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今更ながら給食費未納問題 そして日本人の倫理感の低下 について
2012年05月14日 08:30
今更ながらこんな記事を発見した。
給食費未納家庭 教育扶助おりると親がパチンコに使う例も
「教育扶助を受けているにもかかわらず、給食費や教材費を払わない親御さんもいた。扶助がおりると親が飲み食いやパチンコに使ってしまうようなので、家庭訪問の時に、お子さんのためにも学校振り込みにしてもらえませんかと切り出した。
そうしたらお父さんが突然キレました。教材や体操着を投げつけてきて、“こんなもん頼んでもいないのに勝手に買わせやがって”と怒鳴られて、本当に殺されるんじゃないかと思いました。学校側とも相談して、そのご家庭には、もう給食費のことは触れないことになりました」
ということらしい。こういう話を捉えて日本人の倫理感の低下を叫ぶ人は多い。まあ、昔からおかしな家・おかしな親っていうのは居たのは間違いないと 思うのは僕だけだろうか。昔に比べれば、子供の頃は豊かな環境で育ってきた一方で自分達の今の生活は苦しいというあたりが、自分の娯楽>子供の教育と考え てしまう親が増えている原因かもしれない。そうであるならば、ある一面では仕方ないところはあるだろう。
同様のことは、国民年金を支払わない。NHKが嫌いだからNHKの受信料を払いません。などと言ったところにも表れているのかもしれない。
その一方でそういったネタを面白おかしくマスコミが取り上げている。で、しっかり取り立てろと騒いだり、日本人の倫理感が低下していると意味不明に嘆いたり、最近の若者は・・・と言って溜飲を下げたりしている。
ところで、給食費未納者ってのはそんなに多いのだろうか。ぱっとインターネットで検索してみると全国レベルのものはなかったが、札幌市のデータがあった。
http://livedoor.blogimg.jp/clj2010/imgs/4/5/4535ca0c.png
http://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/kyushoku/minou.htmlより
このグラフにあるように平成元年の0.7%台から1.4%台に増えたというのが現状。全国的にも未納者が1%を超えたというような記事を昔目にしたのを記憶している。としたら、一学年に一人か二人程度の児童が給食費を未納というのが現実といえるだろう。
しかも、上の札幌市の事例だと平成元年でも0.7%程度の児童が未納だったという。経済環境がそれよりも悪化していることを考えるとこれが2倍程度に増えるのはそれほど問題ではなさそうだと感じるのは僕だけだろうか?
皆さんの身の回りはどうだろうか?団塊の世代くらいの人だと?子供を学校に行かせるのはいやだとか言っていた親も昔は居たとも聞くし、もっとメチャクチャな人もいたのではないだろうか?それほどに日本人もモラルが低下したのだろうか?
一方でこんなグラフもある。
http://livedoor.blogimg.jp/clj2010/imgs/f/7/f7ccc0bf.gif
http://www.garbagenews.net/archives/1086665.htmlより
物価水準を考慮した後の給食費の推移である。ここ20年ほどは値上がりを続けているのがわかる。一方で、格差の広がりなどが言われているのにだ。最近の学校給食は妙に贅沢だなどとも言われるが。。。。
一方で給食費がドンドン値上がりする。格差はそうは言っても拡大している。そりゃあ、未納も多少は増えるだろう。で、未納が増えたら(未納するよう な親はよほど経済的に困っているか、おかしな親に決まっている)、そういった親に対する取立てを教師が行う。何かがおかしいと思うのは僕だけだろうか?
小口の数千円の債権を取り立てるのに教師が無駄に時間を使ってストレスをためるのは何か間違えていると考えるのは僕だけだろうか?
そんなことをするなら、給食費なんて全部税金でまかなえばいいだろう。
まあ、どっちでもいいけど、こんなくだらない話で「日本人の倫理感ガー」と叫ぶのはどうかしているだろう。。。。
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http://blog.livedoor.jp/clj2010/archives/65714770.html
幸福の値段とはいくらだろうか?
幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?
タイトルの帯がまずいいではないか。以下の質問を手に取った人は投げかけられる。
なぜ
結婚は2500万円もの価値があるのか?
子供をもつと不幸になるのだろうか?
宝くじが当たってから幸せを感じるまでに2年もかかるのだろうか?
愛する人の死は時が忘れさせてくれるのに、通勤時間の苦痛はいつまでたっても消えないのだろうか?
なぜなぜ?多くの人が知りたいと思うだろう。いや、え、そうなの?とその内容にまず驚くかもしれない。
これらの疑問に本書は答えてくれるわけではない。上記の事実を統計的に証明した研究を簡単に紹介している。そして、筆者なりの仮説も立てている。が、そこ から先はみなさんがなぜそうなのだろうか?と想像力を膨らますことができる。理論的に、身の回りの事実から、あるいはみなさんが知っているほかの研究の結 果などから。自分なりになぜそうなのだろうか?と本書を読みながら考えてほしい。
他にもいろんな面白い事実が紹介される。
人間は絶対的に豊かになってもあまり喜びを感じず他人との比較で幸福を感じる生き物であること。
男の人生で幸せなのは最初の離婚のときである。
などなどである。
飲み会その他で披露する雑学・小ネタとしても大いに使えるだろう。
今、 先進国の経済はどこも多いに停滞している。そして国家の破綻がささやかれる国も多い。そんな時代に我々はどうやって生きていくべきなのだろうか?これまで は経済成長が当たり前の時代に我々は生きてきた。そしてその果実を多くの人に配分することで、いわゆる弱者と言われる人々もそれなりに豊かな生活ができた はずだ。
でも、これからもそのモデルが通用するとは限らない。多くの若者の価値観がそんな中で自然に変わってきているようにも思える。
本当の幸せとは何か?それは金銭で買えるものなのか?人間にとっての本当の幸せとは何か?
を考える上で科学的な事実を積み上げてくれる本書は非常にためになるだろう。
ぜひ一人でも多くの人に読んでいただきたい一冊である。
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