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>ユーロ建ての借金は実質2倍になる。
なんかよくわからん。
ユーロ建ての預金は強制的にドラクマに替えさせられるのに
ユーロ建ての借金はユーロのままなの!?
そんなアホな。
ギリシャの銀行が大儲けするだけじゃ・・・
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ギリシャがユーロ圏から追い出される日は近づいている?(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qaworld/20120518-OYT8T00788.htm
その可能性が強まってきたのは確かだね。総選挙で連立政権ができず、やり直し選挙を6月17日に行う。国が破産しかねない中で、政治家の方針が決まらないのだから、国民に「もうユーロ圏から追い出される」という予測が強まるのは当然。一斉に銀行へ走り、3日間で日本円にして1500億円の預金が引き出されたという。
もとの通貨ドラクマに戻ったとしたら、物価が50%安くなる。物価安で外国人観光客が戻るので、基幹産業の観光業界が息を吹き返すだろうね。でも、輸入品は高くなるし、ユーロ建ての借金は実質2倍になる。旧通貨ドラクマの価値がどこまで落ちるかわからないので、みんなユーロで預金を引き出そうとしているわけだ。
米プリンストン大学アンドリュー・モラフチーク教授の試算では、もし通貨がユーロからドラクマへ転換した場合、銀行や企業倒産等が続発し、日本円でほぼ日本政府の年間予算に等しい80兆円の損失が想定されるという。もちろん世界と日本経済にも影響するよね。危機打開には、その道を選ぶか、それとも、ユーロ圏の大国ドイツがいま以上にギリシャ負債の面倒を見るか、そのいずれしかない、というんだね。ユーロ圏の成立で一番得をしてきたのがドイツなのだから、面倒を見るべきだというのが教授の意見。
それでも、この危機を教訓に、欧州中央銀行のあり方や、財政と金融政策の同調性を強めるなど改革を怠らなければ、欧州連合(EU)の将来は決して暗くはないといっている。さて、当面は厳しい日々が続くね、世界経済にも。
(調査研究本部 池村 俊郎)
(2012年5月18日 読売新聞)
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