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・・経営者側が求めている人材を考えてみましょう。
経営者が従業員に求めるものは何でしょう?
ズバリ、それは「忠誠心」です。
このことは、まるで一昔前の話のように聞こえるかもしれません。しかし、経営者というものは、信頼、信用のおける人間だけは最後まで残しておきたいと考えます。それは、単なる人情といった次元の話ではありません。
特に国家破産となれば、職場環境も悪化し、当然給与はカットされ、辞めた人の分の仕事もこなさなければならなくなるでしょう。そのような状況では、社員の志気もさがり、不平不満が大きくなります。
「いつでもこんな会社を辞めてやる」と考える者もでてくるのも不思議ではありません。
また、自分は優秀だとのぼせ上がっていて、経営者に突き上げてくる者がでてくることは想像に難くありません。
経営者は、好きこのんでリストラしようとしているのではありません。(勿論全ての経営者がそうだとは限りませんが)
会社を存続させるために、社員から恨みを買おうともリストラを断行しようとしているのです。そんな経営者がもっともリストラしたくないのは、こんな人物です。
どんな仕事が苦しくても、あるいは月給が安かろうが、不平不満を言わず、さらには仕事をさせてくれること自体に「感謝」をしてくれる人です。(決して、おべんちゃらを言うというようなたぐいではありません)
こうして二心なく自分についてきてくれる人間に、経営者は心が救われのです。
たとえ能力が秀でていなくとも、裏切るようなことをせず最後まで忠誠心を持っている人材に対しては、手厚くしたいと思うものなのです。
他の人材を切り捨てて、単に忠誠心のあるだけの人材を最後まで残すことで会社がもつのでしょうか、と疑問を持つ人もいるでしょう。
しかし、そのような逆境の時こそ経営者自らが底力を発揮する時なのです。元々一人で始めた事業者、創業者であれば、スタート地点に立ち返ることになります。
その時、忠誠心を持つ人が最強の人材なのです。
その時、経営者は、最後まで残ってくれた社員に対し、最高の恩返しをすることになります。
経営者にとって、逆境こそが「人材」が「人財」に変わる瞬間なのです。
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