http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/242.html
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http://blogos.com/article/39269/?axis=g:2
マーケットは、いよいよ臨戦態勢に入ってきました。
といいますのは、金価格が下落しており、ドルが上昇しています。
2008年9月の金融危機の前後も、7月から10月まで、1000ドルから700ドルまで約30%も調整しています。
今回、昨年の夏に1900ドルで高値
をつけ、現在1570ドルですから、約18%調整しています。
金価格は、1520前後にあるサポート線まで下落しており、一方ドルインデックスは、81.5の抵抗線まで上昇しています。
しばらくは、この金の支持線とドルの抵抗線近辺でうろうろしそうですね。
しかしながら、ギリシャの混乱が、いよいよ、本格的に「やばい」と市場が思えば、それぞれブレークして、金は更なる下落を、また、ドルは、さらに上昇すると思われます。
それ以外に警戒すべきは、銀行のCDSでしょうか。
ギリシャのおかげで、そして、JPMのおかげで、ワイドニングしてきています。
スペインとイタリアの主要銀行+MSが400bps以上まで上昇していますね(先頭集団)。
その次が仏銀で、GS、野村と続きます。
ただ、昨年の9月から11月ほど、ひどくないのも事実です。
理由は、LTROにあるのでしょうね。
もう1つ注目しておきたいのが、期待インフレ率ですね。
ここでは、米5年国債と米5年インフレ連動債の差を見てみます。
4月以降、明らかにトレンドが変化しています。
過去はQE1、QE2、ツイストオペと、期待インフレ率が低下するたびに、量的緩和を行ってきました。
今回は、まだ、絶対水準は高いのですが、下向きになってきています。
これは、要注意です。
単純ですが、デフレ圧力が増しているということです。
金価格も上がらないわけですね。
逆に言えばQE3は射程圏内に近づきつつあると言うことでしょう。
●ギリシャで売られ、米国FOMCで買われ(リスク回避、現金確保の噂のメッキが剥げた金売り・・)
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2012/1195.html
昨晩の国際金価格は、ギリシャ不安で売り込まれ、一時1520ドル台にまで突っ込んだが、米国住宅着工件数と米国鉱工業生産が市場予測を上回ったことで市場の警戒感が和らぎ、その時点ではリスク回避傾向が後退し、1550ドル台まで急反騰した。先物空売りの買戻しも同時進行。
しかし、その後、ECBが資本不足に陥っているギリシャの銀行を相手先とした資金供給を停止とのロイター電が伝わり、再びギリシャ不安で1530ドル台まで反落。そこでNY金先物取引所は引けたのだが、その直後、FOMC議事録が公開され、前回の会合では「QE3=追加的金融緩和」積極派は増えていたことが判明するや、1540ドル台にまで反騰した。
結局1520ドル台から1550ドル台のレンジでのジェットコースター相場になったのだが、総じて、欧州関連材料で売られ、米国関連材料で買われる展開。
ユーロ安(=ドル高)で売られ、ドル安で買われ、ともいえようか。
さすがにここまで下がると、ダラダラ下げ続けるという地合いではなくなった。
筆者の方針として、日々の相場を細かく見ることは避けているのだが(木を見て森を見ずの過ちに陥りがちゆえ)、今の金市場は下値模索の重要なポイントにあるので、今朝は敢えて仔細を綴った。
引いてみれば、かなり安値圏で揉みあったという印象だ。
特に1520ドル台はアッという間に買われた。
リスク回避の売りとか、現金確保の売りとか囃されても、そもそも売るべきものを大量に抱えているわけではない。在庫は圧縮。リスク管理強化で買い持ちポジションも大きくは取れない。
それでも、NY市場では昨年の市場最高値から下げ幅が20%を超えたことで、“bear market territory” (弱気相場突入)という観測もしきりに流れる。
筆者の見方は1520ドル台まで来ると、強気に転じている。
さて、ブルームバーグに“Toshima & Associates ”として機関投資家向けページを開設した。最近は機関投資家の勉強会も多いので、そこで聞かれる質問などを想定して、情報を発信してゆく。ブルームバーグ・コードはGLDである。(2012・5・17)
★亀井幸一郎氏:現物を買った投資家が方向転換した金売りではない実需の堅さが
http://blog.goo.ne.jp/msi021112/e/a51a28518810059c912f1b16bf8cf65c(抜粋)
・・セミナーなどで一貫して話しているように、このところの急落は、先物市場主導つまりファンドの機械的取引の出入りでもたらされているもの。ここまで現物を買った投資家が方向転換し売って下げているのであれば、これは需給の根底が変わっているわけで、大いに悲観する必要があるが、そうでないなら嵐が過ぎるのを待つのみ。1−3月期は既に過去のデータということだが、それでも溶け出すように現物が売られていないということはわかった。・・実需は生きているわけだ。
●NY金:続伸、1週間ぶり高値−米追加緩和の観測で
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M48GXP6K50XU01.html
5月18日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は続伸。1週間ぶりの高値となった。米金融当局が追加の刺激措置を発表するとの観測から、インフレヘッジとしての金の需要が膨らんだ。
前日は5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナスに転じたことをきっかけに、追加緩和観測が広がり、金は2.5%高と昨年10月以来の大幅上昇となった。前日以前は年初来の上昇分を帳消しにし、弱気相場入りしていた。欧州債務危機の深刻化で、ドルが上昇したことが背景にある。米連邦公開市場委員会(FOMC)は2008年以降、政策金利を過去最低水準に据え置いており、2度にわたる量的緩和(QE)で住宅ローン担保証券や国債など2兆3000億ドル相当を購入した。
RJオブライアン・アンド・アソシエーツのシニア商品ブローカー、フィル・ストライブル氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、「何らかの緩和措置に対する期待で、相場は活気づいている」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前日比1.1%高の1オンス=1591.90ドルで終了。一時は1597.50ドルと、10日以来の高値を付けた。
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