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フィッチが日本国債を「A+」に格下げ、見通し「ネガティブ」
2012年 5月 22日 18:29 JST
格付け会社フィッチ・レーティングスは22日、日本の外貨建ておよび自国通貨建て長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「A+」に引き下げた。従来はそれぞれ「AA」と「AA-」だった。見通しはともに「ネガティブ」。
Bloomberg
アジア太平洋ソブリン債担当責任者のアンドルー・コルクホーン氏は「日本の公的債務レシオは高水準にあり、かつ上昇しており、ソブリン債のリスクは増大している。格下げ、およびネガティブの見通しは、こうしたことを反映している」と述べた。
その上で「日本の財政再建計画は、財政難に直面している他の高所得国と比べても悠長にみえる。計画の実施もまた、政治リスクに左右される」と述べた。
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http://jp.wsj.com/Finance-Markets/node_446803?mod=WSJFeatures
日本の格付け「A+」に引き下げ、債務圧縮遅さ指摘−フィッチ
5月22日(ブルームバーグ):格付け会社フィッチ・レーティングスは日本のソブリン信用格付けを引き下げた。公的債務圧縮に向けた進展の遅さを指摘した。
フィッチは日本の長期格付けを「A+」に引き下げた。見通しはネガティブ(弱含み)。自国通貨建ては「AA−」から1段階、外貨建ては「AA」から2段階引き下げた。日本の公的債務比率の高水準および上昇傾向によるソブリン信用力へのリスク増大を指摘した。
政府は1月に、2020会計年度までに財政収支を均衡させる目標について、提案されている消費税引き上げが実現しても達成が難しいとの見通しを示していた。アール・ビー・エス証券の西岡純子チーフエコノミストは、日本の政治と、財政健全化の歩みの遅さに対する警鐘だと指摘した。現在の膠着した政情では消費税引き上げ法案の通過がおぼつかないと述べた。
フィッチのアジア太平洋地域ソブリン・チーム責任者、アンドルー・カフーン氏は「日本の財政健全化計画は、困難な財政状況にある他の高所得国と比較しても切迫感に欠けると思われるうえに、計画の遂行には政治リスクが伴う」と指摘した。
フィッチの「A+」は最上級から5番目。ムーディーズ・インベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は日本を最上級から4番目に格付けしている。S&Pは現在格付けを見直し中。
安住淳財務相は記者団に、格付けについてコメントしたくないと述べた上で、政府は財政健全化に向けた税制・社会保障制度見直しを推進すると付け加えた。
経済協力開発機構(OECD)はこの日公表した報告で、消費税引き上げが日本の最優先課題であり、財政の均衡を図り、公的債務を削減することが不可欠だと指摘した。野田内閣は、消費税率を「2014年4月に8%、15年10月に10%」へと2段階で引き上げることを目指している。
財務省幹部は格下げについて、日本は財政再建ちゃんとやるべきだとのメッセージと受け取るべきだと述べた。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 氏兼敬子 kujikane@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Paul Panckhurst ppanckhurst@bloomberg.net
更新日時: 2012/05/22 22:20 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M4F4HT6JIJV401.html
フィッチ、日本をA+に格下げ:識者はこうみる
2012年 05月 22日 20:21
[東京 22日 ロイター] フィッチ・レーティングスは、日本の長期外貨および自国通貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を、それぞれAAおよびAAマイナスからAプラスに引き下げた。見通しはネガティブ。
日本の上限をAAAからAAプラスに引き下げた。短期外貨建てIDRはF1プラスを確認した。
市場関係者の見方は以下の通り。
●円安反応は持続せず
<モルガン・スタンレー(ロンドン)欧州為替戦略部門、イアン・スタンナード代表>
市場は当初、円安に反応したが、これが持続するとは思わない。円は引き続き強いだろう。
日本国債市場で外国勢の参加は少なく、為替市場にフローの点で大きく影響する可能性は低い。日本の投資家は相対利回りに非常に敏感だ。利回り格差の動きがあれば、日本へのリパトリのフローになる可能性がある。日本の投資家にとって、海外ではなく国内投資が魅力的になるだろう。
このような低利回り環境では、投資決定の変更をうながすような動きにはならない。
●財政・政治状況から意外感なし
<三菱東京UFJ銀行(ロンドン)欧州為替リサーチ部門代表、デレク・ハルペニー氏>
政治的な不作為や比較的弱い成長、消費税引き上げをめぐる動きや財政見通しからみて、格下げに意外感はない。
円はやや売られたが、これまでも日本の格下げによる円売りは持続しなかった。過去の例からみても、一段の円売りは買いの好機となるとみられる。
現在は明日の欧州連合(EU)非公式首脳会議を控えて小康状態だが、欧州情勢の悪化により円は上昇する可能性がある。
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE84L05F20120522?sp=true
OECD:日本は消費税引き上げ方針の堅持を
5月22日(ブルームバーグ):経済協力開発機構(OECD)は22日、加盟国経済のリポートを公表し、日本については2014年から消費税率を段階的に引き上げるとの政府方針を堅持すべきだと述べた。
OECDは、日本の公的債務は国内総生産(GDP)比で来年は223%へ上昇するとの見通しを示し、日本の財政が一段と未知の領域へ入ると指摘。政府が進める10%への消費税率引き上げは、日本の最優先課題であり、財政の均衡を図り、公的債務を削減することが不可欠だとしている。
野田内閣は、消費税率を「2014年4月に8%、15年10月に10%」へと2段階で引き上げることを目指している。法案成立へ向け、衆院の社会保障と税の一体改革特別委員会で審議が行われているが、野党が「公約違反」とする一方、与党内にも反対論がある。
記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net;Paul Panckhurst ppanckhurst@bloomberg.net
更新日時: 2012/05/22 17:00 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M4ESCJ6K50XZ01.html
#想定通りということ
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