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日本国債を格下げしたフイッチは野田の回し者か
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2012/5/24 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「なぜ今?」の怒号
それにしても不思議なのは、なぜフイッチがこのタイミングで日本国債の格付けを引き下げたのかだ。これに市場は怒りを爆発させている。
フイッチによれば、「日本国債の発行に歯止めがかからず、信用維持のリスクが高まっている」とのこと。だが、そんなことは以前から指摘されてきた。何を今さらだ。
あるマーケット関係者は、「フイッチは欧州寄りの格付け会社だといわれます。だとすると、ユーロ危機から目をそらす作戦かもしれない」と言う。
実はもうひとつ、見逃せない見方がある。フイッチは、「日本の財政健全化計画の遂行には政治リスクが伴う」とも指摘した。意味するところは「消費税増税を実現させろ」だ。
「野田政権が消費税増税を実現させるために格付け会社を利用したという陰謀説がささやかれています。日本は外圧に弱い。フイッチを使って国民を納得させようという姑息な手段です。米国も消費税増税は大歓迎。日本の税収が増えれば、その分、米国債を買う余力が生まれるからです」(金融関係者)
野田政権は米国の言いなり。フイッチは「夏までに消費増税法案が成立しない場合、格付けに悪影響を及ぼす」とまで言い放っている。陰謀説が真実だとしたら、本当に日本国民はもてあそばれている。
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