万人とはじいた。東京ディズニーリゾートを上回る規模だが、そこで金を使ってくれるかどうか。
「スカイツリーは見るだけで十分という人が大勢いるでしょう。近くには浅草という観光地もあります。浅草まで足を延ばせば、低価格でも十二分に楽しめる飲食店がそろっています。金はそっちに落とすのです」(倉多慎之助氏=前出)
関連株の低迷から見えてくるのは、スカイツリーの戦略ミスか。
【低迷中の関連銘柄】
◇社名/22日株価/25日株価
◆東武鉄道/389/378
◆京成電鉄/621/618
◆ドトール・日レス/1,011/980
◆ダスキン/1,481/1,453
◆セガサミー/1,412/1,360
◆サマンサタバサ/53,800/51,100
◆コニカミノルタ/604/583
◆マツモトキヨシ/1,739/1
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