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金融危機再突入! 5月17日大暴落パニック相場が襲来か
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2012/5/10 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
米ムーディーズが欧州114行を一斉「格下げ」へ
マーケットが極端に緊迫している。フランス大統領選やギリシャ総選挙の結果を受け株価は下落し、きのう(9日)は一時9000円割れまであと21円20銭まで迫った。
市場関係者は「9000円割れを覚悟しなければならない」と顔をゆがめた。
だが、9000円割れは大暴落の入り口に過ぎない。来週にもリーマン・ショックを超えるようなパニック相場に襲われる恐れがあるのだ。
「米大手格付け会社のムーディーズが欧州114行、米国17行の格付けを一斉に引き下げると伝わっています。これが引き金となり、世界の株式市場は大暴落に見舞われる恐れが高い」(市場関係者)
マーケット関係者の多くは「来週の後半が危ない。17日あたりか」と口を揃える。
仏や独の大手銀行や、米バンカメ、シティ、ゴールドマン、JPモルガン・チェースなどが一斉格下げされるかもしれないのだ。
米モルガン・スタンレーはムーディーズを牽制し、「格下げされた場合、追加の担保差し入れなどで最大72億ドル(約5760億円)の負担が生じる」とコメントを発表した。もし、格下げされたら大変な事態が起きるぞ、という脅しだ。しかし欧州危機が深刻化するなか、格付け会社が金融機関の言いなりになるわけがない。そもそも“勝手格付け”だ。格付け会社の影響力を見せつけるためにも「格下げは避けられない」(市場関係者)。
株式評論家の黒岩泰氏はこう言う。
「金融機関の信用失墜で、世界中で取り付け騒ぎが起きる危険があります。リーマン・ショック時のように資金の流れが止まり、世界金融はパニックになる」
想像を絶する大暴落が襲来するのだ。株式アナリストの櫻井英明氏が言う。
「来週16日に世界的な株式投資の指標といわれる『MSCI』の銘柄入れ替えがあります。日本株の組み入れ数が減少すれば、日本の株価は下落します。ムーディーズの一斉格下げが重なると、日本はダブルショックに襲われます」
そうなったら株価暴落に歯止めがきかなくなる。
「平均株価は7000円を割り込む。一気に戦後最安値を更新しても驚きはしない」(黒岩泰氏)
未曽有のパニック相場の到来だ。恐怖の1週間がもうすぐ始まる。
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