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ギリシャ、どうやら再選挙となるようです。
残念ながら、パプリアス大統領の仲介は不調に終わりました。
これで6月17日(たぶん)が再選挙の日になりそうですが、ここで、ギリシャがどちらへ進むか決まりますね。
7月には、資金が尽きるようですから、時間的には、ギリギリの線です。
自らもっとも悲惨な道を選ぶのか、国民や政治家の選択にかかっています。
追い詰められないと正しい選択が出来ないのが欧州です。
私の欧州(大陸)の方と付き合って感じた欧州人の特徴を書いてみます。
欧州の人は、かなり、自己主張が強いです。
他人の意見などに耳を貸しません。
自分の意見が正しいとか間違っているとかは、あまり問題ではありません。
主張しないこと、自分の考えを発言しないことが、「悪」なのです。
自分の意見が間違いだということがわかっても、日本人のように「すいませんでした」と謝ることは、まず、ありません。
そうしないと、多くの国の中で生き延びていくことなんて出来ません。
その歴史的な会議がウィーン会議です。
あの有名な「会議は踊る、されど進まず」と言われた会議です。
とりあえず、(相手の意見はともかく)自分の言いたいことを言うのが文化と言ってもいいです。
だから、なかなか、決まるものも決まりません。
最近のユーロ圏の会議も深夜まで延々10時間とか行いますが、17カ国が、それぞれ主張するので、それだけで時間を食いますね。
だから、結論なんて、なかなか出ませんね。
今回のギリシャもギリギリまで自らの主張をするのでしょう。
緊縮財政反対が間違いであっても、最初は主張するのです。
しかし、時間が経てば、間違いには気づきますから、何事もなかったように、意見を変えることもあります。
そうなることを期待して、再選挙の結果を待ちます。
が、まだ、1ヶ月もありますね。
マーケットは、昨年の11月のような状況をしばらく続けるのでしょう。
EUやIMF、ユーロ各国にとっては、ギリシャのユーロ離脱は、負の影響が大きすぎる(もしくは、読みきれない部分が多い)ので、何とか離脱を回避するように、トロイカは、様々な条件緩和を出してくると思います。
マーケットは、妙な均衡状態の中にいるかもしれません。
最後に、最新の世論調査(ラス社)が発表されましたので、主要な内容を書いておきます。
なんと、54%が緊縮策を支持という結果になっています。
逆に、財政破綻になろうとも緊縮策を拒否という(自滅型?)は38%です。
また、政党支持率は、急進左派連合の支持率は20.5%、新民主主義党は19.4%、全ギリシャ社会主義運動は11.8%となっています。
再選挙については、現段階での連立を望んでいるのが3分の2、残り3分の1は再選挙を望んでいるようです。
また、80%は、ユーロ圏にとどまることを希望しています。
面白いことに、39%は、連立交渉の行き詰まりの原因は、急進左派連合のツィプラス党首にあるとしています。
何となくですが、ちょっと、まともな調査結果になってきましたね。
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