http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/130.html
Tweet |
http://japanese.ruvr.ru/2012_05_10/chuugoku-no-kakudai-ni-jouho-wo-yoginakusareru-beikoku/
「中国は米国金融市場における拡張を開始した」
今回史上初めて、米連邦準備制度が中国工商銀行による米国のバンク・オブ・イースト・アジアの買収を承認したことを、ロシアの専門家らはこのようにコメントした。このほか、米連邦準備制度はシカゴに中国銀行の、ニューヨークに中国農業銀行の支店をそれぞれ開設する許可を与えた。
ロシア銀行協会のガレギン・トスニャン会長は現在、世界1の経済大国の座を勝ち取ろうと米国を張り合う中国は今回、強い手に出たとして次のように語る。
「こうした中国の拡張は遠いところに目標を据えたものだ。こんにち世界制覇がなされる手段は武器の力ではなく、経済力だ。金融分野に入ることで中国は、他の手段によって米国市場での自分の場所と影響力を確保するよりずっと、米国のプロセスにかなり大きな影響を講じることができる。これは中国がアフリカ、アジア、欧州へどう出て行くかということにも関係してくる。」
世界金融恐慌によって米国は柔軟性を発揮せざるを得なくなっている。米国は、中国が持つ巨大な金外貨準備高のような世界にかける強力な金融のてこを使った圧力に、すでに対抗できなくなっている。これについてコンサルティング会社ネオコンのミハイル・ハジン社長は次のように語る。
「中国は大量のドルを準備外貨として抱えている。これは米国の輸出と関係してくるものだ。米国は大型の資本を獲得しようとする中国をこれ以上拒むことはできない。そうでなければ中国は米国の国債を買わなくなってしまうだろうからだ。そうなれば米国予算にも、金融システムにも計り知れない打撃となる。」
この帰結は中国石油化工股份有限公司が先日、米国市場に上場したことでも裏づけられる。同社は4月末、米国のエネルギー会社デヴォンの抱える5つのプロジェクトでシェアを獲得したばかり。これに先立ち、同社はカナダの石油市場でも22億ドル分のシェアを獲得している。こうした市場はつい最近まで中国資本には全くアクセス手段のなかったものだった。
●中国工商銀、銀行持ち株会社に=初の米銀買収―FRBが承認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000063-jij-int
時事通信 5月10日(木)13時1分配信
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は9日、中国最大の国有銀行、中国工商銀行や中国投資(CIC)など中国の金融3社による米銀買収と銀行持ち株会社の設立を認めたと発表した。米メディアによると、中国の国有銀行による米リテール銀行(個人向け預貯金業務が主体)の買収が認められたのは初めてという。
FRBによると、3社は共同で、東亜銀行(香港)米国法人の議決権株式の80%を買収する。同法人はニューヨークやカリフォルニアに13支店を展開し、リテール事業を行っている。承認に際しては中国の監督当局とも協議。国際資本基準など規則の履行状況についても審査した。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。