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欧州危機が追い風 恐怖のドラクマゲドンで大儲け!?
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2012/5/26 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
ギリシャのユーロ離脱
◆日本にもある関連企業
世界の首脳たちがギリシャのユーロ離脱を公然と語り出している。先日行われたEUの首脳会議では、各国がギリシャ離脱を想定した「緊急時対応策」をまとめることで合意した。ギリシャの旧通貨「ドラクマ」復活も現実味を増している。
「市場では、世界最後の日を意味する『アルマゲドン』をもじった『ドラクマゲドン』という呼び方が聞かれるようになってきました」(マーケットアナリストの藤本直之氏)
ドラクマゲドンで世界経済は恐慌入りすると警告する専門家は大勢いる。だが一方で、ドラクマ復活が「大儲け」に結びつく会社もある。紙幣印刷会社が代表格だ。
英国の「デ・ラ・ルー」社は世界150カ国の紙幣を印刷している。過去にドラクマを印刷した実績があることから、株価はここ1カ月間で約10%も上昇した。英デ社と取引のある小森コーポレーション(本社・東京墨田区)の株価も上昇傾向だ。
経済評論家の杉村富生氏はこう言う。
「面白いデータがあります。00年以降、株価の上昇率トップはメキシコです。そしてロシア、韓国、タイと続きます。これらの国は例外なく通貨危機を経験しています。自国通貨の価値が暴落し、輸出産業が伸びた。その結果、株価も上昇したのです。ギリシャもドラクマに戻せば、ユーロ時代に比べ10分の1程度まで価値が目減りするかもしれません。一時は大混乱に陥るでしょうが、ギリシャの輸出産業は潤います」
自国の通貨安は観光客を呼び込める。
「外国人は安い価格で首都アテネを堪能できることになります。エイチ・アイ・エスや近ツーなど旅行会社には追い風でしょう」(株式アナリストの櫻井英明氏)
ドラクマ復活は、ギリシャ内の銀行ATMや鉄道の券売機、スーパーのレジスターなどの変更を強いる。関連ビジネスはウハウハだ。東芝はレジスターの世界最大手、オムロンや沖電気は鉄道関連に強みを持つ。貨幣処理が得意分野の日本金銭機械(本社・大阪市)は欧米市場に強い。
「ユーロ離脱がイタリアやスペインにおよぶと、関連ビジネスの需要はさらに急増します」(市場関係者)
恐怖のドラクマゲドンを待ちわびる業界はワンサカあるのだ。
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